さて、わが家の認知症パパは、一体いつから暴君に!?(笑)
認知症初期、すでに暴君の片鱗(へんりん)は顔を出していたようです。
「もしかして、認知症?」
「いやいや、そんなはずはない…」
と、せめぎ合っていた当時を、ここで振り返ってみるといたしましょう。
周りの誰かが「認知かも!?」と、感じた時の参考になるかもしれません。^^
「あれっ?」と思ったら、認知症の兆候かも
「うちのパパ、なんだかおかしい」最初にそう感じたのは、何を隠そう、この私。
70歳を過ぎたばかりの頃だったし「まさか」と思いました。
でも、そんなの誰でもあるコトだしね。
その程度のもの忘れは、あまり深刻にならなくても大丈夫だと思います。
同じコトを繰りかえす行動に、要注意
私がいちばん「こりゃ変だ!」と考えたのは、テレビ視聴です。
今も昔も、うちのパパは”テレビっ子”を自称するほどのテレビ好きで、少し前までブルーレイで好きな番組を、自分で録画&再生していたもんです。
そう危機感を持ったのが、2011年(平成3年)の春のコトでした。
だったかな?(笑)以前録画したビデオやDVDで、ノンストップで見ていました。
とにかく、ドラマをほとんど見ない私が、話の筋や挿入歌を覚えてしまうほどだったんだから。(^^;
マジで、気味が悪くなりました。(--;
毎日毎日、飽きもせず同じ場面を見てるので、私はたまらず言ったもんです。

あれぇ、また見てる。パパ、昨日も見てたじゃない

別にいいじゃん。だって面白いもん
他の家族はあきれ顔だったけど、私はパパの行動をひそかにチェックするようになりました。
怒りっぽくなったら、認知症の疑いあり
当時のパパは、リタイアして悠々自適の日々・・・一番上の兄ちゃん夫婦と、田舎で農業をしてました。
毎日車で山奥に出かけ、無農薬の米や野菜を育てたり、鶏を飼って新鮮たまごを食卓に。わが家の食生活を、それは豪華にしてくれたものです。あぁ~あの頃が懐かしい・・・(ToT)
ところが突然、仲良しだった兄ちゃんと大喧嘩です。
それきり田舎に行くのをやめて、お付き合いもジ・エンド。
喧嘩の理由はしょーもないことで、認知症初期同士がやり合ったってコトでしょうね。
(なにせ兄弟みんな、今は認知症ですからね)(^^;
家族は、認知症を受け入れがたい

パパ、なんかおかしくない? 認知症かもしれないよ
ある日、思い切って私はママに言いました。
そしたら見事に、逆上されましたわ(笑)認めたくなかったんでしょうね。

そんなはずないでしょ! 失礼なっ!
その後「頼むから病院に」と言い続けて半年後、パパの言動に手を焼き始めたうちのママがやっと承諾し、パパを「物忘れ外来」に連れて行きました。
近くの病院で、CTとか、MRIとか、一通りの検査を受けたその結果、ドクターに「半年早く気がついていればねぇ」と言われたとか。(マジですか!)
私が病院をすすめたのが、半年前(ToT)・・・でもその頃、病院に行ったところでおそらく、その「半年前に~」と言われたに違いないと思います。
ね、そう思うでしょ? そう思わなきゃ、やってらんない(笑)。
【認知症の兆候】今日のまとめ
そういうわけで、みなさん、<認知症のはじまり>ってヤツが、なんとなくおわかりでしょうか?
- こっちが気になるほど、同じコトを繰りかえす
- 感情の起伏が激しくなって、コントロールできない
うちのパパの場合、最初にあらわれた兆候は、この二つ。
家族にとっては、もの忘れよりも、こっちの症状の方が深刻かもしれません。
なにしろ、ストレスたまります!
今日の認知症パパ語録
ゴキゲンじゃない時の、うちのパパは大変です。
認知症が進んでからは、乱暴なコトばかり言うようになりました。

世の中、バカばっかりじゃ! この阿呆が! 死にゃあええのに!
なんてコトを平気で言います・・・とほほ。
とりあえず今は、面と向かってじゃなくて、その場にいない人の悪口ですけどね。
今日もパパはニュースを見ながら、罵詈雑言を吐いています。(^^;
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