「暑いね」
誰かに会うたび、こう言わずにはいられませんね(笑)。
認知症パパ、トイレにこもる
認知症さんの【トイレ問題】、どこのご家庭でもきっと大変だと思います。
うちのパパがトイレ小僧になって早数年(笑)、症状が改善するワケもなく、今では【トイレ=マイルーム】のごとく、トイレにひきこもる毎日です。
特徴としては
- トイレから10分以上出てこない
- 一度入ると、立て続けに入る
- 今出てきたのに、また入る
その上
- 時々、水を流していない
- 便器の外にウンチが落ちている
- トイレットペーパーを持って出る
という奇行もたまにあります。(ーー;

注意したところで、怒らせるのが関の山
よそのご家族は、どのように対処してらっしゃるのでしょう・・・あ~あ。
デイサービスでも、トイレ小僧
聞くところによると、うちのパパはデイサービスでも、やっぱりトイレにこもるそうな。(^^;
そして、やっぱりトイレットペーパーだの、手拭き用のペーパータオルだのを、ちぎったり折りたたんでポケットいっぱいに詰め込むそうな。

まさか使った後の紙ではないと信じたい
「施設の消耗品ですから、気にしなくていいですよ」
とスタッフは言ってくれますが、ハタ迷惑な男です。

そのうち紙モノへの執着もなくなるよね?
私たち母娘はそう思っていたけれど、敵も手ごわい。
どこに行ってもトイレにこもり、ペーパー類を持ち出します。
認知症パパのトイレでの習性
ってなワケで、一番困るのは外出です。
コロナ禍の最近は、わが家のお出かけ頻度もグッと減りましたが、たま~にクルマで出るにしても、すぐ「トイレ!」と言い出すから始末が悪い。
運転する弟は、あらかじめコンビニなどが多い道を選んで走らなければなりません。
そして、タクシー以外の公共交通機関は使えない。
電車なんて、待ってる間に「トイレ!」と言われてしまいます(笑)。

トイレに行ったって「出んかった」と言うコトも多いです
もちろん、出かける前に「パパ、トイレ行っといで」と必ず促しますが、一度行くと「トイレ」が刷り込まれてしまうみたいで、当分トイレに入りびたり。
自然現象だから仕方ないとしても「ホントに出るのか、出ないのか?」認知症さんはそのあたりが曖昧なんですよね。
こういうのって、うちのパパだけじゃないのかな。
認知症さんのトイレ事情
認知症さんの【トイレ問題】は、何も珍しいコトではなく、ごく普通のトラブルみたいです。
ネットで調べてみると、うちのパパなど可愛いもの。
お困りの例としては
- そもそも、トイレを嫌がる
- トイレに間に合わない
- 手などでトイレを汚す
このような書き込みを発見しました。

これは悲しい。怒れば悪化しそうだし
うちのパパは、自分で汚したなと思ったら『トイレットペーパーで拭って掃除したつもり』が、かえって汚している・・・という結果になるんだけど、これもやっぱり注意さえタブーです。
後で私が掃除すれば済むコトですしね(え~ん)。
こっちの方が、まだマシだと思うコトにしましょうか(笑)。
【認知症とトイレ】今日のまとめ
食べる。
寝る。
排泄する。
これらは、人間の基本的な生理的欲求です。
どれか一つ欠けても、健康ではいられません。

逆に言うと、この3つがクリアできれば、介護も楽になるのでは?
ずいぶん前『認知症講座』に行った時、講師の方がこんなコトを言っていました。
そのためには、まず【便秘の改善】がもっとも大切なんだそうです。
「水分をしっかり補給して、便秘が治ったら、徘徊しなくなった」という例もあると聞きました。
ま、それが難しいんですけどね。(^^;
うちのパパの場合は、食事をちゃんと取るようになってから、少し大人しい人になりました。
あまり食べられなかった頃は、本人もつらかったんだと思います。
今日の認知症パパ語録
わが家では、パパの便秘予防に酸化マグネシウムを飲ませています。
もちろん主治医に処方してもらったクスリで、日に1~2回、本人のお腹の調子を見ながら食後に服用。
けど時々ちゃんと排便した後で、したの忘れて便秘していると騒ぎます。

ウンチが出んわ。ママ、便秘薬ちょうだい
満腹になると、食べたモノ出してスッキリしたいんでしょうね、きっと。
すぐにクスリをくれと言い出すので、そんな時うちのママはビタミン剤を渡しています(笑)。
認知症さんには、逆らわない(ウソはOK)。
これぞ認知症介護の極意です。
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