若年性認知症の居場所

若年性認知症の弟の生活は、昼夜逆転。

夜行性のため、私の眠りも妨げられます。(ToT)

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精神科の通院日

弟は2カ月に一度、病院に通っています。

いつも簡単な問診をして、処方箋をもらって終わりです。

従姉
ドクター

調子はどうですか?何か困っていませんか?

そう聞かれたところで、弟の答えはいい加減。

誤魔化したり、作り話をするのが関の山です。

 

私も本人の前であれこれ言えないので、今回は前もって病院に電話しておきました。

最近の様子や家族が困っていることを伝え、

  • 薬の見直し
  • 院内にあるデイケアの通所

などをお願いしました。

 

主治医はその話を踏まえた上で

従姉
ドクター

ちょうど一年が経ちますから、今日は検査をしましょうね

と、CTや血液検査を受けることに。

私への聞き取りもあり、弟が一人になる間は、ナースステーションで待機させました。

なぜかと言うと。。。

 

姿をくらまし大騒ぎ

この日初めて、病院で弟がいなくなったからです!!

私は血の気が引きました。

 

朝、病院に到着した直後

長男

ちょっとトイレ

と言うので、その間に受付をしたのですが、いつまでたっても弟がトイレから出てこない。

 

あまりにも長いので、男性トイレをのぞいてみたら、誰もいない。(--;

診察室のある2階かも…と思って探したけれど、やっぱりいない。

 

私は受付に引き返しました。

ひめ

すみません、弟がいなくなりました

似たような患者さんが多いのか、相手は落ち着いたものです。

カメラをチェックし、職員数人で探してくれて、10分後、屋上にいた弟を連れて戻ってくれました。

なんで、屋上!?

ひめ

黙ってどっか行ったらダメじゃない!心配するでしょ

長男

・・・・・

ひめ

屋上に行ってみたかったの?

長男

うん、まぁね

こういう受け答え、パパにそっくり。

『まぁね』じゃないだろっ!

 

私は職員さんたちにひたすら頭を下げ、弟を連れて2階に移動。

そしたら看護師さんが、

よかったら今度から詰所でお預かりしますよ

と言いにきてくれたのです。

おちおち一人にもできないので、お言葉に甘えることにいたしました。(ToT)

 

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デイケア以外の活動場所

そんな騒動があり、検査も終えたわが弟。

お願いしていたデイケアの件は、

従姉
ドクター

デイケアは送迎がないし、自分でやりたいことを選択しなきゃいけないので、自立支援の方を活用してみましょうか?

自立支援施設も敷地内にあり、早速担当者に会うことに。

認知症が対象ではないのですが、若年性を預かるケースもあるらしい。

あくまでも、本人が適応できれば・・・です。

 

本来は、

うつ病や引きこもり、長期の病気療養者などが、社会復帰をめざすための生活訓練施設

なので、利用できるのは2年間で、費用もかかります。

でも、無料送迎があるのです!

自立訓練施設の特徴

この施設には、デイケアほどのアクティビティはありません。

自立生活を促すためのプログラムが中心ですから、料理して一緒に食べたり、手先を使うボランティア仕事をしたり、軽く身体を動かしたり、自分好みのスタイルで参加できるそうです。

一人暮らしを練習する短期滞在施設も完備されていました。

スーパーでの買い物訓練もあるんですって

人づきあいが苦手な方が多いので、どのプログラムも数人程度。

そういう点も、弟向きです。

 

弟も一緒に施設見学をしたのですが、今は事情がのみこめていません。

どちらにしても連休中は動けないし、少しずつ説明しようと思います。

 

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【若年性認知症の居場所】今日のまとめ

果たして弟は、自立訓練施設に通ってくれるでしょうか?

その気にさせられるかどうかは、私の腕次第です。(^^;

機嫌のいい時を見計らって、さりげな~く話を持って行かなくっちゃ

週1でも通ってくれれば、毎週月曜日のボランティア名目のデイケアと合わせて、外出が週2日。

生活リズムが少しは整いそうです。

 

また今月から、ソフトボールの練習も始まりました!

\(⌒▽⌒)/

月に1回、デイケアのスタッフが送迎含めて世話をしてくれるのです。

中学校の広いグラウンドで、気軽にボール遊びをするだけですが、初めて参加した先週、弟は楽しそうに帰宅し、夜も熟睡していました。

 

居場所の少ない若年性認知症

親身になってくださる人たちのおかげで、わが家はなんとかやっていけます。

 

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