認知症と家族

自宅の固定電話にかかってくる、さまざまな電話。あまり丁寧に対応していると、とんでもない事態に発展したりします。そこでわが家でも、ついに新しい電話を購入しました！　これで迷惑電話をシャットアウトできそうです。

いくら腹が立っても、認知症相手に怒ってはいけませんが、介護する方はいつのまにかストレスがたまっていて、つい声を荒げてしまう・・・よくあることです。そんな時、怒った当人は自分に苛立っているのかもしれません。

明けましておめでとうございます。2020年がスタートしました。今年も認知症の父親を見守りながら、笑える介護談をお届けしようと思います（笑）ので、どうぞよろしくお願いします。明るく楽しい一年になりますように！

私たち家族は、認知症の父親をとても大事にしているつもりです。気分を害することはしないように心掛け、体調を崩さないよう細心の注意を払っているのですが、いかんせん本人がそれをわかってくれないのが悲しいところです（笑）。

ずいぶん前から「かゆい、かゆい」と叫んでいた81歳の父親ですが、ふと見てみると皮膚が変色するほどひどくなっておりました。市販の薬をつけても、本人がかきむしるので、やっぱり病院に連れて行くことにいたしました。

わが家の認知症の父親は、今でもきっちり晩酌をしています。どういうわけか、こういう習慣だけは決して忘れないんですよね。でも量は減りました。お代わりもほとんどしません。酔っていなくても名調子ですけどね（笑）。

気候とともに活動的になってきた、わが家の認知症の父親。それはそれでいいのですが、あまり家から出たがるのも困りものです。行動を制限するわけにもいかず、仕方ないから私がこっそり後をつけて監視する毎日です。

認知症の父親に付き添うのは、たいてい私の仕事です。少し前から毎朝のラジオ体操にも、一緒に行くようになりました。驚いたことに最近、体操参加者が多いのです。早朝の公園は今や、高齢者の社交場になっているようです。

母方のおばが亡くなりました。私を一番可愛がってくれた、やさしい人でした。認知症の父親は、またしても葬儀に出たくないと大騒ぎ。行けば行ったで周囲に合わせて神妙にしてくれるのですが、母は必要以上に傷ついています。

私の父親は昔から活字を読むのが好きでした。それは認知症が進行した今でも変わりません。ただ理解力も記憶力も落ちているので、読んだことすら忘れてしまうのですが（笑）。そんな中、父だけがある記事に気づいて大騒ぎになりました。