【若年性認知症】の家族会

厳しい残暑にアタマが働かず、SNSもほったらかし。

家族の世話をするだけで精一杯の毎日です(泣)。

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【デイケア】参加者の家族会

今年の暑さは、それだけでストレスがたまりますね。

ご家族を介護している方の負担は、相当なものだと思います。

わかりますよ、その気持ち

あぁ~~、どっかに逃げ出したい!

日頃の鬱憤を、吐き出したい!

 

・・・だからってわけじゃありませんが、先日『若年性認知症の家族会』に参加してきました。

いえ、ただ単に、弟が【デイケア】でお世話になっているスタッフに誘われただけなんですけど。(^^;

 

認知症『家族会』って、よく耳にしますけど、私が出かける場所ではない気がしていたし、どこで開催しているのかもわかりません。

でも今回は、

ご家族同士の連携もあった方がいいと思うので、ぜひ!

と促され、行ってみることに。

【デイケア】での弟の様子も知りたかったしね。^^

参加費用は、200円。

コーヒーと洋菓子付で、2時間です。

 

はてさて、どんな会になるのでしょう?

 

【デイケア】スタッフは精鋭揃い

場所はもちろん【デイケア】と同じ部屋です。

広島市は認知症サポートが割と手厚いのですが、この場所はなんと、市営アパート全体が高齢者専用(単身か夫婦のみ完全バリアフリー)で、医療施設や特養老人ホームが併設されているのです。

もちろん【デイサービス】事業もあり、住居からすぐに通える仕組みになっています。

 

その一角に【若年性認知症デイケア】のスペースが提供されていて、同区画の介護スタッフやボランティアがサポートしてくださっています。

患者さんよりスタッフの方が多いかも?

他にも【デイケア】の責任者である認知症疾患センターの専門員地域包括センター看護師保健師、また家族のサポート専門のスタッフまで勢ぞろい。

ここは認知症関連の精鋭部隊なんですよ!

と言われていたけれど、まさにその通りです。

『つらい立場の【若年性認知症】の居場所を作りたい!』

そんな思いで、7年前にスタートしたそうですが、私の弟にも居場所を作ってくださって本当にありがたいです。(ToT)

 

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【若年性認知症】家族の悩み

ところで、今回の『家族会』には、私を含め4家族が出席していました。

奥様が2人、お母様が1人、姉2人の内訳です。

 

みなさん弟と同じように、50代半ばの発症でした。

今回は男性患者の家族ばかりで、2人は現在60過ぎ。

1人は弟と同じ年、なんと職場も同系列会社で、最近休職したそうです。

 

症状は似たり寄ったりです。

季節や日時がはっきりせず、一人では移動が困難、出歩かず引きこもりがちって感じかな。

 

認知症になって数年が経過する60代の方は、週1~2回の勤務先があったり、ショートステイを利用したり。

  • 夜中に出勤しようとして、家族が眠れない
  • 買物に行って、支払いができない

などの悩みがご家族の負担になっていました。

これはキツイな・・・

奥様が涙ながらに語るので、本当に気の毒になりました。

 

だからショートステイの日が近づくとホッとするんです。でも主人に申し訳なくて

いや、全然申し訳なくないですよっ!

 

それに、どうしても口調がきつくなってしまって…夫婦って、お姉さんみたいに寄り添えないんです

ははは・・・。

私は、うちのパパのおかげで免疫ついてるだけなんで(笑)。

それに『わが家もママが一番キツイです!』・・・と思ったけど、言いませんでした。

 

やっぱり夫婦は他人ですな(笑)。

 

【若年性認知症】でも、快適に暮らせるように

みなさん一様に悩みや不安を抱えていて、その一人ひとりの言葉に、スタッフが共感し丁寧に答えてくれました。

私が一番感動したのは、移動手段のサポート警察対応

 

★移動手段については、まず

1.公共交通機関への協力

【デイケア】沿線の市電にお願いして以来、利用時間になると職員さんがサポートに出てきてくれるように。

また、介助対象者だとわかる身分証を携帯するなどの対策も練っているそうです。

 

2.移動支援の要請

これは先日、弟が拒否した民間業者との連携ですが、なんとそのスタッフを【デイケア】に呼ぶことに成功!

まず支援してもらう方と仲良くなってもらうことから始めましょう

ナイス・アイデア!(^-^)b

そうやって自然と一緒に行動するようになれば最高ですね!

 

★警察対応については

1.【認知症】の行動を理解してもらう

たとえば【認知症】の万引きは『万引き行為』ではありません

単に『お金を払い忘れているだけ』なので、犯罪ではないのです。

警察へは私たちが対応しますから、安心してくださいね

と言っていたけれど、日頃から警察署と良い関係を築いているそうです。

エリア外はわかりませんが、この界隈の警察はとても理解があって協力的なんですよ

う~ん、なるほど。

以前うちのパパが徘徊した時も、おまわりさんがとても親身になってくれたのを思い出しました。

彼女たちの努力の賜物かもしれません。*^^*

 

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【若年性認知症の家族会】今日のまとめ

私の弟は、やっぱり毎日ゴロゴロしています(笑)。

今は暑いし、みんな同じだろうけれど。

 

でも【デイケア】を嫌がらなくなったのは、大きな一歩だと思っています。

それを今回伝えると、みんな喜んでくれました。

弟さんは内気ですけど、最近よくしゃべるし、笑顔も多くなっていますよ

家族にとっては週に一度だけでも、ありがたいことです。

 

『でも、もう少し外で活動できたらいいのですが…』

と、相談すると

仕事の提案もできますから、時期を見てご本人の意向を聞いてみますね

仕事といっても、施設の利用料と賃金で相殺される程度ですが、本人が元気に過ごせる場所を提供してもらえるだけで十分です。

 

もうすぐ秋(たぶん…)。

弟が今より活動的に過ごせるようになれば、私たち家族もうれしいです。

 

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