認知症に、通院は必要か

 

今じゃ世の中すべての人が知っていますが、認知症は治りません。

「じゃ、なんで通院が必要なわけ?」・・・ホントですよね。(^^;

「クスリ飲んでも、同じでしょ?」・・・ええ、たぶん(笑)。

家族にとっても、悩ましい問題です。

 

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病院が認知症を、救ってくれるわけじゃない?

 

うちのパパが、アルツハイマー病になった頃は、

早めの投薬で、症状を抑えられるよ

と言われていたけど、これはたぶん軽度認知障害(MIC)の段階でしょうね。

当時まだ、そんな病名は聞いたコトもなかったし。

 

とにかく受診してクスリを飲めば、症状が緩和されるんじゃないかと、私は信じていたわけです。

 

だから、嫌がる両親を説得して、病院に行かせました。

今となっては正しかったのか、疑問ですけどね。(^^;

 

結局、クスリは効きませんでした。通院をはじめてから、病状が加速したようにさえ思えました。

 

私のまわりには、クスリどころか検査もせずに「認知症かも?」と、疑いつつ暮らしている家族がたくさんいます。

 

今さら病院行っても、どうせ治らないし

 

それに、たぶん本人が検査を嫌がると思うし・・・

きっと、こんな理由だと思います。

 

認知症の烙印は、結構キツイ

 

病院も、クスリも、効果なし。

それでも、パパを病院に連れて行って、良かったと思える点もあるんです。

それは私たちが、覚悟を決められたってコト。

 

「もしかしたら・・・」と思いながら、対策も立てられない状態より、よっぽどマシです。

たとえ改善は見込めなくても、見て見ぬフリをせずに、家族が一丸となりました。

 

認知症治療薬に託した希望は打ち砕かれたけど、それはそれで仕方ない。

早くからみんなで対策を考えてきたからこそ、パパは元気なんだと思います。

それに、結構フツーです(笑)。

 

  • 徘徊せずに、夜はよく眠ってくれる
  • 物は失くすけど、泥棒呼ばわりしない
  • 口は悪いけど、乱暴は働かない

これくらいなら、OKですよね。^^

 

私たち家族は、パパが居心地よく暮らせるように、常にアンテナを張っています。

認知症関連の情報をキャッチして、みんなで情報共有もしています。

 

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認知症の介護は、家族がたより

 

ところで認知症は、認知症というだけ】では入院ができません。

ショートステイなど、施設での一時預かりは、もちろんOKなのですが。

 

骨折や内臓疾患など、その他の病気にかかれば当然、入院という運びになります。

・・・が、残念なコトに病院で、ぞんざいに扱われます。(--;

 

そりゃそうですよね、コミュニケーションが取れないだもん。

言うこと聞いてくれなし、「動くな」と言っても動くだろうし。(^^;

 

認知症患者は、拘束される可能性も

 

これは、私のおばが骨折した時の話です。

認知症がかなり進んでいるおばは、現在ケアハウス暮らし、ある時、施設内で転んで骨折し、手術~入院生活となりました。

従兄妹たちは、もちろん毎日お見舞いに・・・そしたら、なんと。

 

  • 四六時中、ベッドに拘束されてる
  • そうかと思えば、朝から車椅子に乗せっぱなし
  • トイレにも、連れてってもらえず

半日、放置されるコトもしばしばで「私、ここの人たちに嫌われてる」と泣いていたそうです。

 

家族が病院に訴えたところで「本人が言うコトをきかない」と、にべもない。

 

結局おばは早々に施設に戻り、そこでリハビリを受けるコトになりました。

手厚い介護ですぐに、おばが元気になったのは言うまでもありません。

 

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【認知症と病院】今日のまとめ

 

すべての病院が、認知症に対して冷たいってワケじゃない。

でも認知症は、手がかかります。お荷物になるのも、理解できます。

 

だから私たち家族にできるコトは・・・他の病気やケガで、入院せずにすむよう気をつける!

家族にとっても本人にとっても、それが第一です。^^

 

今日の認知症パパ語録

 

パパ
パパ

わしゃ、どこにも行きとうないで。家がいちばん好きなんじゃ

そうなのか~、そうなのよね~。

パパは、お家でいい子にしてるのが好きなのよね。

 

たぶんこの先、どんなに症状が進んでも、施設入居は無理ですね。

 

ひめ
ひめ

ショートステイさえ、NGかもなぁ

と、すでに私はあきらめモード。

でも、パパが明るく暮らせるかどうかは、家族にかかっているものね。

できるところまで、パパの娘もがんばりますよ~。^^

 

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