認知症パパと暮らす、わが家は今年で築30年。
リフォームを検討しつつ、今日に至ったわけですが、さすがに最近の暴風雨に耐えられず、雨漏りがし始めました。(^^;
そこで急遽、屋根と外壁を修繕するコトに。
建て替えたのは平成元年だったので、ちょうど平成を駆け抜けたワケですね(笑)。
認知症さんに決定権はなくても、相談は必要

リフォームしなきゃぁと、言い続けて早10年(笑)
ホントは台所や、お風呂場も直したいところだけど、取り急ぎ、雨露をしのげる家に補修するのが最優先です。
でも「ひとり蚊帳の外」って、ワケにもいかないでしょ?
だからある程度、話をまとめてから、一応了解を得るコトにしてます。
詳細は忘れても話の輪郭は覚えているので、きちんと話をつけておけば、

わしは、聞いとらんぞ!
と、怒るような心配もありません。^^
私たちの決定事項に、ケチをつけるコトも、今のところないようです。
話し合いの場に同席すると、意外とまともな発言も
業者さんをまじえて初めて打ち合わせした時、パパにも同席してもらいました。

ワケのわからんコトを、きっと言うに違いない
覚悟の上だったのですが・・・こういう時って、案外まともな人間を演じるものです(笑)。
トンチンカンな部分は置いといて、世帯主であるパパをないがしろにはできませんからね。
私たちが、パパの言葉に耳を傾けている。
そう思えるだけで、認知症の怒りっぽさも、ナリを潜めるようですよ(笑)。
工事中も心配、認知症さんの対応
今は機嫌がよくっても、いざ工事が始まると文句を言い出すかも・・・そんな心配もしてたんだけど、始まってみたら、あら不思議。
足場を組んだり、汚れを落としたり、最初の工程だけで、かなりの騒音に悩まされているのですが、パパはいたって好意的です。

ちょっと、職人さんに、あいさつしてこよう
いきなり、そう言ったのには驚いた(笑)。
世帯主としてのプライドが、むくむくと顔を出し始めたのかしら。
そして、工事のトラックの駐車スペースの心配やら、お天気の心配やら、職人さんたちが安全かどうかの心配やら、パパはあれこれ気を遣います。
外の様子を、窓から見ては、

大変じゃのぉ。わが家のために、がんばってくれてありがたいのぉ
最近のパパは、とっても良い人です。*^^*
認知症だって、ワクワクするのは私たちと同じ
自分の家が、きれいになる・・・そりゃ、うれしいに決まっています。
普段お目にかかれない、職人さんたちが出入りする。
毎日いろんな作業をしてくれる。
見ているだけで刺激になるし、やっぱりワクワクしますよね。
うちのパパも、そうなんです。だから、

今日は、こんな工事をするらしいよ

明日は、ここをキレイにしてくれるんだって
みたいな報告を、必ずパパにもしています。^^
【認知症と家の工事】今日のまとめ
そんなふうに思わずに、普通に接するのが一番なのねと、私は改めて思いました。
それが最近の、うちの掟になりました。
今日の認知症パパ語録

やっぱり、わしが一言、あいさつせんといけんじゃろ。世帯主じゃけぇの
家のコトは一から十まで、家族に任せっぱなしなのに、こういう時は大将です(笑)。
でも「わしが世帯主」と、胸を張る気持ちが大切ですよね。^^
家のお化粧直しが終わったら、パパはもっと、元気になるかもしれません。
コメント