認知症パパ、救急車で運ばれる

今年に入ってから、わが家にはいろんなことが起きました。

うちの認知症パパは、これからどうなるのでしょう。

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認知症パパ、徐脈再び

先週、うちの認知症パパが救急車で搬送されました。

 

前日の夕方、デイサービスから戻った時

『あれ、少し様子が変?』

と感じたけれど、カラオケ歌ったとか聞いていたし

『張り切りすぎて、くたびれたのかな』

くらいに考えていたのです。

 

が・・・翌朝、どうも動きが鈍い。

  • 足が前に出ない
  • 歯磨きができない
  • そして言葉が出てこない!

 

ひとりでは、まったく動けないのです!

 

『これは大変だ!』

 

もしかして、脳梗塞かもしれません。

ママ
ママ

なんか、口が左に曲がってる気がする

うちのママはそう言うし。

それは思い過ごしに見えますが、まずは主治医に電話してみました。

日曜日の早朝で申し訳なかったけれど、私には救急車を呼ぶべきか判断がつきかねました。

ひめ
ひめ

それに、一体どこに搬送してもらえばいいの?

眠そうな声で電話に出た、パパの主治医。

症状を伝えると、やはり救急車を呼べと言います。

パパ兄
ドクター

日曜日だしね…脳神経外科に運んでもらって

私は生まれて初めて『119番』に電話しました。

 

認知症パパ、検査を嫌がる

救急車は、ものの数分でわが家に到着しました。

私は起き抜けで、着替えて顔を洗っただけでしたが、このまま付き添わなければなりません。

クシャクシャの髪の毛を帽子で隠して、財布とスマホだけ持ちました。

 

救急隊員3名が、わが家の2階に上がってきて、自分で動けないパパを階下に下ろし始めました。

・・・が、パパが階段の手すりをつかんで放さない。(><;

 

パパさん、手を放して!危ないから!

何度注意されても、パパは手すりを持ちたがります。(--;

私が毎日、階段の上り下りをするたびに

ひめ
ひめ

パパ、ちゃんと手すりを持ってね!

と、呪文のように唱えてきたからなのでしょう。

隊員さんに半ば呆れられ、こっちは平謝りしながら、パパを諭しました。

ひめ
ひめ

パパ~今日は持たなくていいよ。お願いだから手を放して!

素直なのか、強情なのか。

認知症さんって、難しいです。(--;

 

そうして、やっとのことで乗り込んだ救急車。

搬送前に血圧等を測定するため、パパのカラダにはいろんな機器が取り付けられました。

 

・・・が、今度は

あぁああ、パパさん!外しちゃダメ!

測定器を端から取ってしまうのです。(><;

ちょっと娘さん、パパの手を押さえてて!

私は言われた通りにしましたが、そこでふと気づきました。

ひめ
ひめ

パパ、もしかして寒いの!?

パパ
パパ

・・・・・(コクリ)

機器を外したいんじゃなくて、お腹丸出しで寒かったから、シャツを下ろそうとしていたのです。

車内は冷房がガンガンかかっていました。

すぐ毛布をかけてもらったけれど、パパ、気づくのが遅れてごめんね。

 

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認知症パパ、入院する

救急搬送された先は、広島屈指の脳神経外科。

当番医の診察が終わるまで、私はじっと廊下で待ちました。

 

やがて中に通され、ドクターが言うには

脳の出血はないですね

え、じゃなんで!?

血圧も低いし、脈が遅すぎるせいでしょう

結論から言えば

徐脈でした。

 

3年前、不整脈~徐脈となり、クスリを減らしたり、あれだけ気をつけてきたのにっ!

再び、急にこんなことに。(ToT)

 

『私の体調管理が行き届いてなかったのだろうか!?』

毎日、血圧と脈を測って記録して、確かに最近、血圧は低めだったけど、すぐ元に戻っていたし、来週には主治医に診てもらう予定だったのです。

これほど低血圧で脈が遅ければ、脳の血流も悪くなりますよ

このまま連れて帰るわけにもいかないので、一応入院となりました。

帰宅して倒れても困るでしょ?検査も一通りしてみましょうね

入院か・・・。

でも、私が付き添うことができません。

最近またコロナが流行っていて、面会もできないそうなのです。(><;

ひめ
ひめ

パパひとりにして大丈夫かな

私は後ろ髪引かれる思いで、パパを残して病院を後にしました。

 

認知症パパ、しゃべらない

2日後。

『ドクターから説明があるので来てほしい』と電話をもらいました。

血圧は安定してきたから退院できるけど、どうします?

そりゃ、もちろん連れて帰ります!

けど、もうどっかに預けた方がいいですよ

先生の言い方は、にべもない。(--;

2日ぶりに会ったパパは、目がどんよりして、支えてもらわないと動けません。

どうやら、大量の安定剤でも投与された感じです。

だから、病院って嫌なのよ!

病院は介護はしてくれませんからね。

 

看護するには、認知症は面倒くさい。

検査や治療の意味がわからないから、不安になれば暴れもします。

そんな患者を簡単に扱うために、クスリを投与するのでしょう。

 

あぁ~これじゃ、入院前よりひどくなってるよ。(ToT)

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【認知症と救急車】今日のまとめ

『119番』

電話するのに勇気がいります。(--;

おまけに外に出たら、近所の野次馬に取り囲まれました。

ひめ
ひめ

やぁ~ねぇ

退院後、パパは人が変わったみたいです。

【トイレ介護】も始まりました。

ホント、わが家はこれからどうなるんでしょう。

 

今日の認知症パパ語録

主治医に相談して、退院後の週末はデイサービスにも行かせたし、週明けには急遽、ショートステイをお願いしました。

相変わらずパパはしゃべらず、『うん』以外で発した言葉は

パパ
パパ

しんどい・・・

小声でそう言っただけ。

 

でもね。

時々、笑顔を見せたり、私が手をかざすと【ハイタッチ】もしてくれます。

少しでいいから、元のパパに戻ってくれればいいのだけれど。

 

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