『1917 命をかけた伝令』【映画】

こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。

介護は確かに大変だけど、ココロにスキマを作ってあげて、上手にストレス解消しましょうね!

 

ユウコ姉
ユウコ姉

映画館ガラガラ・・・コロナショック来てますね

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【1917 命をかけた伝令】について

とにかく撮影技術と、戦場のリアル感がすごい!という噂で、それを確かめるために劇場へ。

ワンシーン、ワンカットって、戦闘シーンなのに可能なの?と半信半疑でしたが、こりゃスゴイ!

第一次世界大戦中の実話に基づく作品だそうですよ。

 

概要&受賞歴

『1917 命をかけた伝令』 1917

  • 製作年/2019年
  • 製作国/イギリス・アメリカ合作
  • 配給/東宝東和
  • 上映時間/119分

受賞歴

  • 第92回アカデミー賞/視覚効果賞、撮影賞、録音賞
  • 第77回ゴールデングローブ賞/最優秀作品賞(ドラマ)、最優秀監督賞

スタッフ&キャスト

【スタッフ】

  • 監督/サム・メンデス…作品『007 スカイフォール』
  • 脚本/サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
  • 撮影/ロジャー・ディーキンス…作品『ショーシャンクの空に』『ブレードランナー2049』

【キャスト】

  • ジョージ・マッケ(スコフィールド上等兵)…出演作『パレードへようこそ』『はじまりへの旅』
  • ディーン=チャールズ・チャップマン(ブレイク上等兵)…出演作TV『ゲーム・オブ・スローンズ』
  • コリン・ファース(エリンモア将軍)…出演作『ブリジット・ジョーンズの日記』『英国王のスピーチ』
  • ベネディクト・カンバーバッチ(マッケンジー大佐)…出演作『イミテーション・ゲーム』
  • マーク・ストロング(スミス大尉)…出演作『裏切りのサーカス』
  • アンドリュー・スコット(レスリー中尉)…出演作TV『SHERLOCK』

上官役にはかなり有名な俳優が出ているのに、ヘルメット被った薄汚れた姿のせいか、全然気づかず(笑)・・・っていうか、出演者をよく見る余裕なし。

あらすじ

第一次世界大戦中の1917年、木陰でうたた寝をしていた二人の青年上等兵にある任務が与えられます。それは、翌朝ドイツ軍に総攻撃をかける作戦の中止を、最前線の味方に伝えることでした。

通信設備が使えない状態で、敵が完全撤退したと判断した上層部は、二人に戦場を抜けて伝令に走れと命じます。自分の兄が最前線にいるブレイクは、年長のスコフィールドを相棒に選び、塹壕を飛び出しますが、敵のトラップや思いがけない攻撃に身をさらされることに。

撃破された敵兵を助けたブレイクは、恩を仇で返され死亡。彼の意志を継いでスコフィールドは、ひとり戦場を駆け抜けていくのでした。

 

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【1917 命をかけた伝令】総評 ★★★★☆

怖かった・・・。(><;

早く終わってくれないかなと思いました。

最初から最後まで、主人公と行動を共にしていると錯覚するカメラワークで、見ているこちらも戦場に放り込まれた恐怖を味わうんです。

塹壕をクネクネめぐり、身を隠す場所のない、だだっ広い戦場に飛び出し、敵の塹壕に足を踏み入れ、罠に気づいた時には爆発し、撃墜された戦闘機が目の前で炎上し、いきなり空から弾丸が降り、ああもうホントに息が苦しくなりそうでした。

途中、スコフィールドが撃たれて気絶した場面で、昼から夜に時間が経過しているけれど、それ以外はずっと彼の動きが私たちの時間軸と同じで、まさしく全編ワンカットの映像です。

どうやって編集してるんでしょうね!

それに、あの音響! 爆撃シーンなんて、観客席に響くほどの衝撃でした。

私が今まで見た戦争映画の中で、もっともリアルだと感心したのは『プライベート・ライアン』でしたが(冒頭の戦闘シーンでは15分くらい、まばたきを忘れるくらいすごかった!)、この作品はそれを超え、私が3人目の兵士になった感じでした。

5つ星の採点評価は ★★★★☆

これは、映画館でしか味わえないスリル&興奮。心臓が強い方、ぜひご覧になってみてください!

1917名シーン(ネタバレあり)

映画を見ていて、これほど緊張して肩が凝るのは珍しい。

怖くて目を背けたいんだけど、ずっと主人公と一緒にいるみたいっていうか、画面が切り替わらないから、一瞬たりとも目が離せない状態でした。

手に汗かいちゃったよ、マジに

そんな中とても印象に残ったシーンは、

スコフィールドが敵の追撃を逃れて滝つぼに落ち、川岸に流れ着いた死体を乗り越えて陸に上がり、嗚咽する場面。

そりゃそうよね、そりゃ泣くよね、胃の中からっぽで、吐くこともできないよね・・・と、私はすっかり主人公と同化してしまっておりました(笑)。

 

そしてその後、

森の中から美しい歌声が聞こえてきて、フラフラと引き寄せられるスコフィールド君。そこには攻撃直前の味方の部隊が、歌に耳をすませて心を静めていたのです。

この映画の中で唯一、癒されるシーンでした。

 

それにしても、いつも人非人扱いのドイツ軍ですが、ドイツの人たちつらくないのでしょうか(日本軍も褒められたことしてませんけどね)。(--;

っていうか、あんな理不尽な伝令を若い兵士に命ずる上層部って、どうなのよっ。

しかも自分の肉親がいる青年を選ぶ、あざとさは許せない気がします!

無事に伝令が受理され、攻撃を中止した大佐が言います。

『でも来週には、また攻撃命令が出るんだろうよ』

 

命がけで(相棒は命を落としたし)ようやく届けた中止命令なのに、すぐに作戦は覆るのでしょう。

バカバカしいっ!

やっぱり、戦争はいけません。

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