認知症パパが執着するモノ

長梅雨の後の猛暑は、カラダにこたえますね。

認知症さんには、暑さ対策、熱中症対策が特に重要です。

まずはこまめに水分補給、体調管理に気をつけてあげましょう。

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認知症パパが、大切にしたいモノ

おそらくうちの認知症パパだけでなく、認知症さんの多くは、その人なりのこだわりや執着心があるものです。

一般的には、お金に対する執着が挙げられますよね。

通帳を持ち歩いたり、隠したり、家族をドロボウ呼ばわりする話をよく聞きます。(^^;

うちのパパは、お金の管理を自分でしてこなかったので、そういう騒動は起こしたコトがありません。

ただし「昔〇〇に横取りされた」という作り話はいたします(笑)

あと認知症さんの症状としては・・・汚れた衣類(主に下着)を隠したり、思わぬ場所に食べ物をしまい込んでいたりするようです。

が、隠したコトさえ忘れてしまうのが、認知症の悲しい運命(さだめ)。

「自分の大切なモノだから、とりあえず大事にしまっとこ」・・・隠した時の心境はこういうコトかもしれませんが、隠しっぱなしで残念な結果になりがちです(笑)。

認知症パパは、食べかけのお菓子に執着

うちのパパは、お金も衣類も隠しません。

そもそもお金を持たしていません(笑)。

では、何を隠したがるかと言いますと・・・以前はタバコを隠していました。

少なくなると、補充してもらえたからです(笑)

タバコをやめた今、パパは飴玉をキープし始めました。

 

禁煙後、口寂しいだろうと思って、現在は飴とミンティア等のタブレットを食べ放題にしているのですが、その食べかけをいろんなところに置き去りにするのです。(--;

先日もタオルを収めようとしていて、洗濯したバスマットの上に、白い小さな球体を発見!

パパがなめて極小サイズになった、チャイナマーブルというキャンディの残骸でした。(><;

 

昨日はママが、同じ状態のモノを、ペン立ての底から見つけました。

「後で食べよ!」と思ったんでしょうかねぇ~。

超気持ち悪いんですけどっっ!

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認知症パパが創作した記憶

その他に、うちのパパが執着するのは、昔話です。

それは当然ですが、自らが創り出した絵空事。(--;

まぁねぇ~記憶がないって怖いから、自己防衛策かもしれせんよね

パパの昔物語は、毎回ビミョ~に変化して、大好きな人と嫌いな人との境界もあやふやです。

昨日の友が今日の敵になったりするから、聞いてるこっちは対応にアタフタするコトも。

ひどく人を罵る場合もあって、外出時は警戒が必要です。

でもま、自宅にいる時は、極力、話を遮らないのが賢い対処法。

一通りしゃべれば、本人の気が済みますからね。^^

ただエスカレートして、顔つきが険しくなったら、テレビやおやつで方向転換。

悪口は、言う方も聞く方も、精神衛生上よろしくありませんものね。

創作話は、否定しないコト

ところで、うちのパパが創作昔話をする時は、その前触れがあります。

道路に面した窓辺に立って、お向かいの家をボォ~っと眺めていたら、要注意(笑)。

どういうワケか最近は、今は無人のその大きな家の元家主さんが仇敵になっているのです。

昔、一緒に犬を散歩させたり、懇意にしていた家なのに??

無言で外を見始めたら「あらら、またよからぬ創作活動をしてるかも」と、私とママは苦笑い。

そして案の定、こちらに近づきながら「あの家のババァが・・・」と毒づき始めます。

ママ
ママ

コレさえなけちゃ、いい人なのにねぇ

と、ママ・・・まったくですわ。

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【認知症の執着】今日のまとめ

認知症さんの執着って、その時々の流行があるみたい。

うちのパパにも“マイブーム”があるので、飴玉の置き去りはそのうち終わるかもしれません(笑)。

 

そして、パパの創作話には2~3のパターンがあって、いつも人の悪口ってワケでもないんです。

時には、世話になったコトもない人が命の恩人になっていたり(笑)、やったコトもない体験自慢話に花が咲いたりいたします。

話相手はたいてい私なんだけど、私が何かほかのコトをし始めたら、椅子の向きを変えて私の正面に座ったり、私の真横に立って「聞いて」アピールをするのです。

認知症さんの話し相手は、根気がいりますね。(^^;

今日の認知症パパ語録

近頃パパが、1日3回は言うセリフがこちら。

パパ
パパ

あの家のババァはの、昔わしをだましやがったんで

いいえ~、だまされてなんかいませんよぉ。

っていうかパパ、相手の名前さえ勘違いしてますけど(笑)。

いくら辛抱強く聞いても話に終わりが見えてこず、困り果てた時、私はこう切り出します。

ひめ
ひめ

パパ、続きを聞きたいのは山々だけど、ちょっと自分の部屋の掃除してくるね。またあとで話を聞かせてちょうだいね

話の腰を折る時も、上手に、やんわりと(笑)ココロにもないコトを言って姿を消します。

パパ
パパ

ほうか、うん、いっといで

数分たって階下に降りれば、話していたコトなんて忘れているから安心です(笑)。

 

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