認知症パパの迷惑行為/第2弾

 

家族の世話になっている・・・それを自覚してるのでしょうか?

認知症のうちのパパは、時々みんなの役に立とうと奮闘します(笑)。

しかし、よかれと思ってしているパパの親切に、家族は手を焼いています。(^^;

 

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認知症パパが、妻のためにできるコト

 

日に一回、うちのママは「ちょっと、ちょっと」と私を呼びます。

それはたいてい、パパへの苦情がある時、本人に文句言っても仕方ありませんからね。

 

ひめ
ひめ

最近は、こんなトラブルがありました・・・

わが家の両親の部屋は、6畳二間つづきの和室で、パパはベッド、ママは布団を敷いて寝ています。

実は3年ほど前、うちのママは大きな手術を受けて、退院後も自宅療養の期間が長く、家のコトは全部、私がしていました。

そんな中、ママの布団の上げ下ろしは、パパが担当してくれていました。

 

認知症パパが、二人分の寝具を用意するワケ

 

『非力な時分には、ありがたかったその行為も、今となってはウザったい』

ママには、そんな不満があるそうな(笑)。

 

今でも毎夜パパは必ず、ママの布団の準備をしようとするらしいのです。

それも自分のベッドの上に、ママの布団を、バサリ!

 

ママ
ママ

あれ、やめてくれんかね。自分のベッドに私の布団のせてジャマでしょうに

要は、自分の寝具にさわってほしくないってコトですよね。

長年連れ添ってきた夫婦のくせに、冷たいなぁ~。(--;

 

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認知症パパの親切が、バージョンアップ!

 

ママ
ママ

何回ほっといてって、言ってもわかってくれないんだもん

ひめ
ひめ

パパは親切のつもりだから、良しとしようよ。ママだって、押入れから取り出すより便利でしょ

・・・一応、私はパパを擁護しますが、ママはふくれっ面です。

ああ、あちらを立てれば、こちらが立たず(笑)。

 

そして昨日の夜のコト、いつものように、またママに呼ばれました。

 

ママ
ママ

ちょっと、ちょっと、アレ見て、アレ!

ママが指差す方を、のぞいてみますと、和室に布団が敷いてあるだけで、別に変わった様子はありません。

 

ひめ
ひめ

何?

ママ
ママ

布団よ、布団!

ひめ
ひめ

だから、布団が何?

ママ
ママ

あれ、パパが敷いてくれた!

・・・え゙!? パパの親切が進化しているじゃありませんか!?

 

認知症さんの好意は、時々ムダになる

 

ひめ
ひめ

あらら、それは親切ねぇ

ママ
ママ

なんで、余計なコトするんだろ

ひめ
ひめ

ママ、それはないでしょ。ちゃんと敷いてくれてるじゃない

ママ
ママ

でも位置が違うもん。ほっといてくれりゃいいのに

・・・ママ、冷たい。(--;

 

ママ
ママ

っていうか、頼みもしないのに、なんで人の布団を敷くわけ? なんで、あの位置なわけ?

当人は、ベッドでスヤスヤお休み中、私たちは当然ひそひそ話です。

 

ひめ
ひめ

なんでって・・・パパに「なんで」はありませんっ。本人もわからないのに、イチイチ「なんで?」って言わないの

ママ
ママ

・・・・そういや、そうね

ママは妙に納得し、それ以上なにも言いませんでした(笑)。

 

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【認知症に理由はない】今日のまとめ

 

厳密にいえば、パパにもそれなりの理由はあります。

でもそれは、私たちの感覚に沿った常識とは当然かけ離れています。

だからね、ありのままを受け入れる以外、スベはないのよ。

 

ママ
ママ

そうか~、理由ないのかぁ

はい・・・っていうか、理由は理解できないの。

ママは夕べ、またひとつ賢くなりました(笑)。

 

今日の認知症パパ語録

 

自称スーパースターのうちのパパ、彼は独学で学問をおさめたコトになっています。

 

パパ
パパ

特に化学はトコトン勉強したからね。コレくらいの知識は、当然よ

な~んて言って、鼻を穴を膨らませます。

確かに、工業高校時代に化学を専攻したようです。

 

高校卒業後、地元の薬品会社に入り、もちろん、それなりの知識はありますが・・・

毎日毎日、誰かをつかまえては自作の自慢話に花が咲くので、黙って聞く私たちは、かなり体力を消耗します(笑)。

 

勉強ギライで、やっとこさ高校に入れたと聞いていたけどね。(^^;

叔父が、裏から手を回したという噂もあったっけ。

 

もしかしたら創作したそのお話が、パパの理想なのかもしれません。

 

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