クリスマス、大晦日、お正月・・・。
心躍る季節なのに、今年は全然楽しくない。
認知症パパの無意味な節約
まぁ大抵の認知症さんは、その人なりの“こだわり”をお持ちだと思うのですが、うちのパパの場合も独特です。(--;
っていうか、ほぼ迷惑行為です。
先週から急に冷えてきたので、わが家でも防寒対策を徹底し、トイレに籠りがちのパパのために、トイレにも電気ヒーターを設置してみたのですが、さて今年はどうなることやら。

人センサー機能付きの例のヤツ…去年の失敗は下の関連記事をどうぞ
入った瞬間すぐ温まるので、一応パパもご満悦。

こりゃええのぉ~
でも。
トイレから出る前に、やっぱり電源を切ってしまいます。
電気の節約のつもりかな?

ぜったい無理!
ママはすでに諦めモードです。

いや、すぐには覚えられないよ。私が辛抱強く教えてみるから
というわけで、パパがトイレを出入りするたびに指さして『ヒーターには触らないでね』と諭し、メニューボタンの上にも張り紙をしてみました。
そしたら、どうなったと思います?
そんな予感はしてたんだけど、やっぱりダメか・・・。
去年もこんな感じで使用を中止したのですが、朝晩すっごく冷えるし、うちのパパはトイレにいる時間が長いし、私としては何とか活用したいのです。
文字が理解できない認知症パパ
教えた時には納得するんです。
・・・いや、わかったフリかもしれません。

うん、わかっとる、わかっとる。さわりゃあせんよ
返事はいいのですが、赤いランプが気になるんでしょうね。
だから私は電源ボタンに触れないように、その上に付箋を貼ったわけなんだけど・・・そしたらコンセントを抜いてしまう。(--;
『さわらないでね』というひらがなだけが目に入っているのかなぁ。
で、【どうしても切りたい】⇒【でも電源ボタンが隠れてる】⇒【コンセントを抜くしかない】というような図式が成り立ってしまいます。
それに気づいたので、とりあえず『さわるな付箋』は外しました(笑)。
その後、コンセントを抜くことはなくなったけれど、相変わらず、ご丁寧に電源を切って出てきます。
真夜中のトイレの悲劇
実は、前述のトラブル前に、うちのママが大迷惑を被っているのです。
夜中にパパが、コンセントを分配器ごと抜いてしまったのでした。
ってことは、温便座がつめた~く凍っていて・・・

ひぃぃいいい~~!
明け方トイレに行った、ママの絶叫がおわかりいただけますでしょうか?
彼女はパパじゃなくて、私に怒鳴りました。

もういい!使うのやめて!

う~ん、でももう少しだけ工夫させてくれないかな
ヒーターを置いた2階トイレは、ほぼ両親専用です。
パパは長いことトイレに座るし、ママのためにも暖かい方がいいに決まってるし、使い方次第ではうまくいくんじゃないかと思ってなだめました。
結局、付箋を取ったらコンセントは抜かなくなりました。

そりゃ面倒くさいけど
私は時々トイレをのぞいては、電源オフになっていたらオンにするようにしてみました。
平日のパパはほとんどデイサービスだし、その後ママが普通に使えますしね。
こんな感じで今のところ、とりあえずヒーターは設置してあります。
いつまたママがキレるかわからないけど(笑)。
認知症パパ vs. 家族
たぶん身体が冷えるせいもあるのでしょうが、またパパの便秘が始まり、思った通り不機嫌に。
その上、トイレヒーターの使い方を何度も注意されたり、イライラ気味のママの小言が多くなったりで、時々パパが爆発しています。
昨日の朝も

ほんま、アタマに来るわいっ!
と、怒り出したので

こっちだってアタマに来るよ!
と、私も言い返しました。

なんで、ひめがアタマに来るんや

パパのために、いろいろ気を配ってるのに文句ばっかりじゃないの!
私は睨みつけてやりました。
すると

ほうか…そりゃすまんかったの。ごめん
あれ?
一戦交える覚悟でいたのに拍子抜け。
わかりゃいいんだ、わかりゃ。
でも本当にわかってるのかなぁ(笑)。
【認知症パパ、字が読めない】今日のまとめ
だいぶ前から、そんな気はしてたのですが、ここまで理解力が落ちているなんてね。
家にいる時は新聞を手放さないけれど、番組表に線を引いたり、ながめたりするだけで、自分が何を見たいのかもわからない様子です。

当然、記事も読みません
時々、自分の読解力を確かめるように、新聞の大きな見出しや、テレビの字幕を声に出して読みますが、それもわかっているやら、いないやら。
今日の認知症パパ語録
まるで文字を覚えたての子供が、漢字を飛ばし読みするような感じです。
たとえばテレビの字幕を読もうとしていると、読み終わらないうちに画面が変わってしまって、本人もイライラします。
全部読んだところで

何のことやら、ようわからん
私が解説しても、やっぱり

ふぅ~ん、でもわからんの
だそうです。
わからないものは仕方ないよね、パパ。(^^;
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