こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
自宅で介護を続けていると、気持ちに余裕がなくなってきませんか?
だからいい意味で、ココロにスキマを作りましょう。

暑さのせいか、平日なのに映画館は人がいっぱい(汗;
【ニューヨーク 最高の訳あり物件】について
最近、中高年女子向け映画が多い気がする・・・。
それはバブル期を謳歌した、今なお元気な世代の女性をターゲットにした作品がホントに多いのか、それとも私(⇦ギリギリのバブル世代)が選んでいるだけなのか(笑)。
前回映画を見に行った時、予告編が面白そうだったので、公開終了間際になりましたが、鑑賞してきました。^^
概要
『ニューヨーク 最高の訳あり物件』Foget about Nick
- 製作年/2017年
- 製作国/ドイツ
- 配給/GAGA
- 上映時間/110分
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督/マルガレーテ・フォン・トロッタ…『ハンナ・アーレント』
- 脚本/パメラ・カッツ
【キャスト】
- イングリッド・ポルゾ・ベルダル(ジェイド)…出演作『ヘンゼル&グレーテル』
- カーチャ・リーマン(マリア)…出演作『帰ってきたヒトラー』
- ハルク・ビルギナー(ニック)…出演作『ウォリスとエドワード英国王冠をかけた恋』
この女性監督は、巨匠イングマール・ベルイマンのドキュメンタリーも撮っていたりして、ドイツではわりと評価の高い人のようです。(でも私は作品見たコトないな)
主人公ジェイド役のインドリッド・ボルゾ・ベルダルは、よく見る女優さんですね。
ノルウェー生まれの現在39歳、この役柄にぴったりでした!
あらすじ
NYの高級アパートメントに暮らすモデル上がりのデザイナー・ジェイドは、ある日突然、夫に離婚を切り出された上、彼の元妻から、同じ住居で暮らす権利を主張されます。
自分自身も以前、愛人から妻になったのに、今度は若いファッションモデルに夫を奪われ、元妻とまったく同じ境遇に。
気が合うはずもない二人の家に、元妻の娘と孫まで乱入し、事業資金を捻出するために家を売ることも叶わず、毎日悲鳴を上げるジェイド。
やがて二人は元夫に対抗しながら、共に幸せになる道を探すのですが・・・。
【ニューヨーク 最高の訳あり物件】総評 ★★☆☆☆
今回もまた、期待値が高すぎたのか・・・最近そういう失敗が多いです。(--;
見終わった後「あ~、スッキリした!」と、笑みがこぼれる映画かと思ったんだけど、なかなか私の思惑通りにいきませんな(笑)。
冒頭の元妻たちの、ちぐはぐなやり取りまでは結構笑えたのですが、なんだかよくわからない展開が続き、不完全燃焼のうちにおかしなハッピーエンドを迎えてしまいました。
料理上手だけど後片付けをしない元妻(⇦こんな人いないよね)、デザイナーのくせに趣味の悪い前妻、何しにやって来たのかわからない元妻の娘たち、そして、なぜモテモテなのか不可解な初老の夫。

このモヤモヤ感をなんとかして!と思ったのは、私だけ?
そんなわけで、これが正直な私の評価です。

共感できない、キャラの気持ち
映画を見ていると、主人公に感情移入するのが普通ですよね?
この作品でも、元妻よりジェイドに肩入れして見ていたんだけど、彼女の良さが生きていない!?
せっかく颯爽としたいい女なのに、これじゃキーキーわめき立てる、ただの迷惑女です。
元妻マリアも、なんでドイツからわざわざ昔の家に戻ってきたのか?
そして、二人の元夫ニックです。
まぁまぁ渋くて、お金持ちらしいけど、どこがそんなに魅力的!? こんな男は絶対に、一生同じコトを繰りかえすはず。

元妻たちも、元夫も、最終的に元サヤにおさまりたがるって、一体どういうワケなのよ!?
原題は『Forget about Nick』・・・『ニックを忘れろ』なのにね(笑)。
もうひとひねりしてくれれば、面白くなったような気がして残念です。
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