認知症の好き嫌いは、気分次第

 

うちのパパは、気分次第で言うコトがコロコロ変わります。

それも、認知症の成せるワザ・・・わかっちゃいるけど、やるせない。

パパの希望通りにしているのに、いちいちケチをつけられるんですから、これじゃ家族はたまりません。

 

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認知症は、食事時にやかましい

 

本来うちのパパは、食べ物に好き嫌いがないのが、唯一の美点です(笑)。

もちろん苦手な食材はありますよ、納豆やキムチのような発酵食品がダメってくらいかな。

 

それに昔と比べれば、味にうるさくなくなった・・・ていうか、味オンチになってます。

だから、たいてい何を出されても残さず食べます。

ただ最近は、イチャモンをつけるのが彼の仕事なもんで、何か言わなきゃ気が済みません。

 

 

認知症の言うコトを、本気にしない

 

たとえば先週は大好きだった野菜が、今日は「キライ!」・・・そんなコトは日常茶飯事。

私たちも、慣れましたけど。(--;

 

パパ
パパ

水菜の筋が、かたい!

と言うから、とりのぞいてあげたのに、

パパ
パパ

水菜はかたいくらいがおいしいのに、わしの皿には入ってない

なーんて、言うし。

「ピーマンは苦い」と言ったくせに ⇨「苦いから、旨い」

「オクラは粘ってまずい!」はずが ⇨「この粘りが、おいしい」

「魚のアラは、食うのが面倒くさい」 ⇨「骨のまわりが超美味しい!」

・・・もう、やってられません。

 

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認知症の相手は、ニュートラルで

 

今やその日になってみないと、わからないパパの好み、こっちも神経質になってらんない。

 

ひめ
ひめ

この前、好きって言ったじゃない!

と、ここで反論してもムダなのは、おわかりですね(笑)。

ああ言えば、こう言う・・・収拾がつかなくなるので、私たちは苦笑いであきらめます。

 

認知症パパの言い訳

 

うちのパパは農家で育ったので、戦時中も食糧には困ったコトはありません。

なのに、例によって与太話に花が咲くと

 

パパ
パパ

昔は食い物がなくて菜っ葉ばかり食ったから、野菜はイヤだ

とか、言い出します。

ひめ
ひめ

パパ、おぼっちゃまだったんでしょ? お家は裕福だったんじゃないの?

と、私が言えば

 

パパ
パパ

金はあったが、末っ子のわしは、まともに食わせてもらってない

・・・まーた、ウソばっかり。

小学校時代のお弁当は毎日、玉子焼き入りで「秋は松茸を敷き詰めてた」と、自慢していたのは誰だっけ?

 

何につけても、暴君になることで「わしがいちばん!」という、アピールして困ります。

 

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【認知症の好き嫌い】今日のまとめ

 

パパの主張に勝負を挑む・・・私たちは、そんな無駄なコトはいたしません(笑)。

もうね、言われるがままですよ、表面上はね。(^^;

 

認知症を相手に、イチイチ道理を説いても始まりませんからね。

パパがゴキゲンなら、それでOK。わが家の平和はパパ次第です(笑)。

 

今日の認知症パパ語録

 

そんなパパでも、やっぱり大好物だけはブレません。

パパの三大好物は、

  • 玉子焼き
  • お芋(煮ても焼いても揚げてもOK)
  • エビ料理(フライ、天ぷら、お寿司)

・・・あんたは、子どもか? そう言いたくなるでしょ?(笑)

その上、好きなモノはすぐに食べようとしないから、ときどき私がからかいます。

 

ひめ
ひめ

それ、いらないの? いらないんなら、食べてあげようか?

パパ
パパ

ダメ! もったいないから最後に食べるの!

そうなんです、うちのパパは、好きなモノを最後まで取っておくタイプです。

 

好物だけ残しておいて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、口に運びます。

こんなときには可愛いんだけどなぁ~、ママと私の愚痴でした(笑)。

 

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