こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
自宅で介護を続けていると、気持ちに余裕がなくなってきませんか?
だから、いい意味で、ココロにスキマを作りましょう。

今回は、今話題の映画を見に行ってきたよ!
【女王陛下のお気に入り】について
第91回アカデミー賞をはじめ、数多くの映画賞にノミネート&受賞した2018年度の話題作。
まずは概要から、チェックしてみましょう!
概要&受賞歴
『女王陛下のお気に入り』 The Favourite
- 製作年/2018年(初公開/2018年12月)
- 製作国/アイルランド、イギリス、アメリカ合作
- 配給/20世紀フォックス映画
- 上映時間/120分
受賞歴
- 第91回アカデミー賞/主演女優賞(オリヴィア・コールマン)
- 第76回ゴールデン・グローブ賞/女優賞(ミュージカル・コメディ)
- 第75回ベネチア国際映画祭/銀獅子賞(審査員対象)、女優賞(オリヴィア・コールマン)
*その他、英国アカデミー賞など多数受賞。
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
脚本/デボラ・ディビス、トニー・マクナマラ
撮影/ロビー・ライアン…『わたしはダニエル・ブレイク』
衣装/サンディ・パウエル…『恋に落ちたシェークスピア』『テンペスト』
【キャスト】
エマ・ストーン(侍女アビゲイル)…出演作「ラ・ラ・ランド」
レイチェル・ワイズ(レディ・サラ)…出演作『ナイロビの蜂』
ニコラス・ホルト(ハーリー)…出演作『X-MEN』シリーズ
ジョー・アルウィン(マシャム)…出演作『ベロニカとの記憶』
今回、数々の映画祭で主演女優賞を獲得した、オリヴィア・コールマン。英国ドラマ『ナイトマネジャー』で、スパイ工作をする役柄が記憶に新しいところです。
ひねくれ者で怠惰な女王役を、ユーモラスで憎めないキャラとして演じています。
あらすじ
時は18世紀はじめ。フランスと戦争中で財政難にあえぐイングランドでは、身体が不自由で、わがままなアン女王が、幼馴染レディ・サラの言いなりで、統治には無関心。
そこに、サラの従妹アビゲイルが下働きとしてやってきて、王宮内の支配図が変わり始めます。
愛情も義理人情のかけらもない、下剋上の女の闘い。
アビゲイルは若さを武器に女王や将校を誘惑し、サラにとって代わろうと画策。サラもまた、アビゲイルを脅威に感じて、追い出そうと必死になります。
やがて毒を盛られた上、あらぬ嫌疑をかけられて宮廷を追い出されるレディ・サラ。
好戦的だったサラの退場によって、議会ではフランスとの和平が推進され、愛するサラを失ったアン女王は、その寂しさを埋めるためだけに、アビゲイルをそばに置くのでした。
【女王陛下のお気に入り】総評 ★☆☆☆☆
女性はとかく、絢爛豪華な王朝ドラマに心惹かれます。かくいう私も、同じです。^^
特に、中世~近代ヨーロッパのアンニュイな宮廷文化は、ため息がでるほど美しい。
巷では評価が高くて、だから映画館に足を運んだわけですが、正直いい気分の作品ではありません。
私にとっては下品極まりない、悪趣味な映画でした。
もっと風刺の効いたブラック・コメディを期待していたのになぁ。
この監督の『ロブスター』などが好きな人なら、ハマるのかもしれませんね。
いずれにしろ、好みの別れる作品のようです。というわけで・・・
辛口ですけど、これは個人的感想ですので、悪しからず。
この作品が、★☆☆☆☆の理由
前述の通り、私も宮廷ロマンが大好きです。
だから、もっとファッションを楽しめるとか、美しい景色に感動するとか、豪華な装飾や小物にうっとりするとか、そんなゴージャス感が欲しかった!
乱れたドロドロの愛憎劇でもいいんです。でも、そこにはイケメンが登場してほしいし(笑)。
あるいは、女の仁義なき闘いであれ、少しは切なさや心の葛藤があってもいいのでは?
なんかね、どのシーンもダーティなんです。誰も成長しないし、笑えるはずが笑えない。
見ていて、この国の行く末を案じたくなってくるので、BREXITに揺らぐ今のイギリスを、皮肉った作品だと言えなくもないのかしら(笑)。
もちろん女優陣は、がんばっていますよ。とはいうものの、誰にも感情移入ができません。
核となる3人は、それぞれ個性的な魅力を発揮しているだけに、それが残念です。
■今回観賞した映画館は、こちら
平日にしては来館者が多く、中高年の女性客が中心でした。(私もその一人か・・・笑)
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