認知症の勘違いは、見て見ぬフリを

 

うちのパパの常識は、世の中の非常識。だけど、それが認知症ってもんなのです。

ときどき「あっ!?」と驚くようなコトを、やらかしてくれるので心臓に悪いけど。

でも、そのおかげで、このブログのネタは尽きません(笑)。

 

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認知症パパ、腕時計の日光浴!?

 

もう二十年近く前ですが、私からパパに、腕時計をあげたコトがありました。

このダイバーウォッチを、パパも気に入っていて、お出かけ用にしてたんです。

 

電池交換は私が行っていたのですが・・・いつだったか、ふとベランダに出てみると、塀の上に腕時計がっ! \(@◇@;)/

 

ええ~~? なんで!?

幅10cmしかない、2階の塀の上ですよ! 落っこちたら、どーすんの!(><;

 

ひめ
ひめ

パパが時計を、ベランダに置き忘れてるじゃない!

私はすぐに時計をママに渡して、気をつけるように言いました。

 

 

認知症は、自分が正しいと思い込む

 

なのに翌日また、ベランダで時計を発見!

私は今度はパパに直接、注意しました。ところが、

 

パパ
パパ

時計はそのまま外に置いといてくれ。充電中じゃけぇ

はい~!? もしかして、ソーラー時計と勘違い?

 

今さらですか~~!?(オーマイガッ)

 

ママによると、しばらく前からやっていたらしい(やめさせろ~!)

たぶんテレビCMかなんかを見て、刷り込まれちゃったんでしょうね。

 

本人はいたって真剣なので、説明してもわかってくんない。

 

ひめ
ひめ

パパ、これ太陽電池じゃないよ。私が定期的に電池交換してるじゃない

パパ
パパ

でも、充電できるもん(ぶすっ)

何度言っても、結局わかってくれませんでした。(><;

 

 

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認知症の勘違いは、注意をそらせるのがコツ

 

こうなると、もう耳を貸しません。注意すればするほど、かたくなに。

 

仕方ないから、私たちは時計を隠すコトにいたしました。

目に触れなければ、忘れるかもしれません。パパが思い出したように

 

パパ
パパ

わしの時計は?

と、たずねたら

ひめ
ひめ

今、修理中

と、かわします(笑)。

そのうち腕時計が、パパの頭から消去されればしめたもの、ふっふっふ。^^

 

やがて、時計の存在そのものを忘れるはず

 

パパはきっと、私が時計をあげたコト自体を忘れてしまうコトでしょう。

それはそれで少々悲しくはあるけれど、時計は弟にあげればいいしね。

 

壊される方がよっぽど残念だから、このあたりが妥協点ですな。^^

 

何がきっかけで突拍子もない行動を始めるのか、フツーの人間には、とても理解はできません。

もちろん、本人にもわかってないんだけど(笑)。

 

この数年間、パパのするコトに、驚くやら、あきれるやら、アタフタするやら。

そしてその都度、私たちは対策を練って学習します。

 

エンドレスな“イタチごっこ”に完全な解決策はないけれど、「笑えるうちは、まだ大丈夫!」家族でそう話しています。

 

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【認知症の勘違い】今日のまとめ

 

認知症は、なにかにつけて勘違いする病気です。

どこでインプットされたのか、わからないコトも多いです。

 

忘れっぽいクセに、そういう勘違いは、なかなか忘れてくれません。(><;

けど「自分が絶対に正しい!」そう思っているから、家族は対処に困るんですよね。

 

解決策は。。。

  • 間違いを正そうと、説得しない
  • 問題の何かを、目にふれないようにする
  • 他の何かに、興味をむける

これが私たち家族の、反省から出て来た作戦です。(^^;

 

今日の認知症パパ語録

 

パパ
パパ

時計が、あってない!

うちのパパは、やたらと時間を気にします。これは昔からの、クセみたいなもの。

仕事や人との約束があるわけでもないのに(笑)、今でも時計ばかり見ています。

 

時計が1分狂っているだけで大騒ぎ、時報と、ぴたり一致していないと気が済まない

・・・めんどくさいヤツです。(--;

今の時計って自動的に標準時間になるでしょ? それも理解できません。

 

「だ、か、らぁ~」と説明をする私も、ひと苦労。

合ってるんだから、いいじゃないの、ねぇ~~。(^^;

 

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