すっかり市民権を得たと思っていましたが。
認知症って、まだまだ未知の病気なのですね。
生活自立訓練所の体験
私の場合、周囲に認知症の人が多い。
それに亡き認知症パパの介護に携わる人に囲まれていて、ごく普通に認知症の話をしてきました。

弟の場合も同じです
日々の報道も、ママや弟の病状に関連する事柄を選んでチェックするし、そのせいか
と勘違いしていたのです。

今さらですが、笑えます
世の中には認知症さんを知らない人の方が、圧倒的に多いんですね。
接したことがないから、誤解も生ずる。
理解できないから、なんだか怖い。

驚くことに、福祉サービスの人さえそうみたい
どうして、こんなこと言うかといえば。
・・・今回の生活自立訓練所で感じたからです。
ふたコト目には

私たち、認知症の方を預かったことがないので
だから
『ダメかもしれない』
『こういう行動をされたら困る』
『預かれない場合はご容赦を』
こんなNGワードを散々聞かされます。
もう、わかったってばぁ~。(--;
慎重すぎる職員に困惑
先週の金曜日、弟が施設体験に出かけましたが、私はうんざりしました。

念のため、お姉さまも来てくださいね
この程度は理解できる。
途中2度ほどスタッフがやってきて

わりと皆さんとコミュニケーションも取れてますよ

料理作りに参加していて、笑顔も見えますよ
などの報告があり、問題がないなら帰っても?と思ったら

いえ、念のため最後まで…
穏やかに参加しているのに『念のため』って、いったい何が起こるってんだ!?
半日体験とはいえ、固い椅子に座って3時間余り。
これは、ほとんど拷問です。
スマホで遊んで過ごしましたが、肩は凝るし、腰が痛くなりました。
認知症に対する偏見
これは、認知症に対する偏見では!?
…なんて、私の考えすぎ?
認知症って、特殊な病気ですものね。
実際に関わったことがなければ、大げさな症状だけが取り沙汰されがちです。
たとえば
- 突然、怒り出す
- 乱暴を働く
- まったく話が通じない
- 徘徊する
- 暴言を吐く
・・・こんな感じ?

これがステレオタイプの認知症状
でも、みんながみんな乱暴になるわけじゃないし、ずっと同じでもありません。
一人ひとり個性があって、また普段の生活環境も反映されます。
うちの弟は大人しくて受け身な性格ですから、外に出て緊張することはあっても、そこまで迷惑をかけるとは思えないのですが。
知らない人は【認知症を一括り】に考えがち。
不安視されても仕方ないのかもしれません。
若年性認知症が容認されない理由
若年性認知症って、私たちの想像以上に多いらしい。
でも、あまり接したことがないはずです。

それは引きこもる傾向にあるから
高齢者と違って、世間の目もなんだか冷たい。
介護サービスを受けられないから、行く当てもない。
閉じこもっているから、病状が悪化する。
・・・悪循環です。
先日、弟はようやく【障害福祉サービス】受給者証を取得しました。
これから活動機会が増えればいいなと思います。
【認知症に対するイメージ】今日のまとめ
施設側とのやり取りがあまりに面倒で

もう結構ですっ!
と、言いたくなる(笑)。
それをじっと堪えています。

短気はダメよ、短気は損よ
自分に言い聞かせているのです。(^^;
弟が早く新しい場所と過ごし方に馴れ、スタッフの皆さんが弟を理解してくれますように。
それが唯一の解決方法ですよね。
今日のおとぼけママ語録
うちのママは、よその家の話をしては

気の毒にねぇ
と同情します。
『病気になった』
『施設に入った』
『商売が傾いた』
知人に高齢者が多いから、どうしてもこんな話題になるのでしょう。
でも、

ママ、うちも『気の毒』だと思われてるよ
と言うと、ママは大笑い。

ホンマじゃね。わが家も相当気の毒よね
笑ってる場合じゃないんだけど(笑)。
『気の毒』な家ではありますが、決して不幸ではありません。
強がりじゃなくて本心です。^^
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