認知症は、こっちの気持ちをわかってくれない

Merry Christmas!! 楽しいイヴをお過ごしでしょうか?

うちの暴君も、シャンパン&ケーキが大好きですが、Xマスってコトは忘れている模様(笑)。

 

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家族の思いやりとか無関心

 

いやね、別にいいんですよ。

感謝されたくて、パパの世話を焼いているわけじゃないし。

でもこっちの気持ちを無視されると、我々だって人間ですから「ムカッ!」とくるのです。

認知症介護のむなしさって、こういうところかもしれません。

 

はい、久々にワタクシ、キレそうになりました(笑)。

なぜかと言いますと・・・

 

ご存じかもしれませんが、うちのパパは毎朝ラジオ体操に行っております。

夏の終わりごろから私も同行してるんだけど、めっきり寒くなってきたこの頃、パパの防寒対策をもっとしっかりしなくっちゃ!と思ったワケです。

 

手袋ネックウォーマーはしていても、ハンチングしか被らないパパの大きな耳がメチャ寒そう

で、私は早速、パパの耳当てを買いに行きました。

 

なだめてみても、聞く耳もたず

 

ちゃんと身に着けてくれるかどうか不明なので(なにせ超気分屋さんですからね)、百均で買いました。

翌朝すっごく冷え込んでいたから「ちょうどいい!」と思って、出かける直前にパパの耳に装着、本人も結構喜んでいたのですが・・・公園に着いたと思ったら

 

パパ
パパ

こりゃ音が聞こえづらいわい

ひめ
ひめ

パパ、体操始まったらラジオの音大きくなるし、大丈夫よ

パパ
パパ

いや、ダメじゃダメじゃ。聞こえんわい

そして「えいっっ!!!」と、地面に投げ捨てられたのです。(-ー;

 

ひめ
ひめ

パパ、ひどい。何も投げなくてもいいじゃないの(泣)

耳当ては砂だらけ、なのに本人知らん顔。

情けないったら、ありゃしない。

 

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あまり世話を焼きすぎてもいけません

 

毎朝「耳が冷たい」と言っていたからって、私が気にしすぎだったのかなぁ。

勝手に世話を焼きすぎて、勝手にムクレても仕方ありませんよね(笑)。

 

体操が終わって家に戻ると、

ママ
ママ

パパ、今日は耳が冷たくなかったでしょ。良かったね

パパ
パパ

耳? はて?

ひめ
ひめ

耳当てはしてませんっ。パパが地面に投げ捨てました!

それを聞いて、ママはびっくり。

 

怒りの収まらない私は、汚れた耳当てをもう一度キレイにはたいて、ムスッとしたまま自分の部屋へ。

台所に戻ってみると、パパはあれこれ言い訳をしていたようです(笑)。

 

作り話の言い訳に、笑うしかない・・・

 

ママ
ママ

パパ、姫に謝りなさい。でもパパは、投げ捨てたんじゃないんだって。そうよね、パパ?

パパ
パパ

うん、捨てりゃせんよ。姫、悪かったの

ママ
ママ

たまたま手がすべって、落としただけよね?

パパ
パパ

そうよ。耳に虫が入っての。それで落としてしもうたんよ

この寒いのに“虫”? 耳当てした状態で“虫”?

意味がわからないっっ!!! なんじゃその言い訳は!?

もう笑ってすませるしか、ないけどね。(^^;

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【認知症と家族の気持ち】

 

お互い、悪気はないのです。

けれど、どうにもやるせない・・・。

 

認知症さんには【原因と結果】みたいなプロセスが抜け落ちているので、「しょうがない」とこっちが悟るしかありません。

悟ったところで、ストレスがたまるのは同じコトですけどね(笑)。

 

アタマに来るのは仕方がないから、そんな時はちょっとその場を離れましょう

他の家族に任せるとか、介護士さんに頼るとか、逃げ道作っとかないとダメですよ。*^^*

 

今日の認知症パパ語録

 

うちのパパは、自分が常に正しいと思っています。

だから「何か悪いコトしたかな?」とか、省みることはありません。

 

それでも誰かが不機嫌だと、取り繕う知恵がまわるのが不思議

「家族に見捨てられたら生きていけない」って、ちゃんとわかっているのかな?(笑)

そして二言目には

 

パパ
パパ

わしは幸せ者だと思うよ。家族がみんなやさしいけぇの

こんな時には、少しだけ可愛いんですけどね(笑)。

 

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