認知症さんは、いつまで選挙に行けるのだろうか?

前回の日曜日、参議院議員選挙が行われました。

悪天候のせいもあったでしょうが、48.8%という低投票率に終わりました。

 

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認知症パパは、今でも政治に関心あり

 

うちのパパは昔から、政治や選挙にとても関心のある人です。

それは認知症が進んだ今も同じだけど、当然ながら言うコトは支離滅裂になってきました(笑)。

 

ひめ
ひめ

今回の選挙にも、家族そろって投票に行ってきたよ!

選挙関連の報道が過熱してくると、パパは落ち着きがなくなります。

新聞も、何度も何度も読み返します。(⇦読んだコト忘れて、また読むんだけど)

 

そしてこの前なんて、選挙カーを追いかけていきそうになりました(笑)。

数年前まで、支持政党の講演を聞きに行ったりしてたから、ついムキになったのかな。

 

選挙に行きたくて、ソワソワ、ソワソワ

 

そんなワケで、パパはまだ立派な有権者であろうとしているようです。

私たちも、それを尊重しています。が・・・

 

パパ
パパ

ママ~、わし選挙行ったっけ?

投票日の2~3日前から、こんなコトを言うようになりました。(^^;

 

ママ
ママ

選挙はまだでしょ? 行く時には一緒に行くから大丈夫よ

ママは、何度も同じ会話をしたそうです。

投票したかどうか自分ではわからない・・・はて? これじゃまともに投票できるかどうか不安です。(--;

 

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認知症パパの選挙権が、危ぶまれる日

 

正直なところ、私は今まで考えたコトがありませんでした。

うちのパパが、選挙に参加できなくなるってコトを。
ひめ
ひめ

でも認知症が進めば、当然の話ですよね

最近のパパには支持政党こそありませんが、それでもずっと『アンチ自民』だけは変わらず、毎回自分なりに共感できる候補者や政党に一票を投じてきました。

今回もそれが当たり前だと思ってきたけど、そろそろ限界なのかもしれません。

 

そもそも認知症さんの選挙権って、どうなってんの?

そんなコトが頭に浮かび、ちょっと調べてみましたが、基本的に選挙に関して認知症だからといって制約はないようです。

ただ認知症さんに、やさしい選挙だとは思えません。

ネット検索していて、以下のような記事を見つけました! ぜひ参考にしてみてください。

 

代理投票介添え投票・・・これから議論の余地がありそうです。

 

投票会場で、どうすりゃいいのかわからない

 

投票前の本人確認は・・・自分の誕生日が言えればOKですよね。

最近は、生まれた年を言う必要さえないみたい。

 

ひめ
ひめ

・・・ってコトは、パパは誕生日が言えなくなった時点でアウトなの?

現時点で、パパは誕生日を言うコトがちゃんとできます。

投票したい相手も、わかっています・・・家にいる時はね。(--;

 

問題は、選挙会場にいって、知らない人がざわめく中で、本領発揮できるかどうかってコトなのですっ!!!

 

案の定、ひとりにされると、あっちウロウロ、こっちウロウロ。

アタマが真っ白になり、誰に投票していいやら、どこに投票していいやら!?

選挙は個人の意向を示すモノですから、一緒に行動して記入を手伝ってあげたりするコトができませんよね。

 

私にできるコトは「ここで政党名を記入してね」とか、「この箱に投票してね」くらいです。

そんな誘導も、見ている人にとっては違和感を感じるコトだったかもしれません。

 

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【認知症と選挙権】今日のまとめ

 

認知症選挙権・・・難しい問題ですね。(--;

介助しているのか、操っているのか、傍目(ハタメ)にわかりませんものね。

前述の参考サイトにあるように、認知症の人は自分が信頼できる介助者がいれば、できるコトがたくさんあります。パパの場合は、私たち家族です。

 

私たちが知るパパの気持ちを優先しながら、投票用紙に記入する手助けができるなら、本当にうれしいんだけど、その線引きってすっごく難しい。

これから高齢者も、認知症も増えていく一方なのに、選挙方法の対策ひとつ進んでいないって、どーなってんだっ!と政治家に問いたい気分です。

 

今日の認知症パパ語録

 

うちのパパは一応、参議院議員選挙の投票を滞りなく済ませました。

でも、次回はどうなるやら・・・。

私は後で知ったのですが、結構ショックな事態に陥っていたようです。

 

パパ
パパ

誰に入れりゃあ、ええんじゃったっけ?

パパのすぐ後ろにいたママは、パパにそう聞かれたそうな。

 

ママ
ママ

あのパパが私にそんなコトたずねるなんて、ショックだったよ

いつも持論を振りかざし、政治に疎いママに「この政党がええで!」とか「この人の言うコトに間違いない!」と、ママの羅針盤だったパパが初めて口にした言葉です。

 

この先いったい、どうなるのか・・・今回の選挙で、私は改めて考えています。

できる限り、パパらしい行動ができるように配慮していくつもりだけど、それにはやっぱり行政の助けも必要ですよね。

ああ、ノーテンキなのは本人ばかりなり(笑)。

 

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