認知症を発症して、丸10年

秋を通り越して、いきなり冬めいてまいりました。

わが家は高齢の両親のためにも、風邪、インフルエンザ、コロナに要注意です。

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2011年に認知症と診断されて、早10年

確か去年の秋も、このブログで、うちの認知症パパの病状を振り返ったと思うのですが、毎年この季節になるたびに私は考えずにはいられないのです。

というのも病院で、パパが認知症だと診断されたのが10月だったから。

それは忘れもしない、2011年10月でした

そんなわけで、丸10年。

パパも家族も、がんばってきましたね!

自画自賛のようだけど、時々騒ぎを起こしながら(笑)怒ったり、泣きたくなったり、でも思いだしては笑ったり、私たちみんな認知症という病気に少しずつ慣れてきたように思います。*^^*

昔と違って今、うちのパパはめったに怒りません。

っていうか、パパを怒らせないように家族は細心の注意を払っています。

パパの言動に予測がつくし、奇行にもすっかり免疫がついています(笑)。

発症当時と今の違い

認知症の進行度合いについて、たびたび述べてきましたが

感情の起伏が激しくなる

というのが、最初の症状じゃないかと思います。

10年前のパパは、そりゃもう怒りっぽくて手がつけられませんでした。(><;

  • 口数が減る
  • 記憶があいまい
  • わからないから余計に怒る
そして忘れ物紛失物が増え、得意だった運転がおぼつかなくなって、妄想がひどくなりました。

本人もつらかったでしょうけれど、そばにいる私たちだって、もう何がなんやら。

今現在うちのパパは、朝から晩まで、何をするにしても誰かの手が必要です。

わからないことだらけでも、家族がすぐにその疑問に答えるので、昔のようなストレスは感じていないように見えます。^^

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認知症パパの幸福度

そういう意味では、パパは結構幸せなのかもしれません。

毎日ゴキゲンなのが、その証拠といえるでしょう。

もちろん、本人の心の奥底はわかりませんけどね

でも、認知症さんは不満が募ると暴れるのがパターン(笑)ですから、いつもニコニコしているのは本当にハッピーなんじゃないかと思っています。

年をとってなお頭脳明晰というのも素晴らしいけど、たとえボケボケだって幸せな人生はありますよね。

かつては私も「認知症になったらおしまいだ」と考えたりしましたが、今のパパを見ていると、認知症さんの毎日にも価値があるし、十分楽しく暮らせるもんだなぁと思ったりします。

もちろん、いつもじゃないけれど(笑)。

認知症パパのこれから

この10年私たちは、うちのパパが少しずつ壊れていく様子を見てきました。

悲しいかな、認知症という病気は決して改善しないので、今後も悪化するのを見ている他はありません。

脳が機能しなくなるのだから・・・記憶力のみならず、身体機能が徐々に衰えます。

だから今は、パパが転倒しないコト

それを一番、気をつけています。

動けなくなれば、ますます症状が重くなりますからね。

幸い、歩くのに支障はありませんが、わが家は階段が多いから要注意です。

今に、飲食、歩行、入浴、排せつ・・・いろんな面で介助が必要になるかもしれませんね。

でも、当初予想したより遥かにパパは自立してくれています。

暴れて徘徊でもすれば、施設送りかな…と思ってたもん(笑)

そうならないように、家族一丸となって努力してきた甲斐がありました。(^-^)v

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【認知症を発症して10年】今日のまとめ

さて、ここで一つ問題発生。

それは、もうすぐ選挙が控えているってこと。

今回もパパを連れて行く予定ですが、一体どうなることやら。

数年前から、家族がこっそり投票を手伝っていますからね。

選挙会場でパパが上手に立ち回ってくれることと、現場で働くスタッフの方がパパの介添えを大目に見てくださいますように。

今日の認知症パパ語録

うちのパパは入浴前後、私やママの手助けが必要だけど、基本的には一人で入ります。

着替えが自分でできないし、カラダを上手に拭けないし、たまにママがカラダを洗ってあげることもあります。

すべてに世話をかけるのは、本人のプライドが許さないらしく、こちらも一応「手伝おうか?」と了解を得てからにしています。

だから湯舟につかる時は、もちろんパパひとりです。

すると、

パパ
パパ

あぁ~~ええお湯じゃ。あぁ~~気持ちええ

と、ため息まじりの声が聞こえてきます。

ママ
ママ

気持ちいいのがわかるうちは、まだまともかしらね

うちのママも辛辣です(笑)。

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