本当に扱いづらくなってきました。
はい、うちの認知症パパの話です。
認知症パパは水分不足
認知症さんに限らず、高齢になると、体内の水分は不足していきます。
その上、喉の渇きを感じにくくなったり、嚥下機能が衰えて水分を取りにくかったり、また度々トイレに行くのが面倒で、飲み物を敬遠する場合もあるようです。
脱水症状を起こしては大変だし、認知機能の低下にもつながります。
パパは数年前まで、水分をとてもよく取る人だったのですが、最近は何を飲ませるのにも一苦労。

食事中にお茶も飲んでくれません
その結果・・・
便秘はするわ、食べ物でむせるわ、家族を困らせてばかりです。(ーー;
先日病院に行った際、主治医に相談してみたところ

とろみをつけたら飲みやすいと思いますよ
と、アドバイスされました。
とろみをつけて水分補給
現在、うちのパパは「喉が渇いた」と言うことがまったくありません。
私たちが飲み物を渡しても、一口飲んで「もういらん」。
食事はあまり噛まずに一気に飲み下すように食べ、薬を飲むために20ccほどお茶を飲むだけです。
途中でむせても、お皿だけを注視して脇目もふらずに食べつづけ

パパ、お茶を少し飲んで
と私が注意しても、無視する有様。
ご飯は必ず水分の多いおかゆにし、おだしの多い惣菜にするなどの工夫はしていますが、それでも十分ではありません。
で、早速ドクターの言いつけ通り、お茶にとろみをつけたけれど、そもそもお茶に手が伸びないので、効果はありませんでした。
家にいる時は私かママが、こまめにスポーツドリンクを飲ませたり、ゼリーやヨーグルト、くず湯などを与えています。
甘いものを少量なら飲んでくれます。
やれやれ。
デイサービスにゼリーを預ける
聞けば、デイサービスでも、食事中にお茶をほとんど飲まないという話でした。
これは、なんとかしないとヤバイです!
そこで、デイサービスの日には、ゼリー飲料をスタッフに預けることに決めました。

果たしてパパは、ちゃんと飲んでくれるでしょうか!?
その日はドキドキしながら、パパの帰宅を待ちました。
バッグを開けてみると、空になったゼリー飲料パウチが入っています。
連絡ノートには、こう書かれておりました。
ご持参されたゼリー飲料は午前と午後に分けて飲んでいただきました。午前は「おいしいけど糖尿病になりそうな」と言われていましたが、午後はスプーンを使わず、さっとすすって全部飲まれました。水分摂取量は100ccのお茶を6杯とコーヒー1杯飲まれました。次回より飲料の袋はこちらで処分させていただきます。
ちゃんと飲んだ証拠に空パウチを返却してくれ、施設内での全摂取量を知らせてくれる丁寧な対応に、私たちはホッとしました。

それにしても「糖尿になる」なんて、一言多いでしょ!
ただ、ゼリー飲料はお腹も膨らませるので、昼食を完食できない可能性もあります。
あぁ、悩みは尽きません(泣)。
近日中に口腔ケアを依頼
うちのパパは、高齢化と認知症状の悪化にともない、咀嚼したり、飲み込んだりする機能が徐々に衰えているようです。
いろいろ調べてもらった結果、誤嚥の可能性は今のところありませんが、身体能力の低下が食事や水分補給の難しさにつながって悪循環となりそうです。
私は以前から「また入れ歯が合わなくなってるんじゃないかな?」と思っていたんだけど、パパを歯医者に連れて行くのは至難の業で、ママが嫌がるのでなかなか事態は好転しません。
そんな時、外で偶然会ったパパのケアマネさんが言いました。

咀嚼に問題があるんなら、訪問口腔ケアはいかが?
入れ歯の不具合も見てくれるらしい。

苦手なおばさんだけど、たまには役に立ちますね
出張料は1回/1,000円程度だそうです。
パパの様子を見て、近いうちにお願いしようと思っています。
【認知症パパの水分補給】今日のまとめ
1日中ミネラルウォーターを持ち歩く私には、とても理解できないんだけど、年を取ると水分が取れなくなるんですかね?
病床にある方も水分を飲み込めないとかで、ゼリー状のもので摂取するみたいですが。
認知症と水分不足も密接な関係があると聞くので、周りの人間が気をつけてあげるしかありません。
パパの場合、今さら改善もしませんけどね(笑)。
今日の認知症パパ語録
何かにつけて、イチイチ文句をつける、うちのパパ。
食事を用意すれば、食べる前から「量が多い」と抜かすし、食べやすいように心配りをしている私たちはガッカリを通り越して、時々アタマにきます。

もう食べれん。もう飲めん
これが、今のパパの口グセです。
そう言いながら完食したりするんだけど、飲み物は本当に残すので、なだめすかして時間をかけて、少しでも水分を取らせようと、こっちも必死です。
何かいい方法はないものか。
解決策を見つけたら、また報告しようと思っています。
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