近所の桜が満開ですが・・・今年はお花見どころじゃないですね。
この騒ぎ、一体いつまでつづくのでしょう。お互い健康に気をつけて過ごしましょう。
認知症パパ、時代劇ドラマと同化中
さて、わが家の暴君は、最近いっそうワガママになってまいりました。
この半月ばかりは短気を起こすコトもしばしばで、私たちは気が休まりません。(><;

それでなくてもコロナ騒ぎで、ストレスたまっているのにね
パパは一時あまりテレビを見なかったんだけど、また復活したようで、自宅にいる日は朝から晩まで大音響でつけっぱなし・・・しかも落ち着いて見るわけではなく、あっちウロウロ、こっちウロウロ。
ドラマの世界と現実世界をはき違えては、私とママを困らせるのです。(ToT)
この前なんて『暴れん坊将軍』を見ていて、大騒ぎになりました。
それはドラマ終盤の午後3時40分頃のコト・・・パパが急に帽子を被って、ママにこう言ったそうな。

ママ急いで支度しなさい!もうすぐ“おつきの者”がこっちに来る!姫も呼んでくれ!

え? パパ何言ってんの? それテレビの話でしょ?

いや、うちに来るんよ、わしが聞いたんじゃけぇ、早うせぇ!
こりゃダメだ・・・と思ったママは、私を呼びにやってきました(笑)。
ドラマの登場人物と話した気になっている
仕方なしに階下に降りてみましたら、身支度を終えたパパが真剣な顔でテレビをにらんでおりました。

え~と、3時55分にはここに着くはずじゃけぇ、丁重にお迎えしてくれよ
3時55分・・・ドラマが終わる時間だね。
一応うなずいておいて、パパが忘れるまで待ちますか(笑)。
しばらく放っておけば、パパが言う“到着時間”までに忘れるはず・・・そう思って、そっと席を立とうとしたところ、パパがジロリとこちらを見ました。

どこに行くんや!?

え? だってあと5分あるでしょ?ちょっと自分の部屋に行ってくる

その間に来たらどうするんや! 失礼なじゃろうがっ

ええ? でもまだ時間あるし、インターホン鳴れば気がつくでしょ?

それは相手に失礼なわい。玄関でお迎えしよう!
・・・と言い出したから、さぁ大変!
仕方ないので私たちは、上着を着て3人揃って玄関先に立ちました。(--;
当然ながら待ち人来たらず(笑)
当たり前のコトですが・・・誰も来やしません(笑)。
パパは「おかしいのぉ」を繰り返し、私たちは「きっと忙しくて、うちに寄れなかったんじゃないの?」などと言葉を濁していましたが、

いや来る!絶対来る!そこにヘリコプターで到着するはずじゃ!
と言って聞きません(なんでヘリなの!?)。
寒い中、3人でブルブル震えながら待つコト10分。

パパ、家の中で待ってもいいんじゃない?
本人も寒かったのか、やっと屋内に入ってくれました。
それから30分ほど「まだか?」「まだか?」と外を気にしていたけれど、いつのまにか忘れたらしい。
いい加減にしてくんない?
時代錯誤であるコトを説明はしたけれど…
あくる日、やっぱり夕方4時頃に、今度は「黄門さんがやって来る」と言い出したパパ。
ずっとこんなコトが続いては大変と、とうとうママは説得を試みたそうな(笑)。
私が台所に入ると、憮然とした表情のパパと、そこには1枚のメモ書きが・・・。
- 江戸
- 明治
- 大正
- 昭和
- 平成
- 令和
こんなふうに書いてありました。

もしかして、黄門さんは来ないって説明したの?

当たり前でしょ!毎日やられたんじゃ、たまらない!

納得してくれた?

・・・・・・・・・・
きっと何日か後には、また同じ騒ぎを繰り広げるコトでしょう。
【認知症とせん妄】今日のまとめ
ホントに突拍子もない主張を始めるので、家族は対処に困ります。(><;
認知症の妄想に関しては、なるべく本人の話に合わせて周囲が気遣う=コレが一般的。
でもね、ママのやり方も決して間違っていないのでは・・・と今回、私は思いました。

だって~度を越してるでしょ。今にもっと大ゴトに発展しますよ!
パパはあれから、テレビの続きを再現しようとはしなくなりました。
「言えば叱られる」とインプットされただけなのか、それは不明ですけどね。(^^;
今日の認知症パパ語録
「家に誰かが訪ねてくる」と大げさに言わなくなったけれど、ちょいちょい私には、こっそり怪しげな発言をしております。

わしは、黄門さんの家来じゃったんで
ベッドに入る時、私がテレビをつけたり、布団をかけてあげるのですが、パパ好みの時代劇にしようとすると、こんなコトを囁くのです。
私はイチイチ否定しないし、もちろんママには言いません。
う~ん、どっちがいいと思います?(笑)
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