認知症パパ、お散歩再開・・・でも迷子になった

ようやく秋らしい気候になってまいりました。

秋晴れの青空が広がると、うちのパパもお外が気になるみたいです(笑)。

 

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認知症も、ちゃんと季節を感じてる?

 

長くつづいた猛暑の間、あんなにワガママ放題だったうちの暴君も、季節の移り変わりとともに、気持ちにゆとりが出てきたようです。(^^;

夏場は健康な人だって、かなりキツイですからね

まったく動かず、食欲もなく、私たちを心配させたパパが最近、元気になってまいりました。

『食欲の秋、スポーツの秋』とはよく言ったものです。

うちのパパさえ、よく食べて、よく動くようになりました!

 

・・・で、急にお散歩をすると言い出したのですが、以前のコースを果たして覚えているでしょうか?

 

3か月ぶりのお散歩で、パパ迷子

 

以前は日に2~3回、散歩に出かけていたうちのパパ。

でも確か、7月以降は一度も行っていないはず。(--;

 

こうなると、いつものお散歩コースが、ちゃんと記憶に残っているのか!?

というコトが、心配になってきます。

そこで、私がついて行くコトにいたしました。

 

パパのお散歩コースは、家から電車道に出て、そっからまっすぐ500メートルくらい先のお寺で折り返すのがお約束・・・往復15分くらいでしょうか。

 

朝の体操に行く時と同じく、私と手をつないで、おしゃべりしながら歩きます。*^^*

横断歩道では慎重に左右を見て、狭い通りでもちゃんと信号を守ります。

 

自分でスイスイ歩くから「お散歩ひとりでも大丈夫かも・・・」と、私たちは油断してしまいました。

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認知症介護は、油断大敵!

 

きっと、普段は平気なんだと思います。

でも体調が悪かったり、何かの拍子に、パニックを起こすんでしょうね。

 

久しぶりのお散歩から数日後、パパは迷子になりました。(><;

 

私たちはなるべく、パパの行動にチェックを入れて、外に出る時には、誰かがついて行くよう心掛けているのですが、なにせ突然「散歩行ってくるで!」と宣言して出かけてしまう、うちのパパ。

その日は私がパパの散歩に気づかず、ママも油断していたら、いつもより遅く帰ってきたそうな。

 

ママ
ママ

さっきね、散歩行って帰り道がわからなくなったんだって・・・

ひめ
ひめ

ええっ、パパいつの間に散歩行ったの? 私を呼んでくれればよかったのに

ママ
ママ

だって「一人で行く!」って飛びだしたんだもん

ひめ
ひめ

う~ん、それでも時間計って、遅い時は電話してあげなくっちゃ

ママ
ママ

そうよねぇ、怖かったみたいで、今ガックリきてるよ

あららら・・・可哀そうなコトをしてしまいました。

パパ、ごめんねぇ~~。(ToT)

 

迷子になったの忘れて、またお散歩(笑)

 

パパ
パパ

わしゃ、もう散歩は行かんで

よっぽどショックだったんでしょうね。(^^;

パパは本当に、しばらく散歩に行こうとしませんでした。

その時は通りすがりの人に、道をたずねて戻ってきたそうですが。(えらいじゃん!)

ママ
ママ

どうしてケータイ使わなかったの?

ママ~~、そんなコト聞いちゃダメ! パニクッてる認知症が、電話かけれるワケないでしょうが。

といいますか・・・ケータイのかけ方、取り方、しっかり忘れているようです。

 

私たちは慌てて、ケータイ・レクチャーを再び、パパに施している最中なのですが、今度は“迷子事件”そのものを忘れてしまった模様(笑)。

 

パパ
パパ

散歩行ってくるでぇ~!

ほ~ら、始まった! そんなコトじゃないかと思ったんだ!

私はその声を聞くと同時に上着を羽織り、階下に駆け下りました。

 

ひめ
ひめ

パパ、私も行く! 私もちょうど散歩するところだったんだ

パパ
パパ

わしゃ一人でええよ。ついて来るなや

ひめ
ひめ

まぁまぁ、そう言わずに・・・一緒に行こうよ

こうして毎日、階下の声に耳をすませているワタクシなのです。(^^;

 

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【認知症の迷子】今日のまとめ

 

いつもと同じ時間帯、いつもと同じ道・・・それでも何かが違ってる気がして「ココはどこ?」と感じるコトがあるのでしょう。

角をひとつ間違って入ったり、見慣れた建物が工事中だったりが、原因かもしれません。

 

認知症だからって、子供扱いしたくはない。

なるべくパパの好きにさせてあげたいんだけど、ひとりにするのは心配なのよね。

 

ずっと迷子ショックを抱えたままも困るけど、1週間できっちり忘れるのも困りモノ。

つくづく幸せなオトコです(笑)。

 

今日の認知症パパ語録

 

最近すぐに、私が後を追っかけるせいでしょうか。

 

パパ
パパ

ついてこんでええ

パパが、私を拒否ります(笑)。

そんなワケにいくもんかい!

 

なんとか丸め込んで一緒に出かけたり、そうでなければ、こっそり後をつけたりします。

ね、私けっこう忙しいでしょ(笑)。

 

それより急務は、パパにもう一度、きっちりケータイの使い方を教えるコトです。

「覚えろ」と言えば反論するので、「ケータイが壊れてないか確かめてみようね」と言って、パパに電話をかけさせたり、取らせたりしています。

ケータイさえ使えれば(そして困った時に、ケータイ使うコト思い出してくれれば)、ひとり散歩もOKなのにね。

 

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