年をとれば悪いところが増えますよね、認知症もそうだけど。
うちのパパは、アタマ以外は元気ですが(笑)、指の関節に水ぶくれができました。
パパの手足を見て「ああ、年とったなぁ」しみじみ、そう思っちゃった。
老人になると、デキモノができやすい
はじめは小さかったんです。パパの右親指の関節に、できたコブのようなモノ。
でも徐々に、大きくなっていきました。

パパ、それ痛くないの?

別に~~。痛うも、痒うもない
・・・でも、見ているこっちが気になります。

ジャマになれば、病院行ってみる?

全然ジャマに、ならんけど
・・・もしかしたら、病院で切られるのが怖いのか?(笑)
どうにもサイズが大きいし、ほっとくには気持ち悪い。結局、私がついて行くコトになりました。
認知症パパ、近所の皮膚科に行く
順番をママに取ってもらって、病院が開く直前、パパに声かけると、

え? 朝から、どこ行くん?
あんたの、指の治療ですっ!(怒!)
皮膚科って、いつ行っても多いですよね。
その日も朝から待合室には、あふれんばかりの患者さんでした。
どうにかパパを座らせて、私はパパの代わりに問診表を書いたり、受付手続きを済ませます。
こんなコトも、ちゃんと書かなきゃなりません。別に、恥ずかしくはないけどね。
何度も同じ話になり、ドクターも苦笑い
あらかじめ順番を取っておいたから、パパの番はすぐに来ました。
パパの親指を見た先生は、

関節に、コラーゲン状のものがたまってますね。少し穴をあけて、絞りだせば大丈夫ですよ

でも、またすぐ、できるんでしょう?
すかさず、パパが切り返します。

そうですねぇ。一度できるとクセになる人が多いですね。つぶしては出来、つぶしては出来、の繰り返しになるかもしれません。手術すれば、完治するから、気にしなくてもいいですよ
パパは「ふぅ~~ん」て顔をしていましたが、意味わかってる?
認知症は、人の話を聞いていないのか?
治療はあっという間に終わり、膨れ上がっていたパパの指は元通り。

はい、もういいですよ
・・・そう言われたのですが。

先生、コレ、またすぐできるんでしょう?
はい、振り出しに戻ってしまいました。(^^;

ええ、できるでしょうね。そしたら、またいらっしゃい

そうかぁ、またできるんか・・・
・・・で、席を立とうとしたその時。

先生、またすぐ、できるんですかね?
お~~い、パパ、戻ってこぉ~~い!(笑)
【認知症とオデキ】今日のまとめ
結局、5回くらい同じ話をして帰りました(笑)。
先生は事情をご存知でしょうし、パパが納得すれば、まぁいっか。
パパの指にできていた水疱は、「ヘバーデン結節」とか言うらしい。
先生が言ってましたが、中にはゼリー状のモノが詰まっています。
新陳代謝が悪いから、老廃物がたまるんでしょうか?
特に痛みはないようだけど、最終的には手術でしか完治しないみたいです。
パパを連れて、再び皮膚科を訪れる日も、近いのかしら?(^^;
今日の認知症パパ語録

メスでピュッと切って、おしまいよ!
病院から戻るなり、パパはママに報告です。正確には、針を刺して絞りだしたんですけどね。
ま、大した違いでもないから、パパの話に水を差すのは、やめとこっと。

パパ、治療するの痛かった?

いんや、全然! 痛いコトなんかありゃせんわい!
ウソおっしゃい!「痛ぁ~~~っ!」と叫んで、顔をしかめていたクセに。
一応、ママの前で、カッコつけたいみたいです(笑)。
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