寒暖の差が激しくて、また風邪を引いてしまいそう。
介護ストレスが免疫力を下げているのでしょうか・・・。
介護にストレスは、つきものだけど
うちのパパが認知症を発症して10年余り、私たち家族はできる限りの努力をしてきましたが、さすがにこっちが疲弊してまいりました。(ーー;
別に感謝されたいわけじゃありません。
一生けんめい世話をしていることが理解されず、癇癪を起すのでやりきれないのです。

食事や飲み物さえ嫌がるんだからお手上げです
パパの泣き言をなだめていたと思ったら、今度は急に怒り出す。
子供が駄々をこねるのと同じで、毎日翻弄されています。(ToT)
それは朝、起きた瞬間に始まります。
パパは、まるで仮病を使って構ってもらいたい小学生みたいです。
私が甘やかしてきた結果なのでしょうか。
認知症パパは、ただの甘えん坊なのか?
パパが怒ったり、すねたりすると、後が面倒なので、私たちは機嫌を損ねないように、最新の注意を払って生活してきました。
が、うちのママいわく

今まで、ちやほやしすぎた、もうやめよ
確かに、このままでは私たちがもちません。
だからといって、むやみに怒るわけにもいかないけれど、パパのわがままを時々スルーするようになりました。

もう食べれん。吐きそうな
ウソです。
ホントはお腹すいてるはずです。
なので、そういう時にはママに耳打ちします。

1~2時間後、おやつ代わりに食べさせな
結局、完食します。

あぁ~うまかった
あぁ面倒くせぇ。
台所が片づきません。(`ε´)
認知症パパに兄の訪問
こんな感じで、最近のわが家は殺伐としておりました。
ことにパパが1日中家にいると、私たちは気が休まりませんでした。
そんな時、パパに意外な訪問客が。
休日の昼食を食べ終えた頃のこと、私が自分の部屋でまったりしてると、階下で聞いたような声がします。
親戚が来たようなので、挨拶しようと降りてみると・・・
台所で、パパ兄がラーメンを食べておりました。
あれ?でも従兄姉はどこに?
叔父を連れてきたはずの従兄姉の姿が見えません。

おじちゃん、いらっしゃい。お兄ちゃんとお姉ちゃんは?

ちゅるちゅる(無言で食事中)

ひとりで来たんだって

ええ~~っ、連絡したの!?

ううん、心配してるだろうから電話してあげて
ママ~~、ラーメン出す前に連絡してよ!(><;
私が電話すると、従兄姉たちは叔父を探している最中でした。
わが家の緊張感が緩和した日
従兄が迎えに来るまでの間、叔父の相手をしてたんだけど、うちのパパがゴキゲンで驚きました。
ふたりとも耳が遠いし、会話にならない話を勝手にしゃべっていましたが(笑)、なんとも微笑ましい光景です。

わしももう年じゃけぇのぉ。いつ死んでもおかしゅうないんよ

うん、うん、わしはピカドンにおうて死にかけたしの
ウソです。
うちのパパは被爆してはおりせん。
お互いに相手の話は聞いておらず、自分の言いたいことだけを言ってるんだけど、なんだか会話が成立しているようで聞いていると笑えます。
叔父はおいしそうにラーメンを平らげ、お茶を飲み干しました(パパ、見習えば?)。
従姉によれば、昼食の用意ができて呼びにいったら、いなくなっていたらしい。
庭の塀を乗り越えて、結構遠い電停まで歩き、ひとりで電車に乗って、迷わず弟の家まで来たっていうんですから勲章ものです。
コートは着ていないし相当心配したみたいですが、帽子を被って手袋をし、ちゃんとマスクをしてたのも偉い!
おじちゃん、94歳。
うちのパパより、よっぽどエネルギッシュです。*^^*
【認知症パパに訪問客】今日のまとめ
パパは兄ちゃんの来訪がよほどうれしかったのか、叔父が帰ってからもニコニコ顔でした。
最近見せなかった笑顔です。
従兄姉たちには大変な気苦労だと思うけれど、わが家にとっては福の神。
昔から周囲を盛り上げる明るい人でしたが、年をとっても、認知症になっても、冗談を言って私たちを笑わせてくれました。
パパが住むこの家を忘れずに、訪ねてきてくれたのが何よりうれしかったです。
不穏な空気が流れていたわが家に、春一番が吹いたみたい。
おじちゃん、どうもありがとう。
今日の認知症パパ語録
うちのパパは、うれしいことも嫌なことも、すぐに忘れてしまいます。
叔父に会えたのをきっかけに、態度が改まるわけもありません(笑)。
でもその日だけは、なんだかいい感じでした。

パパ、今日は楽しかったね。誰が来てくれたっけ?
いつもは数分前に会った人も忘れるのですが、

あんちゃんが来た
さすがに覚えているようです(笑)。
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