こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
あっという間に年末ですね。
今年も当ブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。^^

皆さま、どうぞよいお年を!
【ジョゼと虎と魚たち】について
かつてあれだけ話題になったのに、私は映画を見なかったし、原作も読みませんでした。
だから何の知識もなく、いきなり韓国リメイク版に初トライです。

妻夫木くんの“おんぶポスター”は今でも覚えていますけどね
興味がなかったのに、なぜ今回見たのかというと、主演ふたりが大好きな俳優だったから(笑)。
特にハン・ジミンは、私が一番好きな韓国の女優さんなのです。
ナム・ジュヒョク君も、可愛いです。

ドラマ『恋のゴールドメダル』がすごくいいので、ぜひお試しを!
そんな軽いノリで映画館に行ってきました。
もっとお涙ちょうだい的かと思ったけれど、淡々とした描き方がなかなかよかったです。
概要
『ジョゼと虎と魚たち』 Josee
- 製作年/2020年
- 製作国/韓国
- 配給/キノシネマ
- 上映時間/117分
- 言語/韓国語
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督/キム・ジョングァン
- 原作/田辺聖子
【キャスト】
- ハン・ジミン(ジョゼ)…生活保護を受ける祖母と暮らす下肢麻痺の女性
- ナム・ジュヒョク(ヨンソク)…女性にもてる就活中の大学生
快活な役柄が多いハン・ジミンが、抑えた演技をしています。
ドラマ『イ・サン』のヒロインに抜擢したイ・ビョンフンに「もっとも美しい涙を流す女優」と言わせた涙も、今回はほとんど見せません。
あらすじ
祖母と貧しい暮らしをするジョゼと、卒業間近の大学生ヨンソクは、ある日、壊れた車椅子がきっかけで出会い、たびたび会うようになります。
年上とはいえ高飛車に物事を頼むジョゼですが、なぜかヨンソクは世話を焼きたがり、彼女の祖母が亡くなってからは一緒に暮らすことに。
けれど蜜月は長くは続かず、ジョゼは愛する彼を自分から手放すことを決めるのでした。
【ジョゼと虎と魚たち】総評 ★★★☆☆
少しネットで調べたんだけど、原作や日本版映画とは、だいぶ内容が違っているみたいです。
けれど身体は不自由でも誇り高いジョゼと、言いなりになりがちなヨンソクの姿は、重なるものがあるのかもしれません。
原作では二人は夫婦のような生活を続け、年に一度旅行することになっているのに対し、この映画では旅行はジョゼの妄想で、別れた後ヨンソクは大学の後輩と婚約していました。
でも、二人の愛情がそれぞれの心の中で生きているように思えます。
割と良かったけれど、一度見れば十分かなという感じです。
私が好きなジャンルじゃなかったってことですね。
名場面&名セリフ(ネタバレ注意)
リメイク版はシチュエーションも、大胆に演出し直しています。
たとえば、タイトルにもなっている【虎】の話。
この映画のジョゼは妄想癖があるようで、壁の穴から入る光が虎の目に見えたりしています。でもヨンソクと暮らし始めてから、もう平気だと宣言します。その時の二人の会話が微笑ましい。*^^*
そしてラストシーンは、原作通りの水族館でしたが、これも二人のやり取りは異なるようです。
ジョゼは別れ話を切り出す前に、彼にこう言います。
それは言い方を変えれば、自分に障害があっても人が思うほど不幸ではないし、ひとりでも大丈夫だと言っているように聞こえます。
そして『あなたを解放してあげる』と、ヨンソクに告げるのです。
数年後、ジョゼは幼馴染と一緒に自分の車を運転し、ちゃんと自立しているようでした。
死んだように二人で暮らす原作と、別れて新しい生き方を選んだ韓国版、どちらの結末が好みかは人それぞれだと思います。
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