認知症の入院は、ひと苦労

先週、わが家の認知症パパが入院しました。

認知症以外に、悪いところはないと思っていたので慌てました。

数日で退院できたけれど、歳が歳、普段からもっと気をつけないといけませんね。

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認知症パパに突然起こった【徐脈性不整脈】

うちのパパは、今まで特に体調は悪くなかったんです(アタマ以外はね…w)

それが先日、2週間ぶりの通院日に血圧が180もあって、まずビックリ!

パパ兄
ドクター

しばらく家でも数値を測って、食事に注意してくださいね

先生にそう言われて、翌日から血圧を測り始め、その朝は120/60くらいでした。

 

ところが・・・午前10時すぎ、私が階下に降りてみると、パパの調子が芳しくない。

見ると汗だくになって、唇が真っ青です。トイレから出た途端、具合が悪くなったらしい。

コレはおかしい! すぐ主治医に電話をし、病院に連れて行きました。

ママと二人がかりでパパを抱え、タクシーに乗せましたが、数分の移動中にまた汗をかいたり、吐いたり大騒動。

 

病院について、まず血圧を測ったところ50/30くらい、脈も極端に遅くって深刻な状態でした。

1時間近く点滴してもらって、正常な数値に戻りましたが

パパ兄
ドクター

コレはすぐに、大きな病院で検査してもらった方がいいですね

先生があちこちの病院に連絡してくださり、紹介状をもらって、私たちはそのまま総合病院に向かいました。

認知症パパ、そのまま入院

結局、不整脈による血圧の低下だったみたいですが、先生いわく「高齢者の場合、トイレで力を入れすぎて血圧が乱高下するのはよくあるケース」とのこと。

パパ兄
ドクター

あるいは認知症のクスリが、心臓に負担をかけているのかも。検査結果によっては、入院の可能性もありますよ

ホントに入院なんてコトになったら、どうしましょう~~!!!(><;

だって、本人は認知症なんですよっ! ひとりで入院させるワケにいかないでしょう!

あぁ、入院が決まったら、付き添いは私の役目だ・・・その時点ですでに腹をくくりました。(ToT)

 

紹介先の病院につくと、担当医がすぐにパパを診てくれました。

検査中「即入院」と言われたので、待っている間、荷物を取りにママを家に帰しました。

コロナの影響で付き添い制限もあったけれど、事情を話して私が泊まり込む旨、了承してもらいました。

24時間、心電図をチェックして、異常がなければ数日で帰宅できますよ

先生にそう言われ、パパは『ホルター心電図』なるモノを胸につけられ、そのまま入院いたしました。

車いすで個室に通され、パパはゴキゲンでございました。(--;

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入院中も、認知症パパの環境を変えないように

『ホルター心電図』とは、胸につけたまま携帯できる小型の心電図装置です。

装着したままだと、多少不便ではありますが、わりと自由に動けます。

 

 

うちのパパの場合、検査入院中であるコトを忘れて、装置を取ってしまうかもしれないし、やっぱり24時間、家族がついていなきゃなりません。(--;

環境が変わると、パニックになる可能性もありますからね。

認知症さんは、いつも通りであるコトが、なによりも大事。

だから絶対ひとりにせず普段使っているモノを並べ、「今は入院中」と何度も教え、ベッドから数歩先にあるトイレについていきました(笑)。

 

先生や看護師さんはやさしいし、食制限はないし、別に痛い治療をするワケでもない。

テレビ見放題で、私かママがつきっきり・・・実に幸せな入院生活でございます。

禁煙だけはつらかったようですが、わりと素直に従ってくれました

おかげで容態は安定し、ペースメーカーを入れるコトなしに、退院の運びとなりました。*^^*

認知症パパ、5日後に無事退院

パパが病室内で、始終笑顔で過ごしてくれたコトは何よりでした。

もちろん私たちが、至れり尽くせりの大奉仕をしたワケだけど。(^^;

 

私は日中数時間だけ、ママと交代して家に帰っていましたが、病院の付き添いは数日が限界だと思いました。

第一、眠れませんっっ!!!

私の寝場所は、幅50センチほどの椅子、そしてパパは1時間おきにトイレに行く。(--;

 

トイレでいきんで倒れたら・・・それが心配で、毎度ドアの外で待機です。

その上パパは、病室内のトイレの場所に悩むんだもん(笑)

無事、短期間で退院できたからよかったものの、今後このような事態にならないように最大限の注意を払わなくっちゃですね。

いや、入院時の対策を練っておく必要があるのかもしれません。

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【認知症と入院】今日のまとめ

いやぁ~、まいった、まいった・・・私も若くありませんから(笑)今回の付き添いは堪えました。

けれど、入院して認知症がひどくなったり、帰宅後ストレスを発散されても困るので、ここは忍の一字です。

 

パパはすでに、入院した記憶が薄れつつあるので(マジか!?)、この先どうやって禁煙をつづけさせようか思案中。

先生からは「塩分の取りすぎと、タバコだけは厳禁!」と言われているのです。

あとは、少しくらいお酒を飲んでもいいし、普通に生活してOKなんですって。

パパ、大事に至らなくて本当によかったね。*^^*

今日の認知症パパ語録

一体うちのパパの認識力は、どこで線引きされるのか!?(--;

「苦しい」その瞬間は、苦しさがわかっているけど、それもすぐ忘れてしまうんです。

病室にいても「なぜ、ここにいるのか」不明だし、そもそも「家にいない」コトさえ曖昧な感じでした。

 

だから「トイレどこじゃったっけ?」と探したり、「タバコがない」と何度も私にたずねます。そのたびに

ひめ
ひめ

パパ、ここ病院だからね。トイレはここ。入院中だからタバコは吸っちゃいけません

パパ
パパ

おお、ほうか、ほうか。道理でおかしい思うたわい

こんなやり取りを一日中してました(笑)。ね、ひとりで置いとけないでしょ?

けど、ずっと娘の世話になりっぱなしが申し訳ないのか、何かしてあげるたびに感謝してくれました。

パパ
パパ

すまないね。ありがとね

ホントにそう思うんなら、もう入院はしないでね(笑)。

 

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