もうすぐGWだというのに、今年もまた「ステイホーム」。
気持ちのいい季節なのに、残念ですね。
今回の広島選挙区再選挙への無関心
昨年、コロナと同様に世間を騒がせた広島選挙区の贈賄事件。
多くの広島県民が私と同様、恥ずかしい思いをしたことでしょう。
失職した議員に代わる補欠選挙がこのほど行われましたが、選挙戦はまったく盛り上がりませんでした。

そりゃそうですよね
普段「選挙」の文字を見るだけで、ソワソワするうちのパパも無関心。

いや、パパの場合は選挙うんぬんの問題じゃないのかも(笑)
家族みんな、この度ばかりは「どうでもいいや」と投げやりだったし。
実は私も、行くのやめようと思ってました。
だってもううんざりしてるし、パパを投票に連れて行くのは難しそうだし、かといって留守番もさせられないし。(ーー;
・・・が、珍しくうちのママが

せっかく今まで投票してきたんだし、ちゃんと行こうよ
と言い出し、パパの付き添いも買って出た!(最近、元気になったせいか、エネルギッシュです)笑

そうねぇ。私たちが投票しなかったせいで、与党が勝ったら後悔するね
というワケで、晴天の日曜日、家族4人で出かけました。
認知症パパの関心は、選挙より汚職報道
うちのパパは、何の選挙か理解していないけれど、K夫妻の公職選挙法違反のニュースをいつも見ていたので「その補欠選挙だから、パパは自○党には入れないんだよね?」
そう言ってあげると、その時は納得します。
広島県内のたくさんの議員を巻き込んだ買収事件には、あれだけ興味を持って怒り狂っていたはずなのに、当事者が辞職し報道が次の選挙の話題に移ると、とたんに熱が冷めてしまったらしく、パパは今回の選挙には無関心でした。
ただ「投票に行こうね!」と誘えば、即座に「うん!」とうなずきます。
よくわかっていなくても「選挙は義務だ」と、パパは今でもそう言います。^^
ただねぇ、ちゃんと投票用紙に記入できるかしら・・・私はそれを心配しておりました。
認知症パパ、なんとか投票を遂行する
私たちが選挙会場に出向いたのは、午前8時半頃。
場内ガラガラで、スタッフしかいませんでした。
パパは自分の誕生日だけはきちんと言えるので、投票用紙をもらうのは問題がありません。(^ー^)v

でも、お目当ての候補者の名前を明記できるのか!?
今回はママが「まかせて」と請け負ってましたから、私は知らん顔して見守りました。
ママは自分の記入を済ませた後、パパのブースをのぞきこみ、なにやら「ひそひそ」。

この人の名前を書いてね
とか言っていたのだと思われます(笑)。
ホントはNG行為ですけど、本人の意向に沿ったアドバイスですから、ま、大目に見てやってくださいね。(^^;
係員さんたちは、見てみぬフリ。
助かります、ありがとう!
投票したのは忘れても、結果に満足
無事に投票を終えると、パパはホッとした表情で、出口付近で待っていた私のところにやってきました。
歩く時には、いつも私と手をつなぐからです。

パパ、任務遂行したね。お疲れさまでした

うん。ちゃんと義務を果たしたわい
と言っていたけれど、家に帰るとどこに行ったか忘れてる(笑)。
それでも翌朝の新聞を見て、

おおっ、与党が負けとるじゃないか。よっしゃよっしゃ
と、ご満悦でございました。
自分が投票に行ったのは、もちろん覚えてないけどね(笑)。
【認知症と投票】今日のまとめ
今回の広島再選挙、過去二番目に低い投票率だったようです。
一昨年の選挙より、11.06ポイントも下がった、33.61%。
当選したのは、無党派層の支持を集めたフリーアナウンサーの女性ですが、昨日街頭で道ゆく人たちに感謝を述べている姿を見て「あぁ1票を投じてよかった」と思いました。

政治家って普通、頭を下げるのは選挙前だけですもんね
今後の活躍を期待したいと思います。
うちのパパは認知症が進むにつれ、興味を持つ範囲がどんどん狭まってきています。
次の総選挙は、行くコトができるかな。
総選挙くらい大々的なキャンペーンとなれば、毎日パパの耳にも入るし、また政治熱が高まるかもしれません。
面倒くさがらずに、家族がフォローしてあげなくっちゃ・・・ですよね。(^^;
今日の認知症パパ語録
パパはトンチンカンですけど、トンチンカンなりに(笑)国のこととか、他人のことを気遣う人です。
一緒にいるとアタマにくる事件も多々ありますが、本質的に「いい人なんだなぁ」と私は時々思います。
そんなパパが投票の行きかえりに何度も、こう言っておりました。

選挙はわしらの義務じゃけぇの
義務っていうか、権利ですよね。
きっと買収事件にガッカリして誰を信じていいのかわからないという方が多かったのでしょうけれど、もう少し投票する人が増えたらなぁと思いました。
私たちも、今回ちゃんと投票に行ってよかったです。*^^*
コメント