お年寄りを、孤独にしない

 

うちのパパがアルツハイマー型認知症になった時、私たち家族はまず、一緒に食卓を囲むコトから始めました。

そしてもうひとつ、パパを絶対ひとりにしない・・・これがわが家の最大の掟です。

 

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2~3年前までは、お留守番できたのに

 

絶対ひとりにしない・・・と言ってもね、パパは2~3時間のお留守番はOKだったんです。

 

電話がかかれば、メモを残してくれたり、来客の対応も一応できてたんだけど。

そのうち、とっても失礼な、頑固オヤジに変身してしまいました。(><;

 

・・・たとえば、電話が鳴るとする。

 

パパ
パパ

はぁ~? よう聞こえん! 誰や!? くだらん電話をしてくるな!

お~い、相手は誰なんだ~~!?(汗;

電話とらせなきゃいいんじゃないの?

って、今、思いました?

早いんです・・・ダッシュで、受話器とるんです(泣)。

 

ひめ
ひめ

パパ、電話でなくてもいいよ

と、言ったコトはもちろんあります。が、怒られてしまいました。

 

もちろん来客の対応は、とてもまかせられない

 

自宅にどなたか、いらっしゃった時の応対にも困っています。(--;

 

あんたが出りゃ、いいでしょーよ

って、思うでしょ?・・・出たがるんです(笑)。

ゴキゲンな時は、まだましなのですが、誰かれかまわず(宅配業者でも)

 

パパ
パパ

どうぞ、どうぞ。上がってください

逆に、機嫌が悪いと

 

パパ
パパ

おととい来やがれっ!

的に追い返し、しかも、本人覚えていない。(ToT)

不思議なコトに、私たち母娘が不在な時に限って、来客があったりするんですよね。

 

ママ
ママ

そろそろ、ヤバいね

ひめ
ひめ

うん、ほんの少しの留守番も、もう無理ね

私たちは、こういう結論にいたりました。

 

そんなわけで、わが家の掟は「一瞬たりとも、パパをひとりにしない」に、バージョンアップ(笑)、ちゃんと今も守っています。

 

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認知症介護、こうして私は仕事を辞めた

 

実はうちのママ、この数年の間に2回も手術入院をしており、今も定期的に通院中。

私が会社勤めをしてた頃、ママが検査で半日病院って時には、仕事を休んでパパのお守りをしてました。

 

が、それも限界の時期が来たらしく、私は仕事をやめて介護修行の身の上に。

無職になったのは半年前、以来お出かけしたい時は、ママと交代制にしています。

 

ママと一緒に外出したければ、週末を選んで、パパのお守りは弟が。

とにかく、もう、ぜぇ~~~~ったいに、パパをひとりにいたしませんっ!

 

認知症パパは、ひとりでこっそり出かけたがる

 

パパのそんな行動は、お目付け役が増えたせいかもしれませんねぇ。

いつも誰かが、パパを見張っていますから(笑)。

多少、息苦しく感じても、まぁ不思議じゃありません。

 

パパが家の中を、うろうろしていれば、

ママ
ママ

何さがしてるの? 何がいるの?

と、イチイチ聞かれるし、ジャンパーを羽織れば、

 

ひめ
ひめ

どこに行くの? 家にいなさい

と、たしなめられる・・・窮屈に感じても仕方がありません。

そのせいか、最近やたらと自分で買い物に行きたがるんです。コレ、マジで困るんだけど。

 

お菓子、タバコ、ジュースに日用雑貨、少し前までは、大量の録画用ディスク

そんなモノを買いたがる・・・全部、家にあるじゃんか。(--;

 

もちろん、ちゃんと支払いはするんですよ。

でも、わが家には空っぽのディスクが、〇万円分も!

 

パパ~、いい加減にしてくんない? 早く次のマイブームを、見つけてくれないかしら(笑)。

 

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【認知症の孤独】今日のまとめ

 

可愛いお年寄りって、いらっしゃいますよね。*^^*

仕草が可愛い。言うコトが、憎めない。愛嬌がある

うちのパパって、そんな年寄りからは程遠い。(--;

 

たとえ認知症でも、いつもニコニコしてる人もいるし(もちろんご家族は、苦労が多いでしょうけれど)、ワケわかんないコト言ってもいいから、可愛げを忘れないでいてほしい。

そんなコト望む私は、無謀ですか?(笑)

 

もっと構ってあげれば、パパも可愛い認知症さんになるのかも??

 

今日の認知症パパ語録

 

何か忘れたり、都合の悪いコトがあると

 

パパ
パパ

わしも、もう年じゃけぇのぉ~

コレがパパの逃げ口上で、調子のいい時は、

 

パパ
パパ

わしも、まだまだ若いモンには、負けやせん!

元気に長生きしてくれれば、それに越したコトはないけれど、もうちょっと人の言うコト聞いて、愛される高齢者になりましょうねっ。

たのむよ、ホントに。(^^;

 

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