うちの認知症パパは最近、文句が多いです。
私たち家族は、すっごくストレスがたまっています。(ーー;
認知症パパ、耳をふさぐ
ここ2か月ほど、うちのパパの認知症状は急速に進行しており、一段と日常生活に支障が出始めました。
体調不良を訴えることも多いです。
これって、子供が「お腹が痛い」と言うのと同じで、本当はどこが悪いのか定かではありません。

病院で検査しても「異常なし」なのです
そして先週、今度は「耳が痛い」と言うようになりました。
発端はデイサービスでした。スタッフから
ありゃりゃ、これは困ったな。
今までなかった症状です。
翌日デイサービスは休みでしたが、家でも同じようなことを言いだしました。
認知症パパ、耳がガンガン?

なんか耳がおかしいわい。ちょっと見てくれ、鼓膜が破れとるんかの
鼓膜が破れたかどうかなんて、外から見てわかるわけないでしょうが。
っていうか、破れてるわけないでしょうが。

耳ん中が痛い。ガンガンする。どうにかしてくれ
あんまりしつこいので、私が根負けしました。

わかったよ、パパ。私と耳鼻科に行きましょう
近所に耳鼻科はありますが、いつも子供や高齢者でごった返しているし、パパは長時間じっと待ってられないし、コロナ禍でもあり、あんまり行きたくなかったんですよね。(ーー;
でも、致し方ありません。
本当にどこか悪いのかもしれないし。
食欲がないだの、吐きそうだの(吐いたことないのにね)、便秘するだの、倒れそうだの(倒れたこともありません)、今度は耳ですか・・・。
しょうがない、私はすぐにパパを連れて行きました。
認知症パパ、耳鼻科に行く
いつもは待合室に座れないほど患者さんがいる病院なのに、その日はだ~れもいませんでした。
コロナ対策で、のどの痛みや発熱外来を断っているらしく、パパにとってはラッキーでした。
受付であらかじめ「本人は認知症なので、先生に一言お伝えいただけますか?」とお願いし、私が問診票を記入して、すぐに診察していただきました。
事情を話して、左右の耳を見てもらい、別室で細かい検査もしてもらいましたが、

う~ん、特に異常はないですね
やっぱりね。

ただ耳アカがかなり溜まってましたよ
・・・だそうです。
昔のパパはキレイ好きで、ひんぱんに耳掃除をしていたものですが、最近はお風呂で身体もロクに洗わないので、そりゃ仕方ない。
検査結果の説明も聞いたけれど、難聴も年相応だし、補聴器を使うほどでもないのだとか。

ところで最近、日常生活で変化はありましたか?
そう聞かれたので、私は素直に

症状が進んでいて、本人もストレスを感じているようです
と答えました。
認知症パパ、ストレスたまる?
今までもそうだったけど、認知症の症状が進む時って、急にガクンと悪化するんですよね。
その都度パパの様子はおかしくなり、家族を困らせてきました。
それを聞いた先生は

ああ、じゃあやっぱり精神的なものかもしれませんね
そうなると「薬を処方するより、気持ちを落ち着かせる方法を考えた方が良い」とのことで、まずは
そういえば、耳に綿を詰めている高齢者を見たことがあります。
パパの場合、右より左耳の方が聴力がいいらしく、ストレスのせいで聴力過敏になっているのかもしれないと言われたので、私はパパの左耳にコットンを小さく丸めて入れてみました。
病院に行った安心感もあったのか、その日パパはもう「うるさい」とは言いませんでした。
【認知症パパと耳鼻科】今日のまとめ
さて、翌日のデイサービス。
私は耳鼻科に行ったことや、聴覚過敏の原因や、予備のコットンを持たせたことなどを連絡帳に書いて、パパを送り出しました。
何の問題もなく一日過ごしたようで、夕方ゴキゲンで戻ってきました。*^^*
認知症さんの扱い方って、本当に難しい。(ーー;
世話してる側は理不尽な要求ばかりされてストレスがたまりますが、本人も精神的にまいってるんでしょうね。
とりあえず「耳がおかしい」事件は解決しそうだけど、次は何を言われるやら(笑)。
今日の認知症パパ語録
耳鼻科で一通り検査をし、キレイに耳掃除もしてもらった後、

どうですか?もう耳はガンガンしませんか?
先生がそうたずねると、

耳は調子ええですよ。昔はおかしかったけど、すっかり治ってます
先生も看護師さんたちも、下を向いて笑いをこらえています。
私も笑いながら

診ていただいて安心したみたいです
本当に精神的な不調だったのかな。
それとも大量の耳アカが音を響かせていたのかな(笑)。
耳の中はスッキリしたし、先生たちに親切にしてもらったし、「大丈夫だ」と諭されて、パパは気が済んだのかもしれません。
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