最近よく聞くようになった「軽度認知障害(MCI)」、文字を見ればわかるけど、認知症一歩手前の障害です。
うちのパパのように、ひとたび「アルツハイマー型認知症」と判断されると改善の見込みはありませんが、この「MCI」の時期に治療すれば、認知症にならないケースもあるらしい。
そこで私なりに、パパの「MCI」期を振り返ってみました。
ぜひ認知症予防に、お役立てくださいね。
軽度認知障害(MCI)の人、実はたくさんいるらしい
だって、日本は超高齢化社会ですからね。
必然的に、認知症や認知症予備軍が増えているわけですよ。
軽度認知障害(MCI)を含めると、約862万人! 65歳以上の4人に1人ってコトになります!(2012年の厚生労働省発表)
おそろしい~、自分のおじいちゃん、おばあちゃんの中に一人はいる計算になってしまう。(><;
「ちょっとしたもの忘れ」程度なら「年をとれば当たり前」そう気軽に考えて、見逃してしまうんでしょうね。
でもこれからは、もう見逃さないぞ!
MCIの症状をチェックしよう!
まず、ハッキリさせておきましょう! 軽度認知障害(MCI)は認知症ではありません。
だからここは、安心しても大丈夫。^^

放っておくと認知症になる確率が高くなるから、手を打つなら「今!」ですぞ
- さっき聞いたコトや、言ったコトをすぐに忘れて、何度も同じ話をする
- 最近の大きなニュースや、イベントなどの詳細を、よく思い出せない
自分のコトは自分でできるし、特に目立った奇行(笑)もない・・・でもどうも「記憶があいまいな時がある」と感じたら、早めに病院で調べてもらった方がよさそうです。
前回紹介しましたが「食事療法や運動で改善した!」という方が、本当にいるようですよ。
うちの認知症パパのMCI期
さて、軽度認知障害(MCI)をとっくの昔に通過している、わが家の暴君。
うちのパパが病院に行った時は「初期のアルツハイマー型認知症です」と宣言されました。
ですから、その数年前あたりが「軽度認知障害(MCI)」だったと考えられます。

2006年~2011年頃かしら?
久しぶりに実家に戻ると、パパの様子が少しおかしいと感じる程度でした。
「なんか気になる」のは、MCIのサインかも
ただ、よ~く思い出してみますと、当時パパはあまり会話をしなかったような気がします。
ひとりで部屋にこもるコトが多くって、たしか食事も自分の部屋でとっていました。
テレビと本だけが、おともだち(笑)。何かたのみごとをすると、面倒くさそうで不機嫌になっていたかなぁ。
たまに家族と話しても、

あれ、あれ。それよ、それ
と、人やモノの名前がすぐに出てきません。

近頃わしは、忘れっぽくなったわい
たぶん、このあたりが運命の分かれ道だったんでしょう。
この頃、病院に連れて行っていれば、認知症の進行を遅らせるコトができたのかしら。
これはもう完全に認知症の症状です。とほほのほ・・・。(><;
ホントに、軽度認知障害(MCI)は治るのか!?
MCIの時点で完治してくれれば、うれしいですね。^^
もしそうなら、認知症患者にとって未来が少し明るくなります。
早い段階で、生活習慣などを見直せば改善するかもしれません。
「どうせ高齢だから・・・」とか「認知症の検査なんて・・・」と躊躇せず、病院に行ってみる!それが予防の第一歩です。
MCIには、こんな対策があるらしい
軽度認知障害(MCI)の段階なら、毎日の生活の中で、できる対策があるんですって。
- ウォーキングなどの軽い運動
- 野菜・果物・魚中心の食事と、飲むなら赤ワイン(←コレ、うれしいかも)
- 日記やゲームを使って、脳トレ
うちのパパはほとんどトライ済みですが・・・赤ワインを飲むのはたまにだし、脳トレはあきらめちゃった(笑)。
パパのMCI期に、もっと私たちがかまってあげればよかったのかな。
いっぱい会話をしていれば、パパの認知症はこんなに早く進行しなかったのかも。
ま、うちのパパは遺伝性だろうから(だって兄弟全員が認知症ですもん)なるべくしてなったんでしょうけどね。(^^;
今、精一杯かまってあげてるわけだし、パパ、それで許してね。
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