こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。
自宅で介護をつづけていると、気持ちに余裕がなくなってきませんか?
だからいい意味で、ココロにスキマを作りましょう。

と~っても幸せになれる映画です。機会があったら、ぜひ見てね!
【ディリリとパリの時間旅行】について
『キリクと魔女』って聞いたコトはあるんだけど、最近アニメに疎くって、この監督の作品は今回初めて観賞しました。
YouTubeで予告編を見て、広島での公開を心待ちにしてたんですが、すっごくイイです!!!
エッフェル塔、オルセー美術館、コンコルド広場、セーヌ川・・・など、誰でも知ってるパリの名所や、映画でよく見かける実風景の中を、色鮮やかなアニメキャラたちが生き生きと動き回る不思議な映画。
歌あり、踊りあり、人種差別を軽く飛び越えて、世界を幸福に導いてくれる・・・そんな魔法のような作品でした。
キャラクターの動きが、それは優雅で、主人公ディリリのお辞儀の仕方は、まるでプリンセスです。
私は我を忘れて、映画の中に入り込んでしまっていました。*^^*
概要
『ディリリとパリの時間旅行』 Dilili a Paris
- 製作年/2018年
- 製作国/仏・独・ベルギー合作
- 配給/チャイルド・フィルム
- 上映時間/94分
スタッフ&キャスト
【スタッフ】
- 監督・脚本/ミッシェル・オスロ…『キリクの魔女』
- 音楽/ガブリエル・ヤレド…『イングリッシュ・ペイシェント』『ベティ・ブルー』
【キャスト(声)】
- ブリュネル・シャルル=アンブロン(ディリリ…ニューカレドニアから来た孤児)
- エンゾ・ラツィト(オレル…三輪車で荷物を配達する少年。ディリリの友達)
- ナタリー・デセイ(エマ・カルヴェ…当時実在したフランスのオペラ歌手)
劇中で本物のプリマドンナの歌声を聞けるのも、この作品の見どころのひとつでしょう。
ナタリー・デセイは、監督の依頼を二つ返事で快諾したそうですが、ディリリを保護し、慰める美しい声に感動せずにいられません。
あらすじ
時は、ベル・エポック時代の華やかなりし仏・パリ。ニューカレドニアの少女ディリリは外国に憧れ、フランスへと密航を果たしました。
親切な伯爵夫人に助けられ、キレイなフランス語を教えられ、パリの博覧会出演中に配達員のオレルと出会い友達になりますが、街は男性支配団による少女誘拐で戦々恐々としています。
悪人に狙われるディリリを守るために、オレルはオペラ歌手のエマ・カルヴェを頼ったものの、彼女の運転手ルブフの手引きでディリリは囚われの身に・・・。
この世のさまざまな差別を乗り越える、アニメならではの力強さと幸福感を味わえる作品です。
【ディリリとパリの時間旅行】総評 ★★★★★☆彡
何が楽しいって、そりゃあもう! 見覚えあるパリの街角に実在した著名人が、次々と現れるのもその一つ。
そういう意味での時間旅行、ディリリとパリを通して、見ている私たちがタイムトリップできる作品です。
偉大なる科学者や芸術家たちは、さすがに黒い肌のディリリになんの偏見もなく、みんな彼女や他の子供たちのために尽力してくれます。
最初はディリリを蔑視していたエマの運転手ルブフも、すぐに後悔して、誘拐集団撲滅に尽力。
みんなが勇気を振り絞り、少女たちを救出する様は、まるで豪華絢爛なオペラのフィナーレのようでした。
ココまで感動したからには・・・
最高の5つ星におまけ付! これから私は何度も何度も繰り返し、この映画を見るコトでしょう。*^^*
名場面&名セリフ(ネタバレあり)
こういう美しいファンタジーは、アニメーショーンだからこそ。
一つひとつのセリフも、キャラクターの口を借りて発するからこそ、嫌みなく心に染み入ったのかもしれません。

フランス語はわからないし、字幕ウロ覚えで申し訳ないんですけど、泣きそうになるほど素敵なセリフがいっぱいでした!
たとえばディリリが初対面のルブフに侮辱された後のエマの言葉、ディリリは「平気」と強がるんだけど
そう言って、ディリリを抱きしめるところ、本当に素敵なシーンでした。
他にも名セリフ満載だったのに、なにせ私は珍しく映画の中に入り込んでしまっていて(笑)、セリフを正確にインプットできていないのです。(^^;
本当にしばらく我を忘れて、画面に見入っておりました。
広島では1週間限定上映なので、映画館に行くのは無理だけど、またすぐに見てみたいなぁと思いました。
こんなに素敵な映画は、めったにありません!
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