若年性認知症の徘徊

前回のトイレ騒ぎの後のこと。

今度は、徘徊騒ぎです。(><;

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通所を嫌がり、家を飛び出す

・・・ちょっと表に出てみる。

そんなことは度々あったし、わが家では玄関の補助キーを常にかけるようにしています。

でもその日の朝、施設の車が来るから鍵を開けていたんですよね。

 

お迎え直前になって急に

長男

行かんよ

と、ふてくされた態度の弟。

急ぎ電話しましたが、

もうそちらに向かっていますし、到着時点でどうしても嫌ならドライバーを帰してください

と言われたので、私はそう伝えました。

その10分後。

ママ
ママ

あの子がどっか行った!

ママが階下から叫びました。

急ぎ降りてみると、玄関扉は開いたまま。

靴箱の上には、ご丁寧にスマホを置き去りにしています。

 

これじゃ、位置追跡もできないよ。

私は弟を追って、家を飛び出しました。

 

猛暑日の炎天下で行方不明

9月中旬でしたが猛暑日で、朝からうだるような暑さです。

弟を見かけたという近所の人の情報に従って、自宅周辺を探しましたが見つかりません。

ひめ

パパが徘徊した時も必死になって探したな

そんなことを思いました。

あの時は、弟も一緒に探してくれたのにね。

 

宛てもなく探しても埒が明かないので、私は一度家に戻りました。

水分補給をして、弟の顔写真を持ち、警察に行くことに決めました。

連絡が行違わないように、ママは自宅待機です。

 

捜索願いを出す時には、電話じゃなくて派出所に出向くのが一番です。

ちゃんと写真を持参すること!

パパを探した時の経験です。

 

35度超えの炎天下で、歩き回って倒れていたらどうしよう。

そんな不安に駆られながら、警察に急ぎました。

 

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警察に捜索願い

近くの派出所に着いてワケを話すと、調書を取られます。

新人っぽい若いおまわりさんで、言うことがイチイチ的外れでイライラしました。

 

こっちは一刻も早く、探しに行ってほしいのにっ!

 

結局、話の途中で少し年配の警察官が先に出かけてくれました。

30分くらい話をした後、私は再び家に帰り、水筒を持ってまた弟の捜索に。

 

さて、一体どこを探せばいいのやら

やみくもに探しても疲れるだけです。

で、ちょっと冷静に考えてみました。

 

亡き認知症パパは、想像もつかない場所で保護されていたけれど、

普段外を歩かない弟は、馴染みのあるルートかも?

 

週1回、電車で通うデイケアへは乗り換え駅まで歩いて行くことがよくあります。

私はまず、その電停を目指しました。

・・・が、いませんでした。

 

そのまま戻らず、大通りに出ることに。

ひめ

こっちじゃなかったか…

肩を落としてそう思った時、よく似た背格好の男性を発見!

自宅方向に向かっている様子です。

 

フラフラに疲れている弟を発見

『よっちゃ~~ん!!!』

すでに走ることもできず、私は弟の名前を呼びながら速足で近づきました。

 

でも振り向きもしません。

・・・人違い?

 

いや、ズボンを膝上までまくり上げているけれど、あの服装と歩き方は弟に違いない!

100メートル以上離れていた距離を徐々に縮めて、やっと追いつき腕を取ると、弟は呆けた表情で

長男

あぁ

と、ひとこと言いました。

汗だくの顔をハンカチで拭き、持ち歩いていたポケトルの水を飲ませ、その間にママに電話。

ひめ

見つけたよ!すぐ連れて帰るけど、警察に連絡しといて

家までは普通に歩けば数分の距離ですが、本人も安心したのか、疲れ切ってしまったのか、支えてやらないと足が前に出ない状態でした。

ひめ

あとちょっとだから頑張って。次の角を曲がったら着くからね

励ましながらやっとのことでわが家に着くと、身体が熱っぽくて熱中症気味のようです。

水を飲ませ、身体を冷たいタオルで拭いているところへ、警察官2人がやってきました。

謝罪とお礼を述べて、お引き取り願いました。

 

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【若年性認知症の徘徊】今日のまとめ

去年の秋は、別の意味で大変でした。

パパの病状が悪化して、施設入居が決まった頃なので。

 

それからパパを見送って、すぐまたこんな状況になるなんて。

私はネガティブ思考をする方ではありませんが、つい

『次は何?』

とか思ってしまいます。

 

ユウコ姉のひとりごと

この夏は本当に、いろんな事件がありました。

今もトラブル継続中です。

時系列に従って、私の気持ちが落ち着いてからお話しているので、すべて少し前の事柄になります。

 

パパの介護で馴れていたつもりだったけど、若年性認知症って本当にやっかいです。

だって、

『進行が速い』

『相手に体力がある』からです。

 

わが家のトラブル、まだまだ続きます。(ToT)

 

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