若年性認知症の暴力

若年性認知症の弟が、暴れるようになっちゃった。

困りました。

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弟が初めて暴力を振るった

時々、暴言を吐くことはあったし

物に当たることもありました。

でも、手を出したのは初めてです。

 

2~3日お互い不眠状態でしたが、あまりにもバタバタうるさいので様子を見に行くと・・・

いろんな場所に電気をつけて

ドアを開け放って

私の洋服や物が移動し

私の書斎に布団を投げ捨て

トイレのスリッパが置いてありました。

 

本人はベッドに座って、ヘラヘラ笑っている。(--;

さすがに頭にきました。

私だって寝てないし。

ひめ

これはあんたの布団でしょ!

そう言って弟の布団を部屋に放り投げ、私の物を片付けて、ついでにトイレに行こうとするとまた汚していて、

ひめ

あぁもうっ、いい加減にしてよ!腹の立つ!

トイレに向かって文句を言っていたら、弟が飛んできました。

長男

なんじゃ言うんや!

目がすわって、歯をくいしばっています。

拳を振り上げ、恐ろしい形相で

長男

殺しちゃろうか!

と言いながら、私を叩き始めました。

 

家族かどうかわからない?

詳細は語りたくないので省略します。

思い返しても、胃が痛くなるほどです。

 

私は大声で、階下のママを呼びました。

ひめ

最近耳が遠くて、なかなか気づいてくれなかった

やっと3階に上がってきたママが弟を制止する間に、私は2階に降りて電話をつかみました。

警察に電話するためです。

 

『弟が暴れてるんです!助けてください』

本当に、身の危険を感じるほどでした。

 

私やママのことが一瞬わからなかったようです。

攻撃対象は私だったので、ママが止めている間に逃げて電話したけれど、ママも突き飛ばされたらしい。

でもすぐに我に返った弟を部屋に戻し、ママも階下に降りてきました。

警察はなかなか来ません。

 

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早朝5時、警察が駆けつける

私たちは玄関で警察を待ちました。

20分くらいたった頃、ようやく二人組が到着しました。

事情を話しているところへ、また二人。

その後二人やってきて、合計6人になりました。

 

最後に来た警察官が、

パパ兄
警官

あ、この前うちに写真を持ってきた方ですね

顔見知りのおまわりさんでした、(^^;

 

弟が徘徊した時『今後のために写真を用意して』と言われて、プリントアウトしたものを持ち込んだのを覚えてくれていました。

 

4人が私とママから事情聴取する一方で、二人は弟の様子を見に3階へ。

パパ兄
警官

落ち着いたようだから、寝かせましたよ。暑いというので冷房つけました

パパ兄
警官

でもワケのわからないことを言ってて会話になりませんね

逮捕するわけにもいきません。

パパ兄
警官

しばらくお二人で休むように。もし危険を感じたら躊躇せずに電話してください。次はサイレンを鳴らして急行します!

そう言い残して、皆さん引き上げて行きました。

 

警察には打つ手なし

こういう場合(よくあることらしい)、暴れた当人を検挙しても、一晩で帰すのが通常だそうです。

家族側に訴える気がないからです。

パパ兄
警官

今度110番する時は、同時に119番にも電話してください。そのまま病院に連れて行くことができますしね

と、アドバイスしてくれました。

そして

パパ兄
警官

お姉さん、率直に言ってもう無理だと思いますよ。預ける所を探した方が…

そう言われました。

何かあるたびに思うんだけど、この近辺の警察官って、認知症患者と家族にとても親切です。

 

この日弟は、それ以上暴れませんでした。

正気に戻ったのか、小さくなって過ごしていました。

 

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【若年性認知症の暴力】今日のまとめ

一か月以上たった今も、私の腕には傷跡が残っています。

弟は身体が大きいし、まだ50代半ばだから、力が強い。

 

年々痩せこけていく私では、とても太刀打ちできません。

体力がある若年性認知症の困りごとのひとつです。

今日のおとぼけママ語録

あの後、私はママと2階で休むことになりました。

今までは常に、私が弟の行動にアンテナを張っていたのですが。

どこでオシッコするかわからないし、誤って3階のベランダから落ちたら大変だからです。

 

が、ママがこんなことを言いました。

ママ
ママ

飛び降りたけりゃ飛び降りればいい

こんなことを口走るようじゃ、家族の精神状態もまともとは言えませんね。

やれやれ。

これから一体どうなることやら。

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