こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
今月は週2本ペースで映画館に通っていますが、これもわが家の暴君が、素直にデイサービスに行ってくれるおかげです~。ありがたや、ありがたや。*^^*

癒される映画って、本当にいいもんですねぇ~
【トスカーナの幸せレシピ】について
こういう映画って、みんな大好き。
刑務所帰りの元一流シェフと、抜群の味覚を持つアスペルガー症候群の青年との友情物語・・・と聞くだけでそそられるでしょう~?
内容が容易に想像できちゃうけどね(笑)。
概要
『トスカーナの幸せレシピ』 Quanto Basta
- 製作年/2018年
- 製作国/イタリア
- 配給/ハーク
- 上映時間/92分
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督・脚本/フランチェスコ・ファラスキ
- 製作総指揮/アンドレア・ボレッラ
【キャスト】
- ヴィニーチョ・マルキオーニ(料理人アルトゥーロ)…出演作『ザ・プレイス 運命の交差点』
- ルイジ・フェデーレ(青年グイド)…出演作『ピューマ』
- ヴァレリア・ソラリーノ(心理学者アンナ)…出演作『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』
アンナ役のヴァレリア・ソラリーノ、「な~んか見た顔!?」と思ったら、『いつだってやめられる~』シリーズに出ていた女優さんなんだ~~!!
私、2本とも見に行きましたよぉ。すっごく面白かった!大好きな映画です!*^^*
あらすじ
腕は超一流だけど、気が短くて問題ばかり起こす、元三ツ星シェフのアルトゥーロ。
出所後、自立支援施設で社会奉仕をするよう言い渡された彼は、そこで出会ったアスペルガー症候群のグイドの超人的な味覚に驚き、料理を通して互いに心を通わせるようになります。
料理に情熱を傾け始めたグイドは、自ら「料理人コンテスト」に応募しますが、その審査員はアルトゥーロ因縁の相手。しかも決勝戦は、アルトゥーロが新しい職場で実力を示す日と重なってしまいます。
彼はやっとつかんだチャンスを捨てきれず、グイドのサポートを師匠に託して単身ローマへ・・・しかしコンテストが始まろうとする時、アルトゥーロは弟子の元に戻ってくるのでした。
【トスカーナの幸せレシピ】総評 ★★★☆☆
いつもイライラしているアルトゥーロと、のんびり屋で正直者のグイド。
そのアンバランスで、ちぐはぐな関係が妙におかしくて笑えます。
でも少しずつ距離が縮まる二人の師弟関係が、あったかくていいんですよねぇ。
テンポが早くて楽しい映画なんだけど、もう少しそれぞれのキャラに踏み込んだり、料理をクローズアップする場面があっても良かったんじゃないかと思います。
それと筋書きが想定内で、意外性に欠けたのが残念でした。
名場面&名セリフ(ネタバレあり)
「意外性に欠ける」と書きましたが、決して悪い映画ではありません。

もっといい映画になったかもしれないのに、惜しいなぁって感じ
脚本もなかなか良くて、いいセリフが多かったです。
たとえば、アルトゥーロが『なぜ弱い彼を俺に預ける?』とたずねると、アンナはこう答えます。
そう、気弱なグイドのおかげで、乱暴だったアルトゥーロ自身が精神的に成長してるんですよね。
そんなアルトゥーロの座右の銘は、「フルパワー!」と
このセリフが料理コンテストの鍵を握りますが、それは見てのお楽しみ!
結局、グイドは優勝を逃します。その後アルトゥーロの師匠チェルソが、黙ってグイドの料理を持ち去るシーンが最高でした!
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