身近な人が亡くなると、嫌でもいろいろ考えます。
【終活】って大切なのかも。
延命処置をするか、しないか?
昨秋、うちのパパが入院した時
『もうあまり長生きは望めないかも』
と、私とママは覚悟しました。
その時に決めたことは
- つらい検査や治療はしない
- 延命処置もしない
この2点です。
これが私たちの目標となりました。
・・・が。
こういう決定事項は、病院に意思表示をしておかなきゃいけないんですよね。
わが家の場合、数か月の間に担当医がコロコロ代わり難しかったのだけど。
おそらく入院予定だった病院で、このような話し合いが行われるはずだったのだと思われます。
うちのパパは施設内で容態が急変したため、職員は当然、救急車を呼びました。
救急隊員から電話が入り、私はこう聞かれました。

延命処置を望まれますか?

いえ、特に延命は希望しません

え、でも私たちは救急隊員なので、何もしないわけには…
はぁ~?
じゃ、なんで電話してきたの?
とにかく救急病院に搬送してもらうことになりました。
救急病院に急げ!!
病院に行く準備をしている間に、今度は救急医からも電話がかかり、同じことを聞かれました。

機械につなぐような延命処置はしてほしくないんです

でも救急で運ばれてきた場合、何もしないわけにもいかないんですが

家族が行くまで、なんとかもたせてくださいますか?
私はそれだけをお願いしました。
なので私たちの到着時、パパは酸素マスクをしていただけです。
パパを見送った後は、救急病棟で長時間待機が必要でした。
医師からは『臓器提供が可能か?』聞かれ、警察の調書も続きました。
ママと話し合って、その場で角膜提供に同意したけれど、結局パパの健康状態から提供は見送られました。
こんなことも事前に決めておくべきですね。

大変な時にいろいろお聞きしたり、お願いしたり申し訳ありません
お医者さんは何度も頭を下げてそう言いましたが、とても親切な方でした。
この日、私たちの目の前を救急搬送されてくる患者さんはひっきりなし。
先生も大忙しだろうに、ずっとパパと私たちについてくれ丁寧に説明をしてくれました。
看護師さんもパパの身体をきれいにしたり、この後どうすればいいか助言してくれました。
霊柩車で出発する時には、先生と看護師さんが見えなくなるまでお辞儀をして見送ってくださって、私たちは感激しました。
病院に着いたのが、午前9時頃。
病院を出たのは、午後3時。
なぜ6時間もかかったのかというと、警察が間に入ったからです。
認知症パパ、検死される
ご存知かもしれませんが、病院以外で容体が急変したり亡くなると、検死が義務づけられています。
これは自宅での自然死でも同様です。

事件性がないか必ず調べるのです
私は以前そんな話を聞いたことがあったので、特に驚くこともありませんでした。

自宅のお風呂で高齢者が亡くなった時、ご家族が取り調べを受けたそうです
パパの場合は、施設内で心停止となったため、これまでの経緯を家族と施設側の両方から聞き取り、矛盾点がないかどうかすり合わせ、なおかつ検死も行われました。
警察からは何人も同じ質問をされ、すべて私が答えました。
施設に入所後、よく転んだり、物にぶつかり、身体のあちこちに青あざが残っていたのだけど、その点についても聞かれました。

自宅とは勝手が違うので、仕方ないですよね
虐待ではない旨、私から説明しました。
あぁ~本当にくたびれた。(--;
親が死んでも、お腹はすく
病院でそんなふうに過ごしているうち・・・お腹がキュルキュル鳴きました(笑)。

親が死んでも、お腹はへるんだ
なんだかおかしくなってきて、弟と笑いました。
看護師さんに席を離れる許可をもらい、院内で弟と昼食を食べました。
その日も、翌日の通夜も、翌々日の葬儀後も、私は実によく食べました。
なにしろ動き回ってるし、しゃべりまくってるし、普段より空腹感が増しました。
頭の中もフル回転。
物や人数を数えたり、話す内容を考えたり、お金の計算ばかりして、脳がハイになっていた気がします。(^^;
家族の葬儀って、誰しもこうなのかもしれませんね。
悲しんでるどころじゃありません。
【家族の最後を考える】今日のまとめ
ブログの更新頻度が低くなっています。
悲しみに浸っているとか、寝込んでいるわけではありません(笑)。
ただただ、忙しいのです。
これって、遺族いじめ!?
と思うくらい、すべき事柄が多すぎる。(--;
片付けても片づけても、終わらないんです。
最近はママと弟の通院が多くて、付き添いだけでクタクタなのに。
そんなわけで、今はブログに取り組む余裕がないのですが、徐々に元のペースに戻していきますね。
葬儀後のやることリストや、お金にまつわる話も掲載する予定です。
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