『ホテル・ムンバイ』本当に起こった事件【映画】

こんにちは、認知症パパを介護中のユウコ姉です。

自宅で介護をつづけていると、気持ちに余裕がなくなってきませんか?

だからいい意味で、ココロにスキマを作りましょう。

ユウコ姉
ユウコ姉

怖かった・・・この映画、すごくリアルで怖かった

 

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【ホテル・ムンバイ】について

2008年インドで実際に起きたテロ事件、私は当時、震える思いでテレビ映像を見ていました。

その10年ほど前、飛行機の乗り継ぎで、ムンバイに立ち寄ったことがあったからです。

1泊したのは他のホテルだったけど、かの有名なタージマハル・ホテルのロビーに足を踏み入れ、ランチをそこで食べました。

楽しかった自分の記憶が、テレビの襲撃映像と重なって、涙が出たのを覚えています。

この映画を見て、再び脳天に一撃食らったような衝撃を受けました。

概要

『ホテル・ムンバイ』 HOTEL MUMBAI

  • 製作年/2018年
  • 製作国/オーストラリア、アメリカ、インド合作
  • 配給/ギャガ
  • 上映時間/123分

スタッフ&キャスト

【スタッフ】

  • 監督/アンソニー・マラス
  • 脚本/アンソニー・マラス、ジョン・コリー
  • 製作/ジョン・コリー、ベイジル・イヴァニク

【キャスト】

  • デヴ・パテル(アルジュン)…出演作『スラムドッグ$ミリオネア』
  • アヌパム・カー(オベロイ料理長)…出演作『世界にひとつのプレイブック』
  • アーミー・ハマー(デヴィット)…出演作 TV『デスパレートな妻たち』
  • ナザニン・ボニアディ(ザーラ)…出演作『スリーデイズ』

主役のホテル従業員アルジュンは、もうお馴染みの顔ですね。

『スラムドッグ~』の時には少年だったのに、すっかりオッサンになってしまいました(笑)が、当時ムンバイ駅で撮影した場所が、数か月後に襲撃されたということで、彼にとっても感慨深い作品になりました。

監督は最初から、パテルを主役に決めて脚本を勧めたそうです。まさに、ハマリ役でした。

あらすじ

歴史ある五つ星の「タージマハル・パレス・ホテル」で起こった恐ろしいテロ事件。

物語は、数人のモスレム青年が貧民街の浜辺にボートで到着するところから始まります。

彼らは混雑する駅、カフェ、ホテルなどを次々に襲撃し、最後にめざしたのがタージマハル・ホテルでした。

それまで楽園だった高級ホテルは、一瞬のうちに地獄と化しますが、従業員たちの勇気ある行動によって多くのゲストが助け出されるという事実に基づいた作品です。

 

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【ホテル・ムンバイ】総評 ★★★★☆

ホントにすごい映画でした。

いつもの娯楽作品のように冷静に楽しむコトなんて、とても、とても・・・。

見ていて恐怖でいっぱいになるほどリアルな映像で、見終わって肩が凝っていたほどです。

監督は、とにかくリアリティを追求したそうだけど、500人以上が巻き込まれながら犠牲者32人という奇跡に驚き、しかもその半数は従業員、身を挺してゲストを守った勇気を称えて映画化を決めたんですって。

こういう厳しい映画も、たまには見るべきですね。

5つ星の採点評価は ★★★★☆

でも一回見れば、もう充分って感じです(笑)。

とにかく、クタクタになってしまいました。(--;

名場面&名セリフ(ネタバレあり)

ホントにホテル従業員たちが、あんなにカッコいいコト言ったのかどうかわかりませんが

「一緒にゲストを守るか、それとも家族の元に帰っても良い」と料理長に問われ、

長年このホテルで働いてきました。ここが私の家です。
と返答したコックさん、名セリフでした!

地元警察は、犯人たちがまだ子供だと知って驚きますが、襲撃することによって家族への報奨金を約束され、ケガをしながら拳銃で人を殺し、泣きながら父親に電話するシーンが印象的でした。

彼らは死を覚悟し、理想を掲げてジハードを行い、自分が死ねば家族が豊かに暮らせると信じていたようです。

あんな残虐な行為は決して許されるものではないけれど、高級ホテルで無理難題を押し付けるムカつくVIPより、彼らの方がよほど純粋だと思った人は、きっと私だけではなかったでしょう。

いろいろ考えさせられる映画だっただけに、上映期間が短いのが残念です。

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