
こんにちは、いまだ家族を介護中のユウコ姉です。
介護の合間のわずかな時間、ココロのスキマを大切にしましょうね。

ある意味、キョーレツな映画だった
【ハムネット】について
『ハムレット』のセリフを聞いて、初めて泣いた。
劇中劇の形で『ハムレット』の舞台シーンが最後にあるのだけど、セリフの一つひとつが胸に響いて涙が出ました。
今までシェークスピアといえば、有名なセリフを追うだけで、仰々しい言葉が耳を素通りする感じだったのに、『ハムレット』はこうして書き上げられたのか!?と思うと、苦しいほどに感動しました。
それだけで、この映画の価値がおわかりでしょう。
当時はどちらで発音しても、同じ意味だったそうです。
この映画は創作ですが、ハムネットと名付けた長男が早逝し、その悲哀をぶつけた戯曲が『ハムレット』という設定。
シェークスピアは多くの戯曲を残していますが、本人の資料は少なくて誕生日すらはっきりしないらしい。
だから余計に、後世の人々の想像をかきたてるのでしょうね。
概要&受賞歴
『ハムネット』 Hamnet
- 製作年/2025年
- 製作国/イギリス
- 言語/英語
- 上映時間/126分
- 配給/パルコ
受賞歴
- 第98回アカデミー賞主演女優賞受賞
- 第83回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞、最優秀女優賞受賞
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督/クロエ・ジャオ…(作品)『ノマドランド』他
- 製作/リザ・マーシャル、サム・メンデス、スティーヴン・スピルバーグ他
- 原作/マギー・オファーレル
【キャスト】
- ジェシー・バックリー(アグネス)…森を愛する自由奔放な女性、ウィルの妻
- ポール・メスカル(ウィル・シェークスピア)…手袋職人の父に反抗し、作家をめざす
- ジャコビ・ジュープ(ハムネット)…父ウィルを尊敬し、役者を夢見る長男
- オリビア・ライン(ジュディス)…病弱なハムネットの双子の妹
子役がみんな良かったなぁ~。
素晴らしい演技でした!
あらすじ
イギリスの片田舎でラテン語教師をしながら創作に励むウィルは、ある日不思議な魅力を放つアグネスに出会い、恋に落ちます。
森と動物たちの声を聞き、独自の医術を施すアグネスは、周囲の反対を押し切ってウィルと結婚。
3人の子供に恵まれますが、末っ子ジュディスは身体が弱く、ペストに感染してしまいます。
が、ようやく作家として脚光を浴び始めたウィルはロンドンに行ったきり。
そして夫不在の家では、思いもかけぬ不幸が忍び寄り・・・。
【ハムネット】総評 ★★★★☆
主演のジェシー・バックリーがすごかった!
自由奔放な意志の強い女性という役柄ではあるけれど、彼女の喜びとか悲しみが、ストレートに伝わって心を揺さぶられました。
今までのシェークスピア物(戯曲も含めて)とは一味違った作品で、とても印象的です。
創作でありながら『ハムレット』誕生秘話が描かれているだけじゃなく、夫婦、家族の絆がベースになっていて見ごたえあり。
ただ。。。
内容がつらすぎて、もう観たくないかも。
一見の価値はありますよ。

配信元:バゴプラ
名セリフ&名場面(ネタバレ注意)
全体的に暗くて重苦しい映像です。
中世が舞台のイギリス映画って、たいていそんな感じだけど。
しかも、ヒロインが“森の魔女”と噂される女性で、予知夢を見たり、不思議な能力を持っています。
彼女の子供たちも、そんな力を受け継ぎました。
とりわけ長男ハムネットは、妹のそばに立つ死神を姿を目撃します。
ペストに冒され苦しむ妹の身体をずらして横たわり、
と、自分の命を差し出そうとするんです。
双子だから、死神が間違って自分を連れて行くに違いないと。
・・・泣けました。
少し違うかもしれませんが、私もよく入院中の弟の手を取ります。

お姉ちゃんのエネルギーを全部あげる
本気で言っています。
少しでも体調が良くなると、願いが通じたようで天に感謝します。
映画では、病気のジュディスではなく、ハムネットが黄泉の国に。
息子を亡くした悲しみを戯曲にすることで、シェークスピアはなんとか生き抜き、その舞台を観たアグネスもようやく心を解きほぐす・・・素晴らしいエンディングでした。



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