『オールド・オーク』ケン・ローチ作品【映画】

こんにちは、いまだ家族を介護中のユウコ姉です。

介護の合間のわずかな時間、ココロのスキマを大切にしましょうね。

ユウコ姉
ユウコ姉

さすがケン・ローチって感じの映画でした

スポンサーリンク

【オールド・オーク】について

イギリス映画界の社会派ケン・ローチ

これが最後の映画だそうです。

 

厳しい現実と、わずかな希望にすがる人たち。

今、世界中にそんな光景が広がっていますね。

ユウコ姉
ユウコ姉

日本も似たようなものかも

寂れた炭鉱町に越してきた移民と地元民との諍いの話ですが、根底にあるのはもっと深刻な問題です。

すごく考えさせられる作品でした。

 

概要&受賞歴

『オールド・オーク』 The Old Oak

  • 製作年/2023年
  • 製作国/イギリス、フランス、ベルギー
  • 言語/英語、アラビア語
  • 上映時間/113分
  • 配給/ファインフィルムズ

受賞歴

  • 第76回ロカルノ国際映画祭観客賞受賞
  • 第50回ゲント国際映画祭観客賞受賞

スタッフ&キャスト

【スタッフ】

  • 監督/ケン・ローチ…(作品)『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』他
  • 脚本/ポール・ラヴァティ…(作品)『この自由な世界で』『家族を想う時』他

【キャスト】

  • デイヴ・ターナー(T.J.バランタイン)…かつての炭鉱町で唯一のパブを営む中年男
  • エブラ・マリ(ヤラ)…閉鎖的な炭鉱町に家族とやってきたシリア難民の女性
  • トレヴァー・フォックス(チャーリー)…難民に偏見を持つ、TJの幼馴染

 

あらすじ

イギリス北東部の炭鉱町にある唯一のパブ、オールド・オーク

TJ.バランタインは、仲間の拠り所である古いパブを守るため、生活を切り詰めて店の経営を続けてきました。

そんなある日、シリア難民の一家が現れ、町に不穏な空気が漂います。

戦禍を逃れ傷ついた移民に寄り添う人たちと、よそ者を敵視する地元民。

さまざまなトラブルが、オールド・オークを中心に発生しますが・・・。

 

スポンサーリンク

【オールド・オーク】総評 ★★★★☆

あぁこんな映画を観たかった。

ただの移民問題では収まらない、奥深さがあるんですよね。

 

パブで移民を批判をする男性客が言います。

『なんで高級住宅街ではなくて、ここなんだ!?』

ホントにね。(--;

自分たちの暮らしさえままならないのに、他者をかばう余裕が彼らにはないのです。

 

見捨てられた炭鉱町と、見捨てられた異国の難民。

正義は一体どこにあるのか!?

そう問いたくなる映画です。

 

5つ星の採点評価は ★★★★☆

つらくて、でも温かい。

ケン・ローチの手腕ですね。

これで本当に最後なの?

そう思うのは、私だけではないはずです。

 

名セリフ&名場面(ネタバレ注意)

生活苦に喘いでいても、困窮する人を見捨てない主人公ですが、実は自ら命を断とうとした過去があります。

絶望した経験があるからこそ、人にやさしいのかもしれません。

 

流暢な英語を話すシリア難民のヤラは、そんな彼に

『希望は苦しい』

と本音をぶちまけます。

生死も定かではない父親は、たとえ生きていても収容所で拷問を受けているはず。

生きていてほしい気持ちと、楽にしてあげたい気持ちが交錯しているのです。

難民の多くは希望とは無縁です。

 

そんな中、TJと再建されて蘇った教会を訪れたヤラ

『もう一度、希望を持ちたくなる』

その美しさに感動し、新たな希望を見出します。

希望というのは、手が届く場所にあって初めて持てるものかもしれません。

 

ユウコ姉のひとりごと

炭鉱をテーマとする映画といえば、私はいまだに

ジョン・フォード『わが谷は緑なりき』

を思い出します。

ユウコ姉
ユウコ姉

古いモノクロ映画ですが、大好きな作品です

炭鉱夫であることに誇りを持つ一家のお話でした。

時代は変わり、炭鉱は廃坑となり、いまだに置き去りにされた場所がある。

難民問題だけじゃなくて、そこにも焦点を当てたケン・ローチ

平日昼間なのに意外と観客が多くって、こういう作品を観る人が多いことをうれしく思いました。

 

コメント