今いろんな所で、認知症についての講座が開かれているようです。
私は9月末に受講した『認知症予防教室』がなかなか興味深かったので、先日、第2回目にも行ってみました。*^^*
今回も会場を埋め尽くす大盛況、参加してよかったです。
講座の後半は、若年性アルツハイマー病の方の講演があり、大変ためになりました。
認知症の対応方法と、介護の工夫
講師もスタッフも先月と同じ人たちなので、なんだか私もリラックス。
第1回目は会場全体が、緊張感にあふれていたんですけどね(笑)。
今回は認知症の対応の仕方を、より掘り下げた講座でした。
・・・というのが、この講座の核となっています。
実際、高齢になれば、誰だって脳は委縮しますよね?
多少のもの忘れも、当たり前になってきます。
でも、その程度で留まれば、普通の生活に支障はありません。
そう思えば、認知症はそれほど怖い病気ではないのかもしれません。
認知症にも、いろんなタイプの人がいる
でも、いざ自分や家族が認知症になってしまったら・・・そりゃ、やっぱり慌てます。
けれど、人それぞれ個性があるように、認知症にもいろいろあります。
今回の講座では、そんなタイプ別の認知症対処法を教えていただきました。
以下、簡単にまとめてみましたが、たいてい複数のタイプが混在しているそうです。
【環境不適応】型・・・不慣れな場所や人を拒否するタイプ
- デイサービスを嫌がる
- グループ活動を拒否する
- 病院の待合室で騒ぐ
- 新しいヘルパーさんを怪しむ
【身体不調】型・・・夜になると興奮したり、急に怒りだすタイプ
- 脱水
- 便秘
- 病気やケガ
- 栄養不足など、身体的な不調が原因の場合が多い
【認知障害】型・・・場所がわからなくなるタイプ
- 家にいてもトイレの場所がわからない
- 外に出ると、すぐ迷子になる
【葛藤】型・・・症状が進み、不安や恐怖に駆られるタイプ
- 常識的な注意をすると、怒り出す
- グループ行動中に乱暴する
- トイレットペーパーなど用のないものを持ってくる
【回帰】型・・・昔の思い出を、現実と勘違いしているタイプ
- 昔住んでいた場所に帰ろうとする
- お人形で子育てをしようとする
- 退職前の仕事に行こうとする
【遊離】型・・・現実逃避から、無関心、無感動になるタイプ
- 声をかけても、無表情で返事もしない
- 食事を食べようとしない
- 食事を口に運んでも、口を動かさない
こんな感じで、認知症にもいろんなタイプがあるみたいです。
ちなみに、うちのパパは・・・【環境不適応】+【葛藤】タイプかな(笑)。
ほぼ、提案された対処法通りに、家族はパパと接しています。(^^;
【認知症予防教室】今日のまとめ
認知症と接する毎日はつらい時もありますが、過ぎてしまえば笑えるコトも(笑)。
上記のセオリー通りには、決していきやしませんしね。
でも、こういう講座に参加すると、新たな発見が必ずあります。

パパにこんなふうに接してきたけど、それでよかったんだ
と、安心したり、

今まで困っていたけど、そうすればよかったのか~
と、反省したり。
それに悩んでいるのはみな同じ!そう思うと、少しホッとしたりします。
今日の若年性アルツハイマー病さん語録
講座の後半、楽しいトークで場内を沸かせた認知症のご本人。
横山剣ばりのサングラスに帽子を被り、とてもイケてるおじちゃんでした。
もともとオシャレだったらしいのですが、その派手なイデタチにはワケがあります。

外出先で何か忘れモノをした時、この格好なら他の人の記憶に残るから
・・・だそうです、なるほどな~~。
59歳で病気を宣告され、一時は相当落ち込んだそうですが、10年たった今も全国で講演をしたり、毎日を明るく楽しく過ごしているんですって。*^^*
その方から、とても素敵なメッセージをいただきました。
私も、そうありたいと思います。
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