うちのパパが認知症になってから、私たちの暮らしは変わりました。
トラブルは日常茶飯事、アタマにくるコトも多いのですが、良い意味では、家族そろって何かするコトが多くなったかな。
悪い意味では、少々自由がきかなくなった。。。(笑)
認知症介護スタート、本人に内緒の約束
パパがアルツハイマー型認知症だとわかった時、私は「やっぱり…」と納得しました。
でも、ママのショックの大きさは、そりゃもう大変なものでした。
「これから、どうする?」みたいな話になり、とりあえず一つだけ決まり事を作りました。
ただ、それだけです。*^^*
どうしてかと言いますと、それまでパパは“ひとり飯”が多かったんですよね。
自分の部屋にこもって、テレビを見ながら“ひとり飯”・・・私たちも、パパの好きにさせてたわけですけど。
だから必然的に、家族との会話も少なくなりがちでした。
でも、認知症なんて病気になったからには、もう放っとくわけにはいきません!
そこで、楽しくおしゃべりをしながら、一緒に食事をしよう!と、決めたわけです。
家族次第で、認知症にも変化があらわれる
不思議なものです、あんなに、ムスッとしてたのに(笑)。
もっと早くから、かまってあげればよかったのかしら。
でも、世の中のパパって、放っとかれるもんでしょう(笑)。
お約束ができてから。。。わが家では食事の時間になると、必ずみんな集まります。
それまで好き勝手に食べてましたが、私もいち早くダイニングにやって来て、

ご飯だよ~~~
と、パパに声をかけ、パパが食卓についてから「いただきます」と、一緒に言います。
今では、当たり前の風景になりました。
家族間では、ついおろそかになりがちだけど、コミュニケーションって大事ですね。
認知症介護で、家族がやさしくなるコトも
ずっとバラバラだった、うちの家族・・・とりわけ私の弟は、少々気むずかしい男です。
とーっても気分屋で、気が向かないとしゃべらない、家族と行動する、なんて皆無だったんだけど。
いつのまにやら巻き込まれ、一緒に食卓につくようになりました。
それに、ずいぶん丸くなり、最近は自分から

みんなでメシ食うから、先に風呂入れよ
とか、パパに声をかけてあげます。

オトナになったねぇ・・・って、もうオッサンだけど(笑)
認知症パパのために、家族イベントが増えました
介護が始まってから、弟は外食や温泉旅行にも、ひんぱんに連れて行ってくれました。
「今のうちに…」と、思ったのかもしれません。
徐々にパパが、不慣れな場所がNGとなり、あんまり外出できなくなったけど・・・それでも週末には、小さな家族イベントを開催中です。
カラオケ歌いながら、”ウチ飲み”したり、記念日にはお祝いもします。
誰だって無視されるより、かまってもらった方がうれしいに決まってますよね。
家族で酔って、おしゃべりして、パパにも笑顔が増えました。*^^*
【認知症との接し方】今日のまとめ
酔ってゴキゲンな時はいいのですが、うちのパパは、一度怒ると手がつけられない。
だから私たちは、なるべくパパにケチをつけないようにしています。
パパの好きなモノを並べて、好きなコトができるように気配りします。
甘やかしすぎですか? だって機嫌を損ねると、そりゃあ大変なんだから。
今日の認知症パパ語録
みんなに気を遣ってもらっている、自覚があるのか・・・パパは最近、

もったいない
と、言うようになりました。
一時期いつも機嫌が悪くて「どうしよぉ~!」と、途方に暮れたこともあったけど、「みんなでパパを、精一杯気遣ってます!」というオーラを出し続けるうちに、ひねくれた心が氷解した感じです。
パパがハッピーなら、家族もハッピー(笑)。
「もったいない」サービスを、これからも続けますよぉ~!
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