長年、うちの認知症パパを世話してきたので、馴れているつもりだったけど。
認知症さんにも、それぞれ個性がありますね(笑)。
50代認知症は、こんな感じ
前々から弟について述べてきましたが、当初私は【アルコール性認知症】だと思っていました。
だから『お酒さえやめれば、きっと治る』と信じていたんですよね。
でも今の主治医から

アルコール性はもっと暴力的ですよ
『だから違う』と言われました。
そうなんです。
うちの弟は、大人しいのです。
もともと口数が少ないし、乱暴者でもありません。
特に断酒後は、めったにに怒らなくなりました。
また以前のパパのように、自慢話とか、人を罵ったりもしません。
初期のこのブログを読まれた方ならご存知でしょうが、まぁ本当にうちのパパったら、あることないことしゃべりっぱなしでした(笑)。

しかも、ほぼ作り話
どちらがラクってこともないんですけどね(笑)。
認知症の弟が苦手なこと
今、毎日の暮らしの中で弟が一番困っているのは、時間の感覚がないことだと思います。
朝と夜を間違えるし、時計を見誤ることも。
当然ながら、月日や季節はハッキリしていません。

毎日ホワイトボードに日付と予定を書いても、目に入らないみたいだし
その他、最近難しいのは
- 電気やTVの消し忘れ
- リモコンの使い方
- お風呂のフタの仕方
- お風呂のお湯張りや追い炊き
- 洋服の選び方や着方
- スマホの使い方
この1年で、できないことが増えました。
毎日の薬の用意は、いつもママがしているし、部屋の片づけや、その日の予定、スマホの充電は私の仕事。
やりすぎが本人のためにならないとはわかっていても、少しでも居心地よく、困らない状態にしてあげようと思うと、こうなっちゃうんですよね。
ずっと【デイケア】への付き添いを嫌がっていたけれど、今はそれが当たり前のように拒絶しなくなりました。
たぶん、ひとりでは不安なんだと思います。
若年性認知症のトイレ事情
そして私たち家族が困っていることも、一つや二つではありません。(^^;
私が一番ストレスに感じているのは、弟のトイレの使い方です。

電気のつけっ放し程度は可愛いものです
- ドアを閉めない
- 水を流さない
- 便器の外にオシッコをする
さすがに毎回じゃないですよ。
でも、1日に何度もトイレ掃除をしなきゃならなくなると『きぃ~~~っ!!』ってなります(笑)。
オシッコが少しこぼれるくらいは日常茶飯事なので、黙って掃除をするんだけど、床が池になるほどやらかした時には、さすがに注意しました。

ごめん、それたぶんオレだわ
『たぶん』だとぉ?
あんた以外に誰がいる!?

汚した覚えはないんだけど、本当にごめん
すっかりしょぼくれ、3回くらい謝りに来ました。
こうなると可哀想になってきます。

うん、わざとじゃないってわかってるよ。これから気をつけてね
と言うしかありませんよね。
若年性認知症の食事マナー
もうひとつ困っているのが、食事の仕方。
もともと箸が上手に使えないので、きれいに食べる方じゃなかったけれど、最近特にひどいのです。
一番よろしくないのは
当然ながら、ポロポロご飯がこぼれます。(--;

注意したこともあるけれど、うるさがるので諦めました
弟の食べこぼしが当たり前になった今では、
これが私の仕事になりました。
踏みつける前に、キレイにしておかなくっちゃね。
この時、ため息ついたり、嫌みを言ってはダメですよ(笑)。
パパの時もそうだったけど、叱ると逆ギレされるので要注意です。
うちのママは、パパにあんなに厳しかったくせに、弟には甘くて、私以上に怒りません。
女親って、そういうものなの?(笑)
【若年性認知症の日常】今日のまとめ
70歳を過ぎて認知症になったパパと、50代で発症した弟。
このように同じ【アルツハイマー型】でも、言動がまったく違います。

もっとも弟が本当に【アルツハイマー】かどうか今でも疑問なのですが
認知症といっても、本人の個性が反映されるので、介護する側も相手に合わせなきゃいけませんね。
つき合いが長いので(笑)次にどう出るか、割と予想できるんだけど。(^^;
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