アルツハイマー型認知症って、がんばっても良くならない・・・なんだけど、何か試してみたいのが、家族ってもんです。(^^;
私たちも、なんとかパパにアタマを使わせようと、あの手この手、試みました。
ま、あんまりうまくいきませんでしたがね(笑)。
認知症の進行をくい止めるための努力
介護の基本はコミュニケーションなので、その点わが家はうまくいっているのかもしれません。

パパが病気になる前に比べると、とにかく会話を大事にしているし
だけどね、そんな私たちも、認知症の改善というはかない目標めざして、がんばった時期があったのですよ。(^^;
作り話の中では”秀才”ですが、もともとパパは勉強ギライですからね。
認知症さんに習うという選択肢
押してダメなら、引いてみなってワケで(笑)、教えるんじゃなくて、パパに習ったらどうだろう!?・・・と、逆発想にも挑戦しました。
どうです~、いい考えでしょ?^^
・・・が、しんぼう強く娘に教えるコトなんて、到底できません。
結局、シロウトの私相手にすぐ「投了しろ!」と言うので(笑)、私の方が嫌になってしまいました。
認知症パパが、自分から始めた脳トレテスト
そんなパパが自ら手に取ったのが、新聞折り込みの脳トレテストです。
月に2回、B4二つ折りで配布されます。
簡単だし手軽にできるので、思いのほかパパも気に入っている模様。
タイトルは、『脳の体操』
言いたい事が言葉にならない、人の名前が思い出せない、物忘れが多くなったこんな人におすすめします!
冒頭には、こう書いてある。簡単な算数と、漢字の書き取りテストです。
算数は、小学校2年生レベルかな?
・5+3=( )
・26÷8=( )あまり( )
って感じで、全50問。
「時間を計って、早く計算!」が目的ですが、パパはのんびり屋さんです(笑)。
実は、こっそりカンニング
漢字は、中学3年生レベルです。
・(すこ)やかに(せいちょう)する
・交響楽団への入団を(きぼう)する
みたいな熟語を書く問題が全15問で、パパはいつも、80点くらいかな。
計算を早とちりして間違ったり、漢字は点の位置が違っていたり、よく考えれば満点だったのに、ってコトもありました。
でもね、ある日、見てしまったんです。

そんな知恵が、まわればOKかな
少しでも、自分で考える。
自分の手で、文字を書く。
それが大切なので、私とママは見て見ぬフリをしています。
【認知症と脳トレ】今日のまとめ
ところがそのテストさえ、だんだん溜まってきています。
今では自分の視界に入らないように、脇に押しやる始末です。(><;

あ~あ、今日は、やるコトが何にもないのぉ

じゃ、ヒマつぶしに、テストでもしてみる?

・・・・・・・・・・
もう見るのも、イヤになっています(笑)。

パパ、もうテストしたくなくなった?

うん、あんまりね

じゃ片づけよっか。目障りだし

うん、そうして
というわけで、脳トレテストは、ジ・エンド。
そのうち「やめる」と言ったコトを忘れて、また始めるかもしれませんが。
今日の認知症パパ語録

わしは、頭脳明晰じゃけえの
パパは自分のアタマを指差しながら、ふんぞり返って、そう言います。
私たちは「はい、はい」と言いながら、うつむいて「ぷっ」と笑います。
頭脳明晰でも明晰じゃなくても別にいいから、パパ、今日も楽しく過ごしてね。^^
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