いつのまにやら師走ですねぇ。
うちの認知症パパは、今が12月だとは思ってませんけどね(笑)。
認知症パパは、新聞&TVが大好き
今年のパパは体調を崩したりもしましたが、今は元気で食欲旺盛。*^^*
ゴキゲンな時は必然的に口数も多くなり、毎日テレビを見ながら毒舌を吐いています。

悪口を言う相手は政府与党・・・いや最近は野党第一党もかな(笑)
昔から酔っぱらっては、独自の政治批判を展開するのが好きな人だったけど、今じゃ1日中そんな感じです。
もちろんその発言はトンチンカンで(笑)、同じコトを何度も何度もエンドレスに繰り返すから、あまり真剣に相手をしてたら疲れちゃう。
テーブルに置いてある新聞一面の見出しを見るたびに

なにぃ!?ワイロをもろうた?不届き者がっ!
「パパ、それ3分前にも同じコト言った」とか「パパ、それ5回目」とも言えず、しまいには私も聞こえないフリをして他の部屋に移動します。

うるさいけど、でも興味がなくなったら、おしまいよね
そう言うママが、パパのおしゃべりに付き合うことは、ほぼありません(笑)。
日にちは知らなくても、首相の名前や出身地は覚えてる
まぁ確かに、批判的であれ何であれ、世情に興味があるのは良いコトです。
現在の国内政治を気にするのも、大切なコトだしね。
たとえば選挙があると、いつもは寝ている時間帯の政治討論番組などを熱心に見てたりします。

すっごい真剣な顔で、集中して話を聞いているようです
きっとその時は、ちゃんとわかっているのかも。
でも、すぐに忘れちゃうのかも(笑)。
パパは昔から反体制派ですので、政府与党には厳しいんだけど、現首相の出身地まで覚えています。
たとえ認知症が進んでも、気になるカテゴリーの興味は尽きないものなのでしょうね。
口うるさいのが玉にキズですが、良しとしますか。^^
認知症パパにとって、次の選挙は大問題
ただ、そんなパパだからこそ、私たちが心配しているコトがあります。
実は広島で大問題に発展した、あの参院選時も、投票の仕方がわからなくなって、さりげなく私がそばに立ってパパにあれこれ教えておりました。

ホントは、NGかもしれません
普段のパパの考え方とか、支持政党を知っているからこそできる家族のサポートだけど、実際、投票時に介助はしてはならないようです。
選挙前はウキウキして、前述の通り討論番組を見たり、新聞を読みふけったり、投票のハガキを出したり収めたり・・・今なお自分の当然の権利だと思っています。
それは大事なコトですが、その信念を曲げないためには、周囲のサポートも必要ですよね!?
あと一年足らずで総選挙。
あぁ、パパの選挙権はどうなっちゃうんだろ。
選挙制度は見直す必要があるのでは?
高齢者はますます多くなるし、認知症になる人も、これから増えていく一方。
若い人に政治参加を促すのも大切だけど、身体が不自由になったり、認知症を患う高齢者をサポートする方法も少しは考えてほしいと思います。

投票を悪用されちゃ困るってのも理解できますけどね
う~ん、なんかいい方法ないのかしらね。
うちのパパには本人が望む限り、投票所に行かせてあげたいと思っています。
【認知症と政治参加】今日のまとめ
私の知る限り、パパが選挙権を放棄したコトは一度もありません。
それは、パパの自慢でもあります。*^^*
必ず一票を真剣に投じるからこそ、いつまでも政治への興味を失わないんですよね。
言ってるコトは、決して的を得ているとは言いがたいけど、パパはパパなりに『良い世の中になってほしい』と願っているわけだし、わが家ではあまり口をはさまないコトにしています。
今日の認知症パパ語録
さて、そんなワケで今日もうちのパパは、ブチブチと文句を言っています(笑)。
その筆頭は、やはりこの人。

ホンマ、Sのヤツはロクなもんじゃないわい
“S”が誰かは想像におまかせしますが。(^^;
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