こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
介護は確かに大変だけど、ココロにスキマを作ってあげて、上手にストレス解消しましょうね!

すごかった!最近見た中で一番かも!?
【モガディシュ 脱出までの14日間】について
最初から最後まで息もつかせぬ展開で、まばたきするのがもったいないほどスピーディな映画でした。
本当は・・・チョ・インソン見たさに出かけたのですが(笑)それどころではない面白さ!

これだから韓国映画はやめられませんっ
お話は、国連加盟を狙う韓国と北朝鮮が、モガディシュで凌ぎを削る中、突然内戦状態に陥り、図らずも南北の同胞が協力し合って脱出する・・・という人間ドラマです。
当時のソマリアをモロッコのエッサウィラで再現し、すべてを現地撮影したというこだわりようで、見ているこちらも戦地に紛れ込んだような緊張感にあふれています。
また私のお目当てチョ・インソンも、大活躍!*^^*

チャラ男だけど、やる時ゃやるよって役がハマってました
北のカタブツ大使と、南のテキトー大使というギャップも面白いし、最初はこだわっていた自国の利益やプライドを超えて信頼関係を築く姿には感動します。
概要&受賞歴
『モガディシュ』 Escape From Mogadishu
- 製作年/2021年
- 製作国/韓国
- 言語/韓国語
- 上映時間/121分
- 配給/ツイン、カルチュア・パブリッシャーズ
受賞歴
- 第42回青龍映画賞(最優秀作品賞、監督賞、美術賞、助演男優賞、他)
- 第41回韓国映画評論家協会賞
- 第94回アカデミー賞国際長編映画賞部門韓国代表作品
- 第33回パームスプリングス映画祭ローカル審査委員賞、他
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督・脚本/リュ・スンウン…(作品)『ベテラン』『ベルリンファイル』など
【キャスト】
- キム・ユンソク(ハン・シンソン)…駐ソマリア韓国大使
- チョ・インソン(カン・テジン)…駐ソマリア韓国大使館参事官
- チョン・マンシク(コン・スチョル)…駐ソマリア韓国大使館書記官
- ホ・ジュノ(リム・ヨンス)…駐ソマリア北朝鮮大使
- ク・ギョファン(テ・ジュンギ)…駐ソマリア北朝鮮大使館参事官
南北の大使役に、キム・ユンソク vs. ホ・ジュノの名優対決。
参事官には、チョ・インソン vs. ク・ギョファンのイケメン対決。
そこに韓国のマヌケな書記官役でチョン・マンシクが加わるという配役も絶妙でした。

配信元:cinemacafe.net
あらすじ
1990年、ソマリアでロビー活動を行う韓国と北朝鮮は、バーレ大統領に取り入ることで国連への加盟を狙っていましたが、反政府軍によるクーデターに巻き込まれ、突然行き場を失ってしまいます。
大使館を占拠された北朝鮮の大使たちは、韓国大使館に助けを求めざるを得ず、韓国側は渋々彼らを受け入れたものの、人数が増えたことで政府の警備員に見捨てられ、もはや自力で脱出するしかありません。
こんな極限状態でも南北対立は繰り広げられ、韓国のカン参事官はこっそり北側の人間を南に投降させる虚偽の書類を作成したり、それに気づいた北の参事官とケンカをしたり、互いに腹の探り合い。
韓国の友好国であるイタリア大使館に逃げ込めば、なんとか飛行機に乗りこめる約束を取りつけましたが、女性や子供を含む大人数で果たして、たどり着くことができるのか!?
彼らは無事に脱出できるのか!?
最後まで手に汗握る展開です!
【モガディシュ】総評 ★★★★★
戦闘シーン満載のアクションムービーなのですが、緊張感あふれる場面でクスっと笑えたり、敵同士の間に温かい空気が流れたり、どこかに癒しを見いだせるのがこの映画のいいところ。
冒頭は、韓国と北朝鮮の幼稚な妨害工作から始まります。
けれど激戦地を脱出するために、いつのまにか南北の垣根は消え、互いをかばい合うように。
それは、まさしく命がけの脱出劇。
北側の子供を抱きしめて走るチョ・インソン扮するカン参事官の姿が印象的でした。
これが実話というから驚きですが、当事者だった元大使の手記をもとに、多くの外交官や、アメリカ政府の公式資料、ソマリア人へのインタビューなど、綿密なリサーチを行った上で、生々しい映像を生み出しています。
時間があればもう一回見に行きたい!それくらい面白かったです。

残念ながら上映期間が短いんですよね
後半のカーチェイスなんて、映画史に残る名場面になるのでは!?
とにかく目が離せない、すごい映画でした。
これこそ、映画館で見るべき作品です!

配信元:Movie Walker
名場面&名セリフ(ネタバレ注意)
戦争映画なのに、どうして引き込まれるのかというと、過激な見せ場を作る以上に、キャラクターの人間味を描いているからだと思います。
韓国大使館の3人組が、のほほんとしていて笑えます。
特に書記官のチョン・マンシクが面白い。

深く考えずに行動して、毎回とんでもないことに(笑)
一番おかしかったのは、4台の車が連なって脱出するシーン。
兵士に睨まれ、いつ発砲されるかわからない危険地帯で、また彼が失敗します。
白布を掲げるだけならよかったのに、防御のために窓をふさいだ隙間から、布をつけた棒を出そうとするから、思った通り棒だけが窓の外に。
やっぱりね・・・(笑)。
悲惨なシチュエーションですが、笑いがこみ上げてくるんですよね。
その後、彼らは銃撃をくぐり抜け、命からがらイタリア大使館に到着します。

でも我が身を盾にする犠牲者も出て、残念でした
無事、救済機に搭乗しケニアに降り立った彼ら。
でも、そこには北側の人たちを補足しようと待ち構える韓国の役人が。
元はといえば、それこそがカン参事官の目論見でしたが、咄嗟に機転を利かせます。
先に自分たちが降りて仲間を牽制する間に、素知らぬ顔で北朝鮮側の車に乗り込むよう指示するんです。
彼らは機上で握手を交わし、その後は視線を合わせることもせず別れますが、本当に感動のラストシーンでした。
一瞬だけ南北のわだかまりが溶けた瞬間・・・これは(ほぼ)本当にあったお話です。
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