アルツハイマー型認知症のうちのパパ、実はこの病気が発覚する前「うつ病」を患っていたコトもありました。
気分がハイになっている時と「どよ~ん」と落ち込んでいる時のギャップは、今とまるで同じです。
違う点を挙げるとすれば・・・キレやすくなったコトですかね。(^^;
うつ病は治るけど、認知症は治らない
ふと気になって、調べてみました。
そしたらね、老人性うつ病と認知症って、勘違いしやすいんですって。
<たとえば、こんな症状ありませんか?>
- やる気がなくなる
- 被害妄想を抱く
- もの忘れをよくする
うつにも、認知症にも、とれそうな症状です。
でも、うつ病は治ります。治療できるんだから、病院に連れていってあげればOKです。
それに比べて、アルツハイマー病は改善できないと思った方がよさそうです。
受け答えでわかる、うつ病との見分け方
じゃ、どうやって違いを調べればいいのでしょう?
たとえば、質問されて黙りこむ ⇨ 考えこんでいるだけだから、たぶんうつ病。
認知症だったら、トンチンカンな返事になります。
うちのパパがそうだけど、まともな会話になりません。

パパ、晩ご飯、なにが食べたい?

そりゃ飯くらい食わんといけん。飯くらい食わせろ

・・・・・・・・・・
はい、こんな感じで言葉のキャッチボールができません。
わかります? アタマに来るでしょ?(笑)
病気の人とは、顔を見てお話しましょう
本来は誰に対しても、そうすべきでしょうけれど、うつ病とか認知症とか、精神的にまいっている相手には特に、やさしく話しかけてあげた方がいいですよね。*^^*
年をとると少々耳が遠くなるし、つい大声で相手を呼びがちです。
ずいぶん前になるけれど、テレビに夢中で、なかなか返事をしてくれなかったパパの後ろから、ママが叫んだコトがありました。

パパ、ご飯!(何回言わせるのっ)
何度呼んでも気づかないから、つい大声になったわけですが、パパは、びくっ!と驚いて、振り返った顔は恐怖でいっぱい。数秒たってから、

おどかすなっ!!
と、今度は逆ギレ、あの時のパパの表情が、私は忘れられません。(ToT)
認知症パパに話しかける時は正面から
その時のコトを教訓に、パパに話しかける時は
パパが後ろを向いている時は、まず

パパ~~~~
と、先に声をかけます。

何?
と、振り返ったら、

ご飯食べよう
と、行動をうながします。

はぁ~~い
と、よい返事が返ってくれば、OKです。^^
【認知症への呼びかけ方】今日のまとめ
このように呼びかけるだけで、わが家の暴君も言いなりです。
ふっふっふ、ダテに50年あまりも、あんたの娘をやってない。( ̄ー ̄)V
こうして娘は、認知症パパを手玉にとる方法を、日夜研究しているのです(笑)。
今日の認知症パパ語録

パパは、いっつも返事がええじゃろ!
はい、はい、自分で言ってりゃ世話ないね(笑)。
確かに、ゴキゲンな時は、ご飯で呼んでも、お茶で呼んでも、

はぁ~い
と、返事をしてくれます。子供の返事みたいでしょ?(笑)

こんな時には、可愛いのにねぇ

誰にでも可愛い時があれば、憎たらしい時もあるよ
言ってもしょうがないんだから、あきらめな・・・これは、心の声ですが(笑)。

今さら言っても、しょうがないよね
ありゃありゃ・・・私の心の中の声、ママに聞こえたのかしら?(笑)
コメント
長い付き合いだからこそ憎たらしー!と思うこともあるけど、病気になったから見える表情もあるのかも?って思います。
そして、ユウコ姉さんの書くパパさん、やっぱりかわいいです(笑)
そうですよねぇ。本人はどんどん素直な人になっているんだと思います。(ちょっとおかしいけど)
ゆえさんにそう言ってもらえると、少しホッとします。本当にありがとう。^^