認知症を題材にした映画やドラマ、何かひとつくらい、ご覧になったコトがあるでしょう。
かつては「痴呆症」とか「呆け」と言われていましたが、アルツハイマー病を正面から扱うと、重苦しくなってしまって正直、私は苦手です。
でも認知症を知る上で、ぜひ見ておきたい作品もたくさんあります。
韓ドラ『イ・サン』に登場する、認知症の王様
これは、認知症テーマのドラマじゃありません(笑)。
主役はイ・ソジン演じる、朝鮮王朝第22代王のイ・サン。
彼の祖父である英祖が、譲位直前に認知症になるわけですが、実録ではなく当時珍しく長寿の王様だったため、こういうエピソードを盛り込んだみたいです。
ドラマ中盤に、英祖の認知症状がこんな感じで出始めます。
- 突然、怒り狂ったり
- そうかと思えば、ニコニコしたり
- 巻物がほどけなくて、癇癪を起したり
- 会議を忘れたり
これぞまさに、認知症の兆候ですね。
わが家のパパも気分は王様・・・テレビに気に入らない人が映ると、

死刑じゃ、死刑!こんなヤツは殺してしまえ!
と叫びます。パパが何の権力も持ってなくて、本当によかったです(笑)。
ドラマでも、不名誉な病気と言われる認知症
ドラマ『イ・サン』で、認知症を発症する王・英祖。
孫であるサンは、自分の王位継承権を剥奪されるなど、二転三転する王命に戸惑い、王の病気に気づきますが、それを公表しようとしません。
「歴史に、王様の不名誉な病を刻むわけにはいかぬ」と耐え忍ぶのです。
そうなのかぁ~。やっぱり認知症は不名誉な病気なのね。ドラマはそのあたりを、うまく演出しています。
多少まどろっこしかったり、主人公が善人すぎて(笑)イライラする場面もあるけれど、いい作品だと思います。
とっても美しい映像や泣けるシーン満載なので、ぜひ一度お試しを。^^
認知症テーマの作品ラインナップ
認知症を取り上げた映画やドラマって、世の中にたくさんありますよね。
古い作品でいえば、
有吉佐和子原作の『恍惚の人』(1973年/森繁久彌主演)
*当時 “認知症” という病名は、なかったけどね。
若年性アルツハイマーを題材にした作品では、
『私の頭の中の消しゴム』(2004年/ソン・イェジン主演)
*日本ドラマ『Pure Soul~君が僕を忘れても』のリメイクでした。
今後見てみたい、気になるラインナップ
また、他にも気になっている作品があります。
『パーソナルソング』(2014年/サンダンス国際映画祭受賞作品)
*認知症の音楽療法を紹介している、ドキュメンタリー映画。
『ペコロスの母に会いに行く』(2013年/赤木春江主演)
*漫画が原作。コメディタッチの作品です。
『しわ』(2011年/スペイン制作)
*ユーモアたっぷりの、手描きのアニメーション。
いずれも、内容も映像も評価が高い作品です。
もっといろんな映画やドラマがあるけれど、少しずつ試してみたいと思っています。
【認知症テーマの作品】今日のまとめ
題材が認知症だからといって、重いお話ばかりじゃありません。
わが家で展開される爆笑シーンのように、ほのぼのとした物語が描かれるコトもありますよね。

そんな感動作に出会えたら、また紹介していこうと思います
今日の認知症パパ語録

どうも、あの人、近頃アタマがおかしいらしいで
・・・パパ、人のコトは言わんでよろしい。(ーー;
自分はアタマが確かだと思っているので、そうやって人の悪口ばかり言うのです。
困ったもんだけど、それも病気だ、仕方ない。
パパにとっては、何でもかんでも人ゴトだもんね。
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