認知症の眠れぬ夜

 

家族に認知症がいると一番不安なのは、やはり夜。

妄想に駆られたり、不眠症だったり、徘徊をはじめたり・・・心配は尽きません。(><;

 

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夢がうつつか、うつつが夢か・・・

 

いつぞやの、うちのパパのように突然、家を飛び出されたら、そりゃ慌てますが。(^^;

それでなくても認知症って、夢と現実が交錯しているわけでして、夜中にびっくりさせられるコトが結構あります。

たとえば、うちのママいわくパパは夢を見て、よくうなされるそうな。

 

パパ
パパ

助けてくれえ~!

と、急に叫んだり、

 

パパ
パパ

ひゃあ~~~~!

と、言いながら起き上ったり・・・ココだけ読むと、笑えますけどね。

 

ママ
ママ

こっちがびっくりして、跳ね起きた

おかげで、ママはいつも寝不足です・・・気の毒に。

 

 

認知症パパは、テレビの続きを夢で体感?

 

きっと殺人事件なんかの、TVドラマばかり見るせいです。

お話のつづきを、夢で体現してるんでしょうね。

そうそう、ママの浮気疑惑だって、パパの夢の中の話だし(笑)。

 

うちのパパは早ければ、毎晩9時には寝てるんだけど、そんなウトウトタイムの9時過ぎに、電話が鳴ったコトがありました。

たぶん、変な夢でも見てたんでしょう。

 

パパ
パパ

誰や! 夜中に電話をかけやがって! 殺してやるっっ!!

これには、みんなが驚いた・・・こ、怖すぎる(@◇@;;

まったく、なんて物騒なコト言うんでしょうね!?

 

ママはなだめるのにひと苦労で、そして次の日、電話の相手に「夜は電話しないでください」とお願いするハメになりました。

とほほのほ~。(ToT)

 

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認知症の夜は、”鬼門”

 

そういえば、同じくご主人が認知症だったママのお友達も「夜が怖い」と言ってたっけ。

そのご主人は急速に身体能力が衰えて、すでに亡くなられたのですが、夜、寝ようとすると時計を投げたり、頭をこづいたりしたらしい。(--;

 

アルツハイマー型ではなかったから、パパとは若干、症状は違いますけどね。

昼より夜・・・危険な香りがしますよね。(^^;

 

両親の部屋の扉が開いている理由

 

その頃から、うちのママは寝室の戸を開けっ放しにするようになりました。

 

ひめ
ひめ

ここ閉めとこうか? その方が暖かいでしょ

ずいぶん前に、私がそう言いますと、

 

ママ
ママ

開けとけば、いつでも逃げ出せるから開けといて

・・・だそうです。

夫婦って、やっぱり所詮、他人なのね(笑)。

 

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【認知症の夜】今日のまとめ

 

とにかく鬼門なのですよ、認知症の夜というのは。

暗いと不安になるのかな? 丑三つ時は妄想タイムにふさわしいのかもしれませんね(笑)。

 

でもそんな時には、やはり昼間の様子を探るのがよさそうです。

ニコニコ笑顔の時には、夜もおとなしく寝ていますから。

 

うちのパパに関していえば。。。何か気に入らないコトがある時に、おかしな妄想が始まるような気がしています。

 

今日の認知症パパ語録

 

パパ
パパ

夕べ、またへんな夢を見たわい

パパは朝起きると、しょっちゅうそんなコトを言っています。

ママ
ママ

だから夜中に、叫んでたの?

そうか・・・ママは、今日も寝不足なのね。

 

パパ
パパ

うん、なんでかしらんけど、サルに追っかけられて、足がもつれて逃げられんかった

ママ
ママ

サスペンスばかり見るからよ。人を追いかけて殺したりするドラマ見るの、少しやめたらどう?

でも、みんなが忠告したところで、話をきく男ではありません。そこで、

 

ひめ
ひめ

じゃ今度サルに追っかけられたら、きびだんご投げて家来にすれば?

私も負けずに言いました。

 

パパ
パパ

おお、そりゃええ考えじゃ。そうしてみよっと

と言うものの、夢を見るまで覚えていればいいけどね(笑)。

 

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