こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
介護に手抜き、ココロにスキマ、ひとりこっそりプチ贅沢。

ささやかな今年のテーマを、これからめざすぞ!
【エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス】
久しぶりに見た、ミシェル・ヨー。
60歳の今も、抜群の身体能力を発揮して、踊ったり闘ったり動きまわっておりました。
タイトル通り、カオス満載のカンフー・アクション・コメディです。
この手の作品が大好きな方には、たまらない映画でしょう。

なんでもありの世界です
けど、私的には少しビミョ~な感じでした。
冒頭は引き込まれたんですけどね。
概要&受賞歴
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 Everything Everywhere All at Once
- 製作年/2022年
- 製作国/アメリカ
- 言語/英語、中国語
- 上映時間/139分
- 配給/ギャガ
受賞歴
- 第80回ゴールデングローブ賞/最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞受賞
- 第95回アカデミー賞/主要6部門(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞)受賞
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督・脚本/ダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)
- 製作/ジョー・ルッソ、ダニエルズ他
- 撮影/ラーキン・サイプル
【キャスト】
- ミシェル・ヨー(エヴリン)…赤字コインランドリーを経営する主婦だが、実は世界の救世主
- キー・ホイ・クァン(ウェイモンド)…優しいが気弱なエヴリンの夫
- ステファニー・スー(ジョイ)…いくつになっても反抗期のエヴリンの娘
- ジェームズ・ホン(ゴンゴン)…エヴリンを勘当後、要介護になり世話になっている父親
フタを開けてみれば、今年度の米アカデミー賞は『エブエブ』が史上初の6冠。
歴史を塗り替える結果となりました。
あらすじ
赤字経営のコインランドリーと、家族間のトラブルを抱え、生活に疲れ切った主婦エヴリン。
だが、彼女こそが混沌とした現代社会を救える唯一のスーパーヒロインだった!
最初は逃げ腰だったエヴリンですが、異次元からアクセスしてきた別世界の夫に助けられながら、あちこちにバース(異次元への飛躍)してパワーアップ。
そして闘いに挑むうち、諸悪の根源が自分の娘にあったことが判明します。
果たして、母娘は理解し合って世界を救出できるのか!?
【エブリシング・エブリウェア~】総評 ★★☆☆☆
映画サイトをいろいろ見ると、高評価の作品です。
もちろん、書き込む方は“大好きだから”書き込むわけで、どうでもよければ、わざわざレビューは書きません。
そんなわけで、好みの別れる映画だと思います。
疲れました。
だって長いんだもん。(--;
これが1時間半くらいで、サクッと完結してくれれば、高評価になったかも。

不幸の原因は早々にわかるのに、同じことの繰り返しで、ちょっと下品
そして、延々と別世界にバースしては、ケンカを続けるので、途中で眠りそうになりました(笑)。
こんなに賑やかな映画で寝落ちって、どうなのよ?
それよりアカデミー賞独占に驚きました。
私が見に行った時、映画館ガラガラだったんだけど、これから観客が増えそうですね。
名セリフ&名場面(ネタバレ注意)
それでも、名場面がないわけではありません。
エヴリンがスーパーヒロインに変身する様は爽快だし、彼女の夫や父親が、突然タフガイになる場面とか面白いし、最後は娘と和解も果たします。
荒涼とした岩山だけの静寂の世界で、石コロになってしまった母娘の会話なんて、人生の真相に迫っている気がしました。

ギョロ目石が可愛いです
転がり落ちた小さな石(娘ジョイ)を追って、大きな石(エヴリン)が自ら崖に飛び込むシーンも感動的。
また後半の戦闘シーンで、夫ウェイモンドがエヴリンに懇願します。
ホントにねぇ。
混乱している時って、なかなか優しい気持ちになれませんね。(^^;

配信元:シネマカフェ
おまけのレビュー【エンパイア・オブ・ライト】
実は【エブリシング~】の前に【エンパイア~】も見に行きました。
オスカー女優オリヴィア・コールマン主演の話題作です。
が・・・思ったほど感動できず、ブログに書きたいことが見つからなかったのでスルーしました。

たとえ駄作でも必ず紹介するのですが
いえ、決して駄作ではないのです。
1970年代サッチャー政権下の厳しいイギリス社会を背景に、いろんな問題を取り上げつつ、かつての輝かしい映画業界に光を当てているお話です。

けど、詰め込みすぎだと思いました
不況下にあえぐ労働者問題、移民問題、有色人種問題、ゲイの問題、パワハラ問題・・・。
そりゃ本当に、当時いろんなトラブルが一気に噴き出していたのでしょうけど、これじゃ見る方が疲れてしまう。
そして私は、主人公ふたりのラブロマンスに感情移入できませんでした。
別に、白人&黒人カップルでも、年の差カップルでも、精神を病んでいても、一向に構いませんが、なぜこの二人が恋仲になったのか、理解できないまま始まって終わった感じ。
いや、この映画も大勢ファンがいらっしゃるので、私の感想が珍しいのかも。
映画の好みは十人十色ですから、あくまで参考程度にしてくださいね。(^^:
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