認知症と年末年始

年明け早々、悲しい報道が続きました。

皆さまのご無事をお祈りいたします。

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季節感のない認知症という病気

さて、家族に認知症さんがいると、だんだん季節の行事とは無縁になってきます。

早い段階から【月日】や【季節】の感覚がなくなり始めるからです。

ひめ

だからこそ、わが家ではイベントを大切にしてきました

家族の記念日や季節ごとの行事には、みんなで出かけたり、食事をしたり。

でもそのうち・・・

 

旅行ができなくなり、

パパはお酒を飲まなくなり、

弟はドクターストップがかかり、

みんなでワイワイ食事を楽しむこともなくなりました。

 

数年前までは、それなりの年末年始を過ごしていたんですけどね。

さらに今年のお正月は、パパ不在。

寂しいです。(--;

 

今年のわが家の年末年始

若年性認知症の弟は、さすがに正月はわかるけれど(笑)、酒が飲めないので元旦から普段通りの食生活。

ひめ

今さら断酒しなくても…

私はそう思わなくもないのですが、弟の飲酒をママが拒絶します。

ひめ

せめて正月くらい

って思うでしょ?

でも。

ママ
ママ

絶対ダメ!!!

と、譲りません。

まぁねぇ、一度飲ませるとキリがないかな。

早期の認知症発症は、おそらくお酒が引き金になってるし、飲み始めたら自分で歯止めがきかないし、飲んでまた奇行に走るかもしれません。

 

そんなわけで、食卓に酒肴を並べることもかなわず。

おせちは小さな二段重ねを選び、料理も最小限しか作らず、私は自室でこっそり隠れて“ひとり宴会”。(^^;

 

もし、弟が

長男
長男

たまには飲みたい

と言えば、私は反対しなかったと思います。

でも言わないんですよねぇ、これが。

 

ママ
ママ

せっかくやめたんだから、寝た子を起こすな!

ママの言う通りでしょうか。

弟は今までに人の一生分以上飲んでいるので、可哀想だけどそっとしとこう。

 

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グループホームのお正月

そして家族以外と迎えた、うちのパパのお正月。

一昨日会いに行ったところ、パパは元気そうでした。

ひめ

前回不機嫌だったのは、調子が悪かったせいかもね

私の顔を見るなりニコッとして、ハイタッチしてくれました。

口を固く閉じて、しゃべる意志がまったくないのだけれど、

『調子はいい?』とか、

『お餅食べた?』などの問いかけに、ちゃんと頷いて答えてくれます。

 

去年のパパは確か、元旦からラジオ体操をしていたはず。

近所の神社に初詣にも行ったよね。

 

今はひとりで立ち上がれず、ひとりで歩くことができません。

この一年でこんなふうになるなんて、誰が想像したでしょう。

 

グループホームでは休みなく、パパの世話をしてくれています。

私たちにはできない介護なので、本当にありがたいと思います。

 

帰り際、

ひめ

パパ、来週は末っ子が帰ってくるよ!次は一緒に来るからね

県外の末弟が帰省するので、そう言うと

パパ
パパ

(コクリ)

と頷き、笑顔になりました。

 

今年のわが家の目標

私はいつも年頭に、自分の目標や年間の計画を立てることにしています。

でもここ数年は、頻繁にトラブルが生じて、それどころじゃありませんでした。

 

問題が一つ解決して、少し落ち着いたかなと思うと、また次の騒動が始まる始末です。(--;

だから今年は、計画を立てるのをやめました
  • あまり無理をしない
  • 家族の健康に気をつける
  • 弟の生活向上も緩やかに

が、とりあえずの目標です。

ひめ

しょぼすぎる~~でも仕方ない

日々、小さな楽しみを見つける。

今年はこれを最大のテーマに掲げようと思います!

あと可能なら・・・

近場でいいので、家族で温泉にでも行きたいなぁ。*^^*

 

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【認知症の年末年始】今日のまとめ

去年は両親合わせて、3回も入院しました。

弟は急激に症状が進み、外出のたびに神経をすり減らしたし。

 

目の前の問題をなんとかしようと躍起になるのに精いっぱいで、クタクタでした。

でも今年は、もう少し自分自身を労わってあげようと思います。

 

私が元気じゃなくっちゃ、家族の世話もできませんものね。

降ってわいたような災いに戸惑うことばかりですが、1日1日大切に暮らしていきましょう。

そのうちきっと、いいこともあるはずです。*^^*

 

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